ザ・プロデューサー・シリーズ クラングフォルム・ウィーンがひらく

写真:クラングフォルム・ウィーン

音楽の都ウィーン。モーツァルトからマーラー、シェーンベルク、ヴェーベルン…脈々と受け継がれる西洋音楽史の土壌を持つクラシック音楽の中心で、「現在(いま)」を紹介し続けている音楽集団クラングフォルム・ウィーンならではのプログラミングでお届けします。

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大アンサンブル・プログラム
—時代の開拓者たち—

8/22(月) 
19:00開演(18:20開場)大ホール

Tina Herzlクラングフォルム・ウィーン
  • ヨハネス・マリア・シュタウト(1974~ )
  • 『革命よ、聴くんだ(ほら、仲間だろ)』アンサンブルのための(2021)日本初演
  • Johannes Maria Staud: Listen, Revolution (We're buddies, see –) for Ensemble [Japanese Premiere]
  • ミレラ・イヴィチェヴィチ(1980~ )
  • 『サブソニカリー・ユアーズ』アンサンブルのための(2021)日本初演
  • Mirela Ivičević: Subsonically Yours... for Ensemble [Japanese Premiere]
  • 塚本瑛子(1986~ )
  • ラート ラート ロート レッド 車輪 レーダー 大アンサンブルのための(2017)日本初演
  • Eiko Tsukamoto: rad rat rot red, räder for Large Ensemble [Japanese Premiere]
  • 武満 徹(1930~96)
  • 『トゥリー・ライン』室内オーケストラのための(1988)
  • Toru Takemitsu: Tree Line for Chamber Orchestra
  • ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953~ )
  • 『ああ、たとえ私が叫ぼうとも、誰が聞いてくれよう…』打楽器とアンサンブルのための(1999)日本初演
  • Georg Friedrich Haas: Wer, wenn ich schriee, hörte mich... for Percussion and Ensemble [Japanese Premiere]
  • 指揮:エミリオ・ポマリコ
  • クラングフォルム・ウィーン、ほか

後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京

作曲家年表はこちら(PDF:1.2MB)

■料金

  • 指定席 
    S 4,000円/A 3,000円/
    B 2,000円/学生 1,000円
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売: 5月10日(火)10:00〜16日(月)
一般発売: 5月17日(火)10:00〜

※先行期間中は窓口での販売はございません。

※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。

サマーフェスティバル全公演セット券 20,000円

5月10日(火)10:00〜 一般発売開始
チケット取り扱い: サントリーホールチケットセンター(電話・窓口)のみ

※限定50セット

※大ホールS席/ブルーローズ(小ホール)前方中央寄りの良席。

※1回のお申込みにつき1セットまで。

室内楽プログラム「ウィーンの現代音楽逍遥」(第1夜)
—クラングフォルムのFamily Tree—

8/23(火) 
19:00開演(18:20開場)ブルーローズ(小ホール)

