生活の中の美 サントリー'70展
1969年11月18日(火)~1月18日(日)
生活を美しく豊かに彩ろうとする日本人の感情は、絵や書、工芸相互の境界を曖昧にしてきました。そういった特色の一端を示すべく、重文「桐竹鳳凰蒔絵文台・硯箱」など新収蔵品19点を中心に、当館の収蔵品をご紹介します。
1969年11月18日(火)~1月18日(日)
生活を美しく豊かに彩ろうとする日本人の感情は、絵や書、工芸相互の境界を曖昧にしてきました。そういった特色の一端を示すべく、重文「桐竹鳳凰蒔絵文台・硯箱」など新収蔵品19点を中心に、当館の収蔵品をご紹介します。
1969年9月23日(火)~11月9日(日)
元禄時代、京・大坂・江戸の三都はめざましい発展をみせ、経済・文化・日常生活においてそれぞれに個性が打ち出されました。町人たちによる生命感あふれる文学や芸能、そして美術を、江戸と上方で対比的にとらえます。
1969年8月2日(土)~9月14日(日)
本州の北の端に位置する津軽は、弘前を中心とする青森県の西半部をさします。蓑虫の文人画・凧絵・津軽塗・悪戸焼・下河原焼・こぎん・けらなど、いずれも驕りや卑屈さのない明るさに満ちた、津軽の素朴な美をご覧ください。
1969年6月21日(土)~7月27日(日)
近世、オランダや中国のガラス技術は、長崎から大坂、江戸、また薩摩へと伝わり、日本ガラスの優品が多数作り出されました。江戸から明治期のガラス容器、ガラスのくしやかんざし、ガラス絵に至るまで広く蒐めて展示します。
1969年5月10日(土)~6月15日(日)
天保3年(1832)に保永堂から出版された安藤広重の「東海道五十三次」は、日本風景版画の歴史に一大画期をもたらした不朽の名作です。保永堂版と後の隷書版を並べてその全てを展観する、空前の展覧会となります。
1969年3月18日(火)~5月4日(日)
最古の具象芸術である土偶は、その瑞々しい土の造形でもって原始の人間像を表しています。全国各地から土偶・土面ならびに岩偶や様々な動物を描く上古の彫刻まで、未公開の優品・珍品を含む約300点を一堂に集めました。
1969年1月25日(土)~3月9日(日)
おとぎ草子は庶民台頭期の室町時代を背景に生まれた、民俗説話を基底とする各種の絵巻、冊子類の総称です。型にはまらずのびのびとした、庶民的な親しみに溢れるおとぎ草子のうち、代表的な作品約50点をご紹介します。
1968年11月16日(土)~1月19日(日)
「誰が袖図屏風」や、懐月堂度辰の肉筆浮世絵「美人図」など、この1年間で新たに収蔵した9点を中心とする、新春恒例の当館コレクション展です。"生活の中の美"をテーマに掲げた、当館の現在の姿をご清覧ください。
1968年9月24日(火)~11月10日(日)
中国やルソンなどの南方地域と早くから交流のあった沖縄では、多彩な模様染の紅型をはじめ、魅力的な工芸作品が多数生み出されました。染織、漆器、陶磁作品など約100点を展示し、沖縄工芸芸術の粋をご覧に入れます。
1968年8月17日(土)~9月15日(日)
同年6月からメキシコシティの国立芸術院にて、メキシコ文化オリンピック事業の一環として開催された、当館の「日本伝統美術展」の帰国展です。メキシコで大好評を博した、生活にまつわる日本美術の数々を展示いたします。
1968年6月29日(土)~8月11日(日)
出雲は古代日本の政治や宗教の中心地であり、多くの神話とともに遺物を伝えております。独自の地方文化を持つ出雲、そして茶道の栄えた松江から、古代の遺物や美術品、茶器、民具など、地方色豊かな品々をご紹介します。
1968年5月11日(土)~6月23日(日)
染模様の中でも殊に魅力にあふれるのは、優艶な柄や色合い、甘美なぼかしなどが醸し出す独特の情感をもつ、絞りではないでしょうか。辻ヶ花や匹田をはじめとする打掛や小袖の優品、約60点を一堂に集めて展示します。
1968年3月9日(土)~5月5日(日)
日本の文様ははるか古代より存在し、また一貫した流れを示しています。本展では、縄文・弥生・古墳時代の土器や埴輪、銅製品、装身具などを展示し、未だ型にとらわれることない、奔放で神秘的な原始の文様をご覧に入れます。
1968年1月23日(火)~3月3日(日)
日本では木造の彫刻や建築と並んで木工芸が古くから発達し、木の肌の美しさ、暖かみを細工で生かし、洗練を深めてきました。古代から近世におよぶ日本の木器を幅広く集め、木に対する独特の感覚と技術の歴史を辿ります。
