こぎんと紅型-サントリ-美術館館蔵品展-
1979年12月4日(火)~1月27日(日)
仕事着を意味するこぎんは、丹念な刺子の技が施された津軽の素朴な装飾です。沖縄で産する華やかな色彩の紅型とは、同じ染織でありながら大きく違うといえましょう。両者を中心に、吉例の館蔵品を主として展示します。
1979年12月4日(火)~1月27日(日)
仕事着を意味するこぎんは、丹念な刺子の技が施された津軽の素朴な装飾です。沖縄で産する華やかな色彩の紅型とは、同じ染織でありながら大きく違うといえましょう。両者を中心に、吉例の館蔵品を主として展示します。
1979年10月9日(火)~11月25日(日)
秋草の優しく可憐な姿は、歌に詠まれると同時に絵や料紙、工芸意匠のモチーフとして平安朝以降盛んに取り扱われてきました。桃山時代の高台寺蒔絵や琳派の絵画作品を中心に、秋草を描いた優品の数々をご紹介します。
1979年8月7日(火)~9月30日(日)
室町から江戸にかけて庶民文化とともに発展したおとぎ草子、それを題材として描かれた奈良絵本の展覧会です。奈良絵本に関する国際シンポジウム開催を記念して、英米を主とする海外所蔵本約40点を特別展示いたします。
1979年6月5日(火)~7月29日(日)
型絵染の第一人者である芹沢けい介氏は、古今東西にわたる工芸品の蒐集活動においてもまた著名であり、その所蔵総数は2000点以上にものぼります。その一部を、氏自ら創作した会場の構成とともにご清覧ください。
1979年4月3日(火)~5月27日(日)
広義には朱漆塗器物の総称である根来塗は、狭義には唐物の形を写した塗り物を中心に、中世器物の特色をみせる漆器を指すともいえます。その姿や肌理、朱の中に現れた中塗の黒の効果などをお楽しみください。
1979年2月6日(火)~3月25日(日)
刺繍が活発な表現の場を掴むのは近世初頭、能装束や小袖において、織りや染めが融合した服飾美をつくりあげたことによります。桃山・江戸期の能装束・小袖・帯・袱紗を並べ、刺繍で飾られた意匠の粋をご紹介します。
1978年12月5日(火)~1月28日(日)
現代日本において生活様式の均一化が進む一方、くらしの美への希求は多様化しているようです。そうした関心に応えるべく、当館所蔵品を活用し、広い階層の人たちの生活から生まれた多彩なくらしの美を浮彫りにします。
1978年10月10日(火)~11月26日(日)
「明星」に代表される明治の浪漫主義は、自我の自由な飛翔を求める大正期の作家たちに継がれました。日本画・洋画・版画・工芸・ポスターなどを幅広く展示し、近代市民文化を背景に花開いた大正の時代精神を探ります。
1978年8月22日(火)~10月1日(日)
塗り物の伝統の中で、堅牢さと美しさで際立つのは津軽塗と輪島塗といえるでしょう。特に、津軽塗では手の込んだ変塗が、輪島塗では丈夫な塗と沈金が特徴的です。地方工芸の粋たる両者の優品90点余をご紹介します。
1978年7月4日(火)~8月13日(日)
奇抜で大胆な意匠をもつ狂言装束は、伝統や格式にとらわれない場合における、日本のデザイン思考と感覚の一面を示します。狂言装束のうち素襖と肩衣を選んで、型染という染織技法の点からもその面白さを眺めました。
1978年5月16日(火)~6月25日(日)
江戸時代におけるスケッチの真価は、南画をはじめとする風景スケッチに求められます。南画における、いわゆる真景図を中心に、風景画や写生画など、日本各地の自然景観を新鮮な眼で捉えた作品の数々をご紹介します。
1978年3月21日(火)~5月7日(日)
焼き物のうち最も単純な形をとりながら、造形的表現においては手法や意匠に最も複雑な変化をみせた、日本の壺。縄文時代から現代にいたるまでの、個性と表情を豊かに発現した壺の秀作100点を厳選して展示します。
1978年2月4日(土)~3月12日(日)
民画は民衆の間に生まれ、民衆に愛された、名もない絵師の手になる絵画です。その定義はまだ固まらぬようですが、当館では参詣曼荼羅、絵馬、大津絵、泥絵、ガラス絵、石皿などから作品を選び、一つの線を示しました。
1977年12月10日(土)~1月29日(日)