  • サルヴァトーレ・シャリーノ(1947~ )
  • 『アジタート・カンタービレ—距離に関するカプリッチョ』ソロ・ホルンのための(2020)日本初演
  • Salvatore Sciarrino: Agitato cantabile-Capriccio sulla lontananza for Horn Solo [Japanese Premiere]
  • レベッカ・サンダース(1967~ )
  • 『行ったり来たり』ヴァイオリンとオーボエのための(2010)
  • Rebecca Saunders: To and Fro for Violin and Oboe
  • オルガ・ノイヴィルト(1968~ )
  • 『夜と氷のなかで』ファゴットとアコーディオンのための(2006/07)
  • Olga Neuwirth: In Nacht und Eis for Bassoon and Accordion
  • ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953~ )
  • 『光へ』ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための(2007)
  • Georg Friedrich Haas: ins Licht for Violin, Cello and Piano
  • エンノ・ポッペ(1969~ )
  • 『汗』ソロ・チェロ、バス・フルート、バス・クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラのための(2010)
  • Enno Poppe: Schweiss for Cello Solo, Bass Flute, Bass Clarinet, Violin and Viola
  • フリードリヒ・チェルハ(1926~ )
  • 『4つのパラフレーズ』オーボエ、チェロ、ピアノのための(2011)
  • Friedrich Cerha: 4 Paraphrasen for Oboe, Cello and Piano
  • ジョルジュ・アペルギス(1945~ )
  • 『夜のない日』ソロ・コントラフォルテのための(2020)日本初演
  • Georges Aperghis: Tag ohne Nacht for Contraforte Solo [Japanese Premiere]
  • ベルンハルト・ラング(1957~ )
  • 『シュリフト 3』ソロ・アコーディオンのための(1997)日本初演
  • Bernhard Lang: Schrift 3 for Accordion Solo [Japanese Premiere]
  • べアート・フラー(1954~ )
  • ピアノ四重奏曲(2020)日本初演
  • Beat Furrer: Piano Quartet [Japanese Premiere]
  • クラングフォルム・ウィーン メンバー

後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京

※曲目の一部が当初発表から変更になりました。

作曲家年表はこちら(PDF:1.2MB)

■料金

  • 指定席 一般 3,000円/学生 1,000円
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売: 5月10日(火)10:00〜16日(月)
一般発売: 5月17日(火)10:00〜

※先行期間中は窓口での販売はございません。

※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。

サマーフェスティバル全公演セット券 20,000円

5月10日(火)10:00〜 一般発売開始
チケット取り扱い: サントリーホールチケットセンター(電話・窓口)のみ

※限定50セット

※大ホールS席/ブルーローズ(小ホール)前方中央寄りの良席。

※1回のお申込みにつき1セットまで。

室内楽プログラム「ウィーンの現代音楽逍遥」(第2夜)
—ウィーンは常動する—

8/25(木) 
19:00開演(18:20開場)ブルーローズ(小ホール)

  • ヨハン・シュトラウスII世(1825~99)/シェーンベルク 編曲:
  • 『皇帝円舞曲』作品437(室内アンサンブル用編曲)(1889/1925)
  • Johann Strauss Jr. (arr. Arnold Schoenberg): Kaiser-Walzer, Op. 437 (arr. for Chamber Ensemble)
  • アントン・ヴェーベルン(1883~1945)
  • 室内オーケストラのための6つの小品 作品6(1909/20)
  • Anton Webern: Six Pieces for Chamber Orchestra, Op. 6
  • アルバン・ベルク(1885~1935)/ワーヘナール 編曲:
  • 『アルテンベルク歌曲集』作品4(室内アンサンブル用編曲)(1912/85)
  • Alban Berg (arr. Diderik Wagenaar): Altenberg Lieder, Op. 4 (arr. for Chamber Ensemble)
  • アルノルト・シェーンベルク(1874~1951)/グライズル 編曲:
  • 5つの管弦楽曲 作品16(室内オーケストラ用編曲)(1909/25)
  • Arnold Schoenberg (arr. Felix Greissle): Five Pieces for Orchestra, Op. 16 (arr. for Chamber Orchestra)
  • グスタフ・マーラー(1860~1911)/グラール、ティドロー 編曲:
  • 『子供の不思議な角笛』より「番兵の夜の歌」、「この世の生活」、「塔の中の囚人の歌」(室内アンサンブル用編曲)(1892~93、98/2022)日本初演
  • Gustav Mahler (arr. Trevor Grahl / Thierry Tidrow):
    “Der Schildwache Nachtlied,” “Das irdische Leben” and “Lied des Verfolgten im Turm” from Des Knaben Wunderhorn (arr. for Chamber Ensemble) [Japanese Premiere]
  • 指揮:エミリオ・ポマリコ
  • ソプラノ:カロリーネ・メルツァー
  • クラングフォルム・ウィーン メンバー

