若きプロフェッショナルたちへ
プロフェッショナルとして歩みはじめた若手音楽家を対象とした、オペラと室内楽の二部門からなるアカデミーを開講しています。
世界の第一線で活躍するアーティストに学ぶのみならず、定期的に開かれる勉強会に参加して研鑽を積み、ブルーローズ(小ホール)公演で成果を発表します。
アカデミー・ディレクター:堤剛(チェロ、サントリーホール館長)
1993年開講。2011年より元テノール歌手で指揮者・声楽指導者のジュゼッペ・サッバティーニをエグゼクティブ・ファカルティに、また、天羽明惠・野田ヒロ子(ソプラノ)、櫻田亮・今尾滋(テノール)、増原英也(バリトン)、古藤田みゆき(ピアノ)、森田学(言語学/音楽学)をコーチング・ファカルティに迎えて開催しています。
ジュゼッペ・サッバティーニの薫陶を受けた若き声楽家とピアニストのためのプリマヴェーラ・コースとアドバンスト・コースを開講。毎年1回、研鑽の成果を披露しています。
オペラ・アカデミー公演は、ブルーローズ(小ホール)の空間を活かしたオペラを上演。オペラティック・コンサートは、アカデミー修了生と現役生、コーチング・ファカルティが名オペラの重唱を披露します。
春恒例の無料イベント「オープンハウス」や10月の「ARK Hills Music Week ロビーコンサート」をはじめ、サントリー美術館でのコンサートや赤坂区民センター主催の「ふれあいコンサート」にも定期的に出演しています。また、2017~19年度の港区立小学校4年生を対象とした「港区&サントリーホール ENJOY! MUSIC プロジェクト」では、事前授業の講師として各小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
2010年開講。アカデミー・ディレクターの堤剛(チェロ)を中心に、原田幸一郎・池田菊衛・花田和加子(ヴァイオリン)、磯村和英(ヴィオラ)、毛利伯郎(チェロ)、練木繁夫(ピアノ)をファカルティに迎えて開催しています。
毎年開催する室内楽の祭典「チェンバーミュージック・ガーデン」で、室内楽アカデミーの若手演奏家たちが世界の一流音楽家や聴き手とともに、室内楽の楽しさと深みを分かち合います。
若手室内楽演奏家の育成、富山県の音楽芸術の振興を目的とする「とやま室内楽フェスティバル」と連携して、多彩な音楽活動を行っています。室内楽を身近に楽しめる演奏会や、アマチュア演奏家を対象としたクリニック開催のほか、アカデミーの宿泊セミナーも行っています。
ヨン・シュー・トー音楽院(シンガポール国立大学)との共同事業としてアンサンブルで国際交流を図る他、近隣の赤坂区民センターで開催する「ふれあいコンサート」への定期的な出演や、学校や美術館などの公共施設で行うアウトリーチコンサートなど、様々な組織と一緒に公演を行っています。
ウィーン・フィルのメンバーは伝統を若い人に伝えたいという強い意志のもと、後進の指導に積極的に取り組んでいます。ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン期間中、楽団の奏者を講師に迎えて、一般より受講生を募集し、公開レッスンを行います。