文化の担い手に農工商層が加わった近世以降、生活の中の美術には新たな生気が溢れました。生活の各相を示す組合せを考慮しつつ、日本人のくらしの美への工夫と努力のあとを、当館の近世コレクションによって辿ります。
1977年10月25日(火)~12月4日(日)
わが国の七宝の歴史は古く遡りますが、鐔・小道具や引手・釘隠など生活用具に独特の趣をみせるようになったのは、近世以降のことになります。この種の展観の決定版とすべく、古代から明治にいたる七宝の遺品を展示します。
1977年8月31日(水)~10月16日(日)
沖縄に育った生活芸術のうち、もっとも強烈に個性を発散させるのは紅型・藍型などの染織工芸であるようです。沖縄開発庁と共催し、紅型・藍型を中心に芭蕉布絣、花織、ミンサーなどの織物も広く蒐めてご紹介します。
1977年7月16日(土)~8月25日(木)
1976年に当館で開催した「乾隆ガラスと薩摩切子」展を引き継いで、本展では近世ガラス器の発祥地となった長崎の吹きガラスと、本格の仕事で和趣をみせる薩摩切子、それのもとになった江戸切子などをご覧に入れます。
1977年5月31日(火)~7月10日(日)
国立グランパレ美術館において開催された、芹沢けい介パリ展出品作品の帰国を記念して、本展開催の運びとなりました。型絵染で無形文化財保持者の栄誉に輝く氏の染色作品に一貫した、滋味豊かな個性をお楽しみください。
1977年3月29日(火)~5月22日(日)
水や酒を貯え注ぐ、生活に欠くことのできぬ器である瓶。古代エジプトから19世紀まで、世界各地の瓶が一堂に会しました。ガラス蒐集で高名なアメリカのコーニングガラス博物館より、ガラス器28点が特別出陳されます。
1977年2月1日(火)~3月21日(月)
更紗という言葉にはエキゾチックな、そして郷愁を誘う響きがあります。本展ではインド・ジャワの作品を中心に、ヨーロッパ、さらにこれまでほとんど紹介されたことのない近世日本の製品までを集め、更紗の歴史を概観します。
1976年12月21日(火)~1月23日(日)
開館15周年記念展、第2部といたしましては、「生活と遊楽の風俗」をテーマに働く風俗・遊ぶ風俗を取り上げます。職人尽図屏風や遊楽図屏風をはじめ、浮世絵版画にみられるような、温かい人間描写をお楽しみください。
1976年11月16日(火)~12月19日(日)
1961年11月、丸の内で開館した当館は、今年で15周年を迎えます。その記念展として、近世風俗画コレクションの中から、まずは「風景の中の風俗」をテーマに、名所絵や四季絵を中心とした名品の数々をご覧に入れます。
1976年9月14日(火)~11月7日(日)
日本独特の芸術である生け花の発展と競うようにして、花のうつわの制作そして舶載にも力が入れられてきました。本展では花の名器を中心に、様々な生け花の絵図を展示し、古い時代における花と器の関係を偲びます。
1976年7月13日(火)~9月5日(日)
明治・大正・昭和を通じて代表的彫刻家であった朝倉文夫氏は、一方で有名なガラスのコレクターでもありました。同氏遺愛のコレクションから乾隆ガラスと薩摩切子を選び、それに江戸切子・長崎ガラスを加えて展観します。
1976年5月18日(火)~7月4日(日)
能衣裳や小袖などといった高級品から一般の日常着・野良着にいたるまで、藍染めは今も昔も幅広く愛用されています。特に身近な染織作品を中心として、初夏の色としても楽しまれる藍色を、最も映える季節にご紹介します。
1976年3月30日(火)~5月9日(日)
墨一色か、わずかな淡彩を加え描かれた墨絵は、多色の絵にはみられぬ表現と内容を具えて東洋のみの独自の地位を占めております。桃山から現代までの墨絵を集め、技法に秘められた日本の心や自然観照の姿を眺めます。
1976年2月10日(火)~3月21日(日)
江戸期の浮世絵版画の伝統を力とした大正期の版画家たちの新鮮な仕事は、今日的な発展をみせています。大正期のみずみずしく多彩な版画の世界を、伝統版画と創作版画の作家、60人の作品によってお楽しみください。
1975年12月6日(土)~2月1日(日)