1967年11月21日(火)~1月21日(日)
昨年開催した「開館5周年記念特別展 生活の美術」の大好評をうけて、今後年末年始に当館の収蔵品のみによる展観を実施することになりました。別項にて、重文「善教房絵詞」をはじめとする新収蔵品を披露いたします。
1967年9月9日(土)~11月12日(日)
鎌倉・室町期の絵巻物から光琳・抱一の屏風や扇面、浮世絵では春信・清長、さらに明治以降は夢二を加えて、絵画を中心に蒔絵の文房具や飲食器、調度品、また小袖など、抒情味ゆたかな作品約120点をご紹介します。
1967年7月15日(土)~9月3日(日)
藍の色合いが冴える夏の時期、日本・中国・朝鮮の染付を中心にオランダ・ペルシアなどの藍のうつわを集めました。国や時代によって異なる、きびしさ、清らかさ、あるいはとぼけた趣など、藍のうつわの様々をご覧ください。
1967年5月13日(土)~6月30日(金)
室町から桃山にかけて多くの武人画家が現れ、専門画人とは異なる動きと気魂に溢れた作品を遺しました。宮本武蔵、海北友松らの絵画をはじめ、陶磁器・蒔絵・鐔・武具などを通して、戦国武将と美術との繋がりを眺めます。
1967年3月4日(土)~5月7日(日)
長崎は、近世の日本が世界に開いた唯一の窓として、ポルトガル・オランダ・中国などの文化をとりいれてきました。絵画のみならず陶器、漆工、ガラス、刺繍などを一堂に集め、近世日本の文化の触手たる長崎の姿を探ります。
1967年1月3日(火)~2月26日(日)
厳島、竜田川、吉野山など、歌に詠まれた名所の姿は季節や人の営みを加えて、古くから絵画に描かれ、また工芸の意匠として用いられてきました。王朝の名所絵の流れをくむ作品を広く集め、日本各地の美をご覧に入れます。
1966年11月2日(水)~12月23日(金)
サントリー美術館の開館5周年を記念して、当館収蔵品による「生活の美術」展を開催します。初公開となる「祇園・山王祭礼図屏風」「鼠草子」をはじめ、絵画・工芸作品70点余を通して、当館5年間の歩みをご覧ください。
1966年9月10日(土)~10月23日(日)
西日本の弥生式土器は斉一的で清楚な趣を有しており、東日本では縄文式土器の流れをくんで華麗な趣をもっています。一つ掘り下げて弥生式土器を眺め、西と東で異なるその様相のうち、特に東の縄文的な容姿を見直します。
1966年7月23日(土)~9月4日(日)
庶民の間で生まれ、育った縞と絣。その技法は古くからありましたが、一般化したのは近世になってからです。すっきりした縞と涼しげな紺と白の絣を各方面から集め、それに縞文様の器物を加えて異色の展観を試みました。
1966年6月14日(火)~7月17日(日)
四周を海で囲まれたわが国では、文化の足として船が大きな役割を果たしてきました。船を描いた屏風や絵巻をはじめ、船の模型、船箪笥、船徳利、また海の生活具などを展示し、日本の船の変遷と海上生活の昔を偲びます。
1966年5月14日(土)~6月12日(日)
竹は古来より最も東洋的な画題の一つとして、四君子・歳寒三友・竹林七賢などの画面に描かれてきました。日本の古美術にあらわれた竹の絵、竹模様の工芸品、竹製調度品など、日本独特ともいうべき竹の美術を眺めます。
1966年3月19日(土)~5月8日(日)
近世以降、急速な発達をみせた日本の民具を、町や村での生活や職業の用途に分けて展観します。暮らしの智恵の結晶たる民具の素材・形・装飾に、町と村との違いや気候風土の相違がもたらした多彩な変化をご覧ください。
1966年2月1日(火)~3月13日(日)
書は心の画と申しますが、手紙はそれを書いた人の心や暮らしをそのままに映し出します。日本の昔の手紙を通して有名無名の人々の生活を偲び、また同時に硯箱や文箱などを展示して、手紙を取り巻く遠い昔の姿を探ります。
1965年11月23日(火)~1月30日(日)
日本では江戸時代に入ると、家々で正月の晴着として美しい小袖を揃える風習が盛んになりました。鶴亀、松竹梅、鳳凰、宝船などといったおめでたい意匠のものを中心に、華やかな正月小袖の優品約50点をご紹介します。
1965年9月25日(土)~11月14日(日)
1962年に開催した「明治の生活美術」展をうけて、同じく鏑木清方画伯に企画・構成をお願いしました。江戸が東京と改まってから百年の今日、西洋的と東洋的、近代的と封建的なものが色濃く対立した明治の東京を偲びます。