後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京

作曲家年表はこちら(PDF:1.2MB)

■料金

  • 指定席 一般 3,000円/学生 1,000円
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売: 5月10日(火)10:00〜16日(月)
一般発売: 5月17日(火)10:00〜

※先行期間中は窓口での販売はございません。

※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。

サマーフェスティバル全公演セット券 20,000円

5月10日(火)10:00〜 一般発売開始
チケット取り扱い: サントリーホールチケットセンター(電話・窓口)のみ

※限定50セット

※大ホールS席/ブルーローズ(小ホール)前方中央寄りの良席。

※1回のお申込みにつき1セットまで。

クセナキス100%
(クセナキス生誕100周年プログラム)

8/26(金) 
19:00開演(18:20開場)大ホール

  • ヤニス・クセナキス(1922~2001)
  • Iannis Xenakis:
  • 『ペルセファッサ』6人の打楽器奏者のための(1969)
  • Persephassa for Six Percussionists
  • バレエ音楽『クラーネルグ』オーケストラとテープのための(1969)
  • Kraanerg Ballet Music for Orchestra and Tape

※『ペルセファッサ』の奏者位置は、下記「チケット購入はこちら」より配置図をご参照ください。

※『クラーネルグ』では、客席を取り囲むように音響スピーカーを配置します。

Tina Herzlクラングフォルム・ウィーン
  • クラングフォルム・ウィーン
  • 指揮:エミリオ・ポマリコ
  • 打楽器:イサオ・ナカムラ/ルーカス・シスケ/ビョルン・ヴィルカー/神田佳子/前川典子/畑中明香

後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京

作曲家年表はこちら(PDF:1.2MB)

■料金

  • 指定席 
    S 5,000円/A 4,000円/
    B 3,000円/学生 2,000円
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売: 5月10日(火)10:00〜16日(月)
一般発売: 5月17日(火)10:00〜

※先行期間中は窓口での販売はございません。

※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。

サマーフェスティバル全公演セット券 20,000円

5月10日(火)10:00〜 一般発売開始
チケット取り扱い: サントリーホールチケットセンター(電話・窓口)のみ

※限定50セット

※大ホールS席/ブルーローズ(小ホール)前方中央寄りの良席。

※1回のお申込みにつき1セットまで。

プロデューサー:
クラングフォルム・ウィーン

クラングフォルム・ウィーン
Tina Herzlクラングフォルム・ウィーン

柔軟な思考、名人芸、的確な聴覚。クラングフォルム・ウィーン(KFW)は、国際的に最も名高い現代音楽専門アンサンブルの一つとして、芸術的解釈と体験的空間の拡大に力を注いでいる。KFWの公演は、最良の意味でのイベントである。直接的であり、逃れることのできない感覚的な体験を提供するからだ。そして、その音楽の新しさは、語り、実行し、魅惑することにある。

1985年にベアート・フラーによって設立されて以来、このアンサンブルは多数の賞を授与され、今日まで音楽の歴史を刻んできた。4大陸の作曲家による約600作品の初演、90を超える広範なディスコグラフィー、主要なコンサート・ホールやオペラ・ハウスだけでなく、熱心な若手による公演やヨーロッパ、アメリカ、アジアの著名な音楽祭への出演など、その活動は多岐にわたる。トップクラスの作曲家たちとの互いに充実したコラボレーションにおいては、長年にわたって深い芸術的な友情を育んできた。2009年からは、グラーツ音楽大学で教授活動の一環として、次世代を担う学生たちに表現法や演奏技術などを幅広く指導している。

KFWは、オーストラリア、ブルガリア、ドイツ、フィンランド、フランス、ギリシャ、イタリア、オーストリア、スウェーデン、スイス、アメリカ出身の20数名の音楽家で構成されている。18/19シーズンの初めには、シルヴァン・カンブルランの後任として、バス・ウィーヘルスが首席客演指揮者に就任した。20年1月1日より、ぺーター・パウル・カインラートが同アンサンブルの新しい芸術監督を務めている。