当館所蔵の華やかな染織品の数々より、特に江戸時代の能衣裳・小袖を中心として展示いたします。素朴な意匠をもつ津軽こぎんや、櫛・簪などの装飾品、香合・香炉・人形など、日常を彩った品々をあわせてご覧ください。
1975年10月14日(火)~11月23日(日)
1974年モスクワにて開催された、当館の「近世日本の生活美」展の交換展です。ザゴルスク・コローメンスコエ両博物館所蔵のイコンをはじめとする優品約200点、いずれも日本初公開の品々による、実に珍しい展覧会です。
1975年8月26日(火)~10月5日(日)
型紙によって文様を染め出す型染めに強烈な個性が発揮されたのは、江戸期に入ってからのことです。型彫師たちの腕と感覚によって生み出された、鎌倉から江戸、現代にいたる型紙を展示し、そのデザインの美を見直します。
1975年7月8日(火)~8月17日(日)
文化の創始期を代表し、近代文明に侵されぬ環境のもとに生まれた原始芸術は、現代人にとって限りない魅力となっております。太平洋をとりまく民族の土器・土偶・仮面・生活用具・祭具を集め、原始芸術の急所を探ります。
1975年5月22日(木)~6月29日(日)
丸の内から赤坂に移転して初の展覧会、新館開館記念展となります。当館の所蔵品によって、生活の美を追った人たちの歓びの軌跡を辿るとともに、花鳥や風景を描く作品を通して日本人の自然への愛情の深さを探ります。
1975年1月28日(火)~3月15日(土)
1972年に他界した鏑木清方画伯を偲ぶ、3年間にわたる展覧会の最終展です。「築地明石町」「三遊亭円朝像」をはじめ名作の数々をご紹介する本展をもって、当館の丸の内における展示活動も終了の運びとなりました。
1974年11月19日(火)~1月19日(日)
新年の恒例ともなりました、当館所蔵品の展観です。本展では新たに蒐集した作品を中心に、焼物や版画、屏風に織物など、絵画・工芸と幅広く生活に関わる美術を展示して、当館が現在有する美の粋をご覧に入れます。
1974年10月1日(火)~11月10日(木)
1549年、フランシスコ・ザビエルの来日によって日本にもたらされたキリスト教は、ヨーロッパ文化を広める媒体ともなりました。当時のキリシタン関係の美術工芸品から、日本人の宗教的感情や西欧文化摂取の姿を探ります。
1974年8月13日(火)~9月23日(月)
信濃(長野)は日本の中間に位置するため、地域によってそれぞれの文化の影響を受けてきました。長野・上田を中心に長野県東北部の信濃路に焦点をあわせて、風俗と結びついた信仰の様相、および信州民芸の美を紹介します。
1974年7月2日(火)~8月4日(日)
関西の代表的財界人、文化人として活躍された故小林一三氏の遺愛品を収める逸翁美術館より、従来門外不出であった所蔵品の数々が初出張いたします。茶道関連作品を中心に厳選された、名品70点余をご清覧ください。
1974年5月21日(火)~6月23日(日)
津軽こぎんは津軽地方の農村女性が、晴着あるいは仕事着として自家用に刺したものです。本展では櫛引家のコレクションに当館の分をあわせ、同じ津軽こぎんでも地域によって文様の変化をみせる様相をご覧に入れます。
1974年3月30日(土)~5月12日(日)
桃山時代は天正・文禄と慶長・元和に分けて考えることができますが、後期は前期の様式を洗練させ、著しく個性化した芸術を生み出しました。絵画・書・工芸など100点余を幅広く展示し、清新溌溂とした慶長の美を探ります。
1974年2月5日(火)~3月21日(木)
鏑木清方画伯の忌日の時期に、その画業を偲ぶべく開催される「回想の清方」第2回展です。本展では特に、肖像画と着物のデザインに焦点をあてました。江戸・明治の佳き品格を有するユニークな清方芸術をお楽しみください。
1973年11月27日(火)~1月27日(日)
日本人の生活における美のかたちとこころを探るべく、当館は活動してまいりました。その具現であるコレクションの数々を、「正月風俗図屏風」「ヴェネツィアガラス舟形酒注」などの新収蔵品を中心にお目にかけます。
1973年10月2日(火)~11月18日(日)