1965年8月7日(土)~9月19日(日)
能登(現在の石川県)は古くから海運の要所で、江戸時代には千石船によって輪島塗などが積み出され、伊万里やギヤマンといった各地の物産がもたらされました。幕藩時代の遺物の数々を通して、近世の能登を再訪します。
1965年7月3日(土)~8月1日(日)
四方を海に囲まれた日本は、文化的にも産業的にも海から大きな恩恵を受けています。室町時代以降とくに盛んに制作されるようになった、海にまつわる、もしくは海をモチーフとした生活美術品の数々をご紹介します。
1965年5月18日(火)~6月30日(水)
近世に入って日本女性の髪形は垂髪から結髪に改まり、それに伴って髪飾りが急速な発達をみせました。極めて多彩な様相を示したくし・かんざしの数々より、材料のこなし、意匠の構成に特に優れた60点余を展示します。
1965年3月20日(土)~5月9日(日)
現実から飛躍した幻想の世界は、仏画や仏器での教えの象徴、絵巻物における物語の絵解き、日常生活を飾る器物のデザインなどの上に築かれてきました。楽しく、奇怪で、またユーモアに富んだ日本の幻想の形を探ります。
1965年2月16日(火)~3月14日(日)
生活水準が上昇して陶磁器が発達した近世以降、日本の食生活では味覚と同時に視覚がますます重要な要素となりました。古九谷や伊万里、志野、織部から薩摩切子まで、地方色豊かな鉢と皿の数々をお目にかけます。
1965年1月19日(火)~2月14日(日)
広い信者層を得た仏版画、庶民のひたむきな祈りがこめられた小絵馬、伝説や地方行事と結びついた地方独特の宗教用具など、民間の信仰にまつわる品々を集めました。生活感情に密着した信仰の、素朴な姿をご覧ください。
1964年11月24日(火)~1月17日(日)
わが国では古くから、塗りものや焼きものの飲食器に各々の季節と結びついた意匠が、蒔絵や色絵などによってさまざまに施されてきました。本展では新春の意匠を中心に、新年を祝うおめでたいうつわを多数展示します。
1964年9月26日(土)~11月18日(水)
オリンピックを東京に迎えるにあたって、日本の女性にテーマをあわせた展観を開催します。描かれた女性の姿、女性画家の絵画、女性の着物、身の回りの道具や人形など120点余の作品を通して、日本の女性像を探ります。
1964年8月18日(火)~9月17日(木)
五街道の一にして、日本橋から信濃を経て京に至る中仙道。山深い木曾路を広重や英泉の版画によって辿りながら、街道筋の旧家や本陣に伝わるひなびた生活道具などによって、歴史の中の中仙道の姿を浮き彫りにします。
1964年7月18日(土)~8月16日(日)
江戸の粋な趣が一番現れ、江戸っ子気質の象徴でもあるのが江戸の夏です。江戸時代後期、武士と町人の気風とが影響しあって生まれた江戸っ子気質と江戸趣味とを探るべく、夏を主題とした絵画や工芸110点余を展示します。
1964年6月16日(火)~7月12日(日)
焼きものの壺は、他のうつわと違ってなにか浪漫的・神秘的な匂いを漂わせています。本展では縄文時代以降のさまざまな古代の壺を集めました。釜や鉢、皿など、生活に即した近世のうつわの数々と一緒にお楽しみください。
1964年5月16日(土)~6月14日(日)
江戸時代の中頃から人形は多様で華々しい発達をとげ、当時の上層から一般にいたる生活感情を豊かに盛り込んできました。嵯峨人形や加茂人形、御所人形やからくり人形など、江戸時代のさまざまな人形をご紹介します。
1964年3月20日(金)~5月10日(日)
ポルトガルやオランダからもたらされたヨーロッパの文化は近世日本の大きな糧となり、日本人に新しいものの見方を与えました。西欧に学び、影響された当時の日本の姿を、「南蛮屏風」をはじめとする作品の数々から探ります。
1964年2月4日(火)~3月15日(日)
天文や自然現象、動植物、武具などの具象的なものから幾何学的な抽象文様まで、日本の紋章のモチーフは実に多様です。目印として、また装飾として用いられた紋章の様相を探るべく、絵画や工芸作品100点余を展示します。
1963年11月23日(土)~2月2日(日)
「日本書紀」にはすでに双六や鷹狩の名が登場し、日本の遊戯が長い歴史を持つことを示しています。美しく飾られ、また美しく構成された遊戯具の数々および遊戯を主題とした絵画を中心に、遊びの様相をご覧ください。
1963年10月1日(火)~11月17日(木)
