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これからの展覧会

  • 酒呑童子ビギンズ

    2025年4月29日(火・祝)~6月15日(日)

    平安時代の武将・源頼光が悪鬼・酒呑童子を退治する物語は、14世紀以前に成立し、やがて絵画や能などの題材になって広く普及しました。なかでも、室町時代の狩野元信筆「酒伝童子絵巻」(以下、サントリー本)は、江戸時代を通して何百もの絵巻に描き写され、多大な影響を与えた古例として有名です。本展では、近年修理を終えたサントリー本を大公開するとともに、そこから広がる酒呑童子絵巻の多様な展開をご紹介します。

    重要文化財 酒伝童子絵巻(部分) 狩野元信 三巻のうち下巻 大永2年(1522) サントリー美術館

  • まだまだざわつく日本美術

    2025年7月2日(水)~8月24日(日)

    作品を「見る」ために展覧会へ行ったのに、キャプションを読むのに精一杯で、肝心の作品の印象が残っていない……そんな「視れども見えず」という体験はありませんか?本展は、「心がざわつく」ような展示をきっかけに、作品をよく見ることを意識して愉しみながら、日本美術のエッセンスを味わえるコレクション企画展「ざわつく日本美術」(2021年)の第2弾。サントリー美術館の名品から珍品、秘宝まで、作品を「見る」ための準備運動ができる展覧会です。

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    袋法師絵巻(部分) 一巻 江戸時代 17~18世紀 サントリー美術館

  • 幕末土佐の天才絵師 絵金

    2025年9月10日(水)~11月3日(月・祝)

    謎の天才絵師とも呼ばれる土佐の絵師・金蔵は、幕末明治期に多くの芝居絵屏風を残し、地元高知では「絵金さん」の愛称で長年親しまれてきました。同時代のどの絵師とも異なる画風の屏風絵は、今も夏祭りの間に高知各所の神社等で飾られ、闇の中に蝋燭の灯りで浮かび上がる芝居の場面は、見るものに鮮烈な印象を残しています。本展は東京の美術館で開催する初の大規模展です。「絵金」の類稀なる個性と魅力を代表作の数々で紹介します。

    お知らせ「幕末土佐の天才絵師 絵金」開催 はこちら

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    伊達競阿国戯場 累 二曲一隻 香南市赤岡町本町二区

  • NEGORO 根来 - 赤と黒のうるし

    2025年11月22日(土)~2026年1月12日(月・祝)

    いわゆる「根来」は、中世に栄華を極めた根来寺(現在の和歌山県)で生産されていたとの伝承から、後世「根来塗」と称された漆器であり、塗りの一技法でもあります。黒漆に朱漆を重ねた姿に、耐久性と美しい造形を備えた根来は、古代より寺院や神社などの信仰の場で使われ、近世以降には民衆の生活の場でも大切にされました。本展では、根来誕生の起源に迫りながら、魅力あふれる色と造形をもつ名品群を一堂にご紹介します。

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    朱漆塗湯桶 一合 サントリー美術館