大正は、いわゆる大正デモクラシーの風潮を背景に、自由をスローガンとする近代市民文化が展開した時代です。絵画、版画、彫刻、出版物などの展観を通して、自由な近代精神の中で育った美術や生活文化を探ります。
1973年8月11日(土)~9月23日(日)
数多くの古墳や古刹に彩られた吉備路には、備前焼をはじめとして、明治大正に現れる花莚、そして夢二芸術など、独特の文化が息づいてきました。いくたの歴史的変遷を経て生まれた、香り高い吉備路の美をご紹介します。
1973年6月30日(土)~8月5日(日)
掛け袱紗は主に贈答品にかける飾りの布帛で、江戸時代以降公家・武家・町方を通して盛んに用いられました。染め、刺繍、織り、友禅、紅型など、江戸時代から明治時代にかけての色彩豊かな優品、約60点を展示します。
1973年5月15日(火)~6月24日(日)
鬼や天狗、おかめ、ひょっとこに代表される土俗面は、古くから日本の村や町で、庶民の中から生み出されてきました。民衆の心を自由奔放にうたいあげた、様々な表情を持つ野趣ゆたかな土俗面、140点が一堂に会します。
1973年3月20日(火)~5月6日(日)
職人の働く風俗を画題としたものに、いわゆる職人尽があります。本展では、この職人尽絵の系列を中心に、名作絵巻から浮世絵版画、またそれらを意匠化した工芸品などを広く集め、日本の労働のすがたを探ります。
1973年2月3日(土)~3月11日(日)
1972年3月5日、鏑木清方画伯が逝去されました。この「回想の清方」展は1年ごとに3年間、毎回陳列品を入れ替えて連続同時期に開催するものです。第1回展たる本展では、画伯の遺作、約70点を展示いたします。
1972年11月28日(火)~1月28日(日)
本年の新収蔵品のお披露目もかねた、年末年始恒例の展覧会です。「阿国歌舞伎図屏風」をはじめとする屏風3点、浮世絵版画20点、津軽こぎん32点、沖縄漆器15点といった、特色ある新収蔵品の数々をご覧ください。
1972年9月26日(火)~11月19日(日)
白地に藍の絵模様が描かれる染付は、明るい爽やかさが魅力です。西アジア産のコバルトを用いて中国で生まれ、日本・東南アジア各地・中近東・ヨーロッパへと拡がった「染付の道」を辿り、東西文化交流の様相を探ります。
1972年8月12日(土)~9月17日(日)
現在の山形県の西側、日本海に面した庄内は、昔から米どころとして聞こえる豊かな土地です。松尾芭蕉も庄内を慕って、羽黒山、鶴岡そして酒田へと旅しております。庄内の風土を感じさせる品々、90点余を紹介します。
1972年7月8日(土)~8月6日(日)
ジョルジュ・ビゴーはフランスの画家で、明治15年(1882)に来日し、当時の日本の風俗を巧妙な漫画で風刺しました。ウェットに富んだ作品の数々を通して、自称「パリ生まれの江戸っ子」、ビゴーの人間性を追求します。
1972年6月3日(土)~7月2日(日)
爽やかな肌ざわりと親しみ、そして上品な模様をもつ小千谷ちぢみは、染織品の魅力を最高度に発揮しています。小千谷の名家西脇家のご好意により、江戸から明治にかけての小千谷ちぢみの優品、50点余が集まりました。
1972年5月11日(木)~5月31日(水)
5月15日、沖縄の本土復帰を記念して、首里城や円覚寺などの建造物をはじめとする、今日では失われた沖縄文化財の写真を展示します。大正年間に鎌倉芳太郎氏が撮影した、写真芸術としても見逃せない貴重な記録です。
1972年3月28日(火)~5月7日(日)
徳川時代、"武士の都"江戸に対し、"町人の都"として発達した大阪。現実に即した上方町人文化の精神は、明治の世にも力強く息づきました。美術工芸・文学・芸能・行事・名物など様々に集め、明治の大阪の姿を再現します。
1972年2月19日(土)~3月19日(日)
近世風俗画における庶民的愉しみの関心と視点は、集団的なものから一人立ちの美人へと移行し、寛文美人画誕生の運びとなりました。寛文美人図の展観を通して、寛文の時世粧および、いわゆる美人画の典型を探ります。
1972年1月2日(日)~2月13日(日)
自然主義的な表現を特色とする文様に慣れた我々の目には、異様な曲線の組み合わせになるアイヌの文様は新鮮な魅力です。札幌の児玉コレクションを中心に、衣服や器物を飾るアイヌの文様の数々をご覧に入れます。