鎌倉時代に中国から伝来した禅宗は驚くほどの発展をとげ、禅味という高邁な精神を広めると同時に多くの文化的産物をのこしました。玉澗筆の重文「山市晴嵐図」を中心に、禅に関わる美術作品約100点をご清覧ください。
1963年7月13日(土)~9月22日(日)
行く雲、流れる水に人生の哲理を求めた日本人は、その変転する雲と水の動きに美を感じて様々なかたちで表現してきました。雲と水にまつわる作品100点余を展観し、自然と密着した日本人の生活感情と美意識を探ります。
1963年5月14日(火)~7月7日(日)
祭りの情緒をかきたてる浮き浮きとしたお囃子の純日本的な旋律は、昔からそのままに伝わる日本のよさ、といったものを思い出させてくれます。重文「祭礼草子」をはじめとする、祭礼を題材とした屏風・絵巻などを集めました。
1963年3月20日(水)~5月5日(日)
古くから我が国では赤と黒、相反する二つの色が生活を彩る芸術の中で大きな位置を占めてきました。絵画や器物、衣服における顔料、塗料、染料など、赤と黒の色彩美が高度に発揮された作品、100点余をご紹介します。
1963年2月2日(土)~3月10日(日)
古代人の荒々しい情感と逞しい造形の跡は、神話の夢にもつながる限りない魅力です。本展では縄文時代における土偶と土器の名品を中心とした約100点を展示し、神話の生きた時代における生活感情と造形力を探ります。
1963年1月3日(木)~1月31日(木)
四季の移り変わりに敏感で自然と人との関係が細やかな我が国では、古くから季節に応じて生活を飾る美術がつくられてきました。新春の画題を扱った浮世絵や、おめでたい意匠を施した工芸品など、約90点をご覧ください。
1962年11月1日(木)~12月23日(日)
金銅仏や鍍金の仏具など仏教美術をはじめ、屏風や化粧具、文房具など生活と強く結びつく美術にも、金の美は豊かに生かされています。当館の開館1周年を記念して、黄金の時代といわれる桃山期の作品を中心に展観します。
1962年9月22日(土)~10月21日(日)
伝統と革新、国粋と洋風が渦をなして近代をつくりあげていった明治時代も、今や古典の時代となりつつあります。鏑木清方画伯の企画・構成による本展では、明治における生活に密着した美術作品110点余をご紹介します。
1962年8月16日(木)~9月15日(土)
電気のなかった時代、暗闇を照らす灯火は人々の生活になくてはならないものでした。燈台や燈籠、燭台、行燈、提灯などといった平安から江戸時代の灯火器20数点を特別陳列して、灯りをとりまく文化の様相を探ります。
1962年7月10日(火)~8月9日(木)
藍の漉き紙や藍染の衣裳、染付の食器に藍絵の浮世絵など、日本美術における藍の諸相は実にさまざまです。日本人に古くから愛され、涼やかに生活を彩ってきた「藍」の美術を展観し、その多様性と清雅な趣をお楽しみください。
1962年6月12日(火)~7月8日(日)
扇は平安時代に我が国で創始され、団扇はそれより古く奈良時代に中国から伝えられました。扇面画や団扇絵をはじめ、扇を散らした屏風、扇面模様の小袖など、室町・桃山・江戸時代における扇面と団扇の様相を紹介します。
1962年5月12日(土)~6月10日(日)
身を飾り生活を彩るという行為は、はるか古代から人の営みの一部でありました。耳飾や腕輪、冠、多種の玉など古代のアクセサリーの数々を通して、多様な素材による豊かな造形に込められた古代人の生活感情を探ります。
1962年4月7日(土)~5月6日(日)
四季とりどりの花は美術や工芸品の好画題となり、意匠となって日常の生活を彩ってきました。花にちなんだ絵画や生活用具など約90点の展観を通して、うつりゆく季節の自然を身近にとらえた、花々の造形をお楽しみください。
1962年1月2日(火)~3月31日(土)
縄文時代の力強い土器から、江戸時代の広重による瀟洒な会亭づくし絵まで、食生活をめぐる美術品の数々を展示します。朱塗・焼きもの・切子の食器類、また風俗図などを通して、各時代における生活の諸相をご清覧ください。
1961年11月21日(火)~12月20日(水)
サントリー美術館は、生活に密着する美術への理解と認識を深めることを目的に発足いたしました。開館を記念して、縄文から江戸時代におよぶ「食」の文化に焦点をあて、暮らしを彩る絵画や工芸作品110点余を展示します。
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