マヒワ
薄いくちばしで木の実を上手に食べる
全長12.5cm。スズメよりずっと小さい小鳥で、全体がほぼ黄色に見えます。尾は魚尾型。オスの頭頂は黒色で体の黄色も鮮やかです。全国に冬鳥として渡来し、山地や低山地、平地に渡ってきて林で見られます。北海道と本州北部の山地の針葉樹林では繁殖するものも少なくありません。スギ、マツ類など針葉樹の小さな種子を食べたり、タンポポ、ヨモギ、マツヨイグサ類の種子などを食べています。1羽でいることは少なくて、群を作る性質の強い鳥です。昔から愛玩用に飼育されてきましたが、現在では認められていません。飼育するとすぐに落ちる(死ぬ)ので弱い鳥として「鶸」(ヒワ)を充てています。
※当サイトの内容、テキスト、画像、音源等の無断転載・無断使用を禁止します。