1971年11月16日(火)~12月23日(木)
10周年記念特別展、後期の展観では見る楽しさを、風俗画と、見た目の美しさに特色を発揮するわが国の飲食器に求めてみました。重要美術品「舞踊図」「色絵寿老人図大皿」をはじめとする、当館名品の数々をご覧ください。
1971年10月2日(土)~11月14日(日)
生活の中の美を基本テーマとして様々な展観を試み、またそれに即した絵画・美術品を蒐めてきた当館も、今年で10周年を迎えます。10周年記念特別展の前期は飾る楽しさの姿を、自らを飾る衣装と部屋を飾る調度に求めます。
1971年8月21日(土)~9月23日(木)
熊野は山岳重畳の神秘的な地形を備え、早くから宗教的霊地とされていました。三山への熱烈な信仰を物語る美術工芸とともに、太地における捕鯨の資料、南紀で彩管をふるった芦雪の画幅、この地方の民具などを展示します。
1971年7月3日(土)~8月15日(日)
金沢では昔から嫁入りのとき、縮緬や羽二重の美しいのれんを持ってゆく風習があります。美しいもの好きな金沢の女たちの情味がこもった加賀のれんを、諸家に伝わる江戸・明治・大正期のものから選んでお目にかけます。
1971年5月15日(土)~6月27日(日)
江戸末期の逞しい庶民文化、その意気地と気風を錦絵の上で強力に代弁した歌川国芳。美人画・役者絵・武者絵・世相画・風景画など様々なジャンルに挑んだ国芳の、怪奇と幻想、ユーモアと風刺溢れる画面をお楽しみください。
1971年3月16日(火)~5月5日(水)
白・緑・黄に彩られた清雅な陶器である三彩は、中国に始まって唐三彩・遼三彩・明三彩を、日本に伝わって奈良三彩を、遠く中近東でペルシャ三彩を生み出しました。三彩のアジアにおける、美の説得と感化のあとを辿ります。
1971年1月23日(土)~3月7日(日)
中国の堆朱などの彫漆器から影響を受けて鎌倉時代に始まった鎌倉彫には、彫りと漆の情感に、文様の中世的閑寂さが加わった独特の魅力があります。家庭用具・仏具・茶道具など、各種の鎌倉彫の名品を幅広くご紹介します。
1970年11月17日(火)~1月17日(日)
この1年間に新しく収蔵した「京名所図屏風」「扇の絵づくし」など12点のご披露をかねた、年末年始恒例、館蔵品のみの展観です。生活の中の美を見つめ続けてきた当館の歩みを具現する、コレクションの数々をご覧ください。
1970年9月26日(土)~11月8日(日)
桃山・江戸期における主としてヨーロッパの国々との間でかわされた美術貿易の遺品と、その影響下で西と東に生まれた美術品、また当時の海外通商の歴史を語る資料を展観して、近世文化交流の華やかな様相を再現します。
1970年8月8日(土)~9月13日(日)
古くは大陸文化流入の地であり、進んだ先史文化を物語る遺跡や遺物に恵まれた筑紫(現在の福岡県)は、菅原道真が祀られる地としても有名です。古美術品や民芸品など、土地の香りを強く発する品々を集めました。
1970年6月27日(土)~8月2日(日)
白と黒で表現される絵としては白描図像・白描絵巻・水墨画などがありますが、最も日本的な情緒にあふれるものは、平安時代にはじまる白描のやまと絵といえます。国宝「鳥獣戯画」を中心に、その清雅な趣をご静観ください。
1970年5月12日(火)~6月21日(日)
永い歴史をもつ日本の染色技術のうちで、日本的なよさと美しさを最高度に発揮したのが友禅染といえましょう。多彩な友禅染の優品をはじめとして、小袖・屏風・掛幅・雛形本を揃えて展観に供し、その発生と展開を辿ります。
1970年3月17日(火)~5月3日(日)
近世以降、わが国の髪型は独特で多彩な姿を見せるようになります。そうした髪型の歴史的展開を慶長から大正の美術作品によってとらえ、化粧関係の調度・用具類も展示して、日本女性のおしゃれの年代的流れを概観します。
1970年1月27日(金)~3月8日(日)
祇園祭の山鉾、その山や鉾の周囲を飾り立てる胴掛・前掛・後掛は、日本・中国・朝鮮・中近東・ヨーロッパ製など幅広く、まさに近世染織品の一大集群といえます。名品約20点とともに、山鉾29台の模型も併せて展示します。