[鄭 理耀]

クラングフォルム・ウィーンが紡ぐ音楽史

昨年のアンサンブル・アンテルコンタンポラン(EIC)に続き、2022年のサマーフェスティバルは、クラングフォルム・ウィーン(KFW)がザ・プロデューサー・シリーズを担います。

パリのEICと双璧をなし、現代音楽のスペシャリスト集団としてグローバルに活躍するKFWは、1985年に作曲家ベアート・フラーにより創設されてから現在に至るまで、アペルギス、チェルハ、ハースなど第一線の作曲家たちと親密な関係を築きながら世界各国でのコンサートや録音を重ね、600曲以上の新曲を世に送り出すことで20~21世紀の新しい現代音楽史を丁寧に紡いできました。

今回、KFWがサマーフェスティバル 2022でプロデュースするプログラムのコンセプトは、『未来へ繋がる現在(いま)』。クラシック音楽の総本山ウィーンで現代音楽を牽引し続けているKFWならではの、大ホールで2つの大アンサンブル・プログラムとブルーローズ(小ホール)での2夜にわたるソロ/室内楽プログラムをお届けします。シェーンベルク、武満徹など音楽史のメルクマールと並んでイヴィチェヴィチ、塚本瑛子など、とびっきりの旬な作曲家がラインナップされていることにもご注目ください。

オーストラリア、ブルガリア、ドイツ、フィンランド、フランス、ギリシャなど11ヶ国から集まった20数名の精鋭たちで構成されているKFW。そのフルメンバーが、現代音楽の求道者ともいえるエミリオ・ポマリコのバトンで登場します。KFWメンバーひとりひとりのテクニックと深い音楽解釈をアンサンブルで体感できる、貴重な機会となること必至です。

演奏作品作曲家年表

思考する音楽
~塚本瑛子インタビュー 
小室敬幸(音楽ライター)

ザ・プロデューサー・シリーズ 8月22日公演『大アンサンブル・プログラム—時代の開拓者たち—』にて自作が演奏される1986年生まれの作曲家・塚本瑛子に、これまでのキャリア、作品づくりについて聞きました。

月刊誌『音楽の友』2022年7月号にも塚本さんインタビュー&サマーフェスティバル特集掲載中

詳細はこちら ※音楽之友社のサイトへ

塚本瑛子

ウィーンからの
エッセイ&レポート 
ヴァルター・ヴァイトリンガー(音楽評論家)

【エッセイ】
クラングフォルム・ウィーン 旅はまだ始まったばかりだ~クラングフォルム・ウィーン芸術監督カインラート氏に聞く
クラングフォルム・ウィーン@ウィーン芸術週間
クセナキス『クラーネルグ』公演レポート

成田達輝と神田佳子が誘うサントリーホール サマーフェスティバル~現代音楽のススメ

1989年からサマーフェスティバルにずっと通い続けているという音楽評論家の沼野雄司さんに今年の聴きどころをご紹介いただくとともに、このフェスに出演されてきた演奏家のお二人に、フェスの魅力や現代音楽を演奏する面白さについて伺いました。

成田達輝と神田佳子が誘う
サントリーホール サマーフェスティバル
~現代音楽のススメ(文・沼野雄司)

成田達輝、神田佳子写真

メディア掲載情報

ミュージック・レビュー・サイト〈Mikiki〉

ヤニス・クセナキス(Iannis Xenakis)生誕100周年コンサート 
立体音響を体験できるサントリーホール サマーフェスティバルの《ペルセファッサ》と《クラーネルグ》
サントリーホールの現代音楽祭〈サマーフェスティバル〉、
2022年はクラングフォルム・ウィーンによるクセナキスなど聴き逃せない演目ばかり