大会の歴史 第31回~32回History

第32回大会岩井千怜が完全優勝!通算23アンダーで大会レコードをマーク

優勝
岩井 千怜
開催日
2023年6月8日~6月11日
会場
六甲国際ゴルフ倶楽部
岩井 千怜選手

32回目を迎えた「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」は、6月8日(木)から11日(日)までの4日間、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部で開催された。
今年もコースセッティングを担当した大会アンバサダーの宮里藍プロ(サントリー所属)は、「4日間しっかりとコース攻略をして、自分のゴルフに徹することがキーになる。最後までどれだけ攻め切れるか、バーディーを獲ることができるかが重要になってくる」と展望を語った。

大会初日、岩井千怜は15番でイーグルを奪うなど、63を叩き出し首位発進を決めると、その勢いは止まらず大会2日目も67をマークし、2日間ボギーフリー。通算14アンダーで2位以下に4打差をつけた。4年ぶり2度目の出場となった渋野日向子は、2020年にサントリーと所属契約して以来、初めての出場となったが、2日目のダブルボギー2つが響き、2打足らず予選落ちとなった。しかし、ディフェンディングチャンピオンの山下美夢有、サントリーサポート選手のアマチュア・馬場咲希と2日間ラウンドし、大勢のギャラリーを魅了していた。4,696人のギャラリーが詰めかけた大会3日目は、申ジエ、脇元華、昨年覇者の山下が通算14アンダーと追い上げてきたが、岩井千怜がこの日も67をマークし、通算19アンダーで2位以下とは5打差とさらに引き離す展開となった。
迎えた大会最終日。岩井千怜が1番、4番でバーディーを奪い、さらに差を広げる。10番でボギーを叩いたが、12番、14番、16番とバーディーを奪い、通算23アンダーでフィニッシュ。1日目から首位を守る完全優勝は、これまでのトーナメントレコード、通算17アンダーを6打も更新する圧勝劇となった。
大会の上位2名に付与されるAIG全英女子オープン2023の出場資格は、優勝した岩井千怜と4位の木村彩子(有資格者の2位T申ジエ、山下美夢有は除く)、および今大会終了時点のメルセデス・ランキング上位3名に入った、岩井明愛、吉田優利、穴井詩が獲得した。また、宮里藍ベストアマチュア賞には、通算9アンダーで寺岡沙弥香が輝いた。
4年ぶりに観客数の制限を設けずに実施した今大会には、4日間で14,444名ものギャラリーが詰めかけた。大会アンバサダーの宮里プロも、様々なセレモニーやギャラリーイベントに精力的に参加し、出場選手や来場者との交流を深めた。

優勝者 岩井 千怜選手 インタビュー

岩井 千怜選手

プレッシャーの中、短いようで長いラウンドを制することができて本当に嬉しく思います。12番から自分で自分を追い込んでいるとわかったので、考え方を変えて観ている人の歓声が聞きたいとイメージして、ファンの皆さんのためにゴルフをしようと考えました。完全優勝は初の経験ですし、1ラウンドのエネルギーを使って、4日間通してやってきたので、本当によかったです。
宮里さんから、「おめでとう、格好良かったよ」と声をかけていただき、チャンピオンブレザーを着させていただいたことが、今週一番嬉しかったです。改めてファンになりました。アマチュアとしてサントリーレディスに出場した時に撮ってもらった写真は、今も携帯に入っています。快く応じてくれて嬉しかったのを覚えています。
全英女子オープンに、明愛と二人で出場できるのが、嬉しいです。一人で行くより100倍嬉しいので、二人でもっともっと頑張りたい。宮里さんの大会で優勝して、全英女子オープンでも、宮里さんのように活躍したいという気持ちがもっともっと強くなりました。

第31回大会山下美夢有が大逆転で今季2勝目、ツアー通算3勝目を達成

優勝
山下 美夢有
開催日
2022年6月9日~6月12日
会場
六甲国際ゴルフ倶楽部
山下 美夢有選手

今年で31回目を迎えた「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」は、6月9日(木)から12日(日)までの4日間、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部で開催された。
大会アンバサダーの宮里藍プロ(サントリー所属)は今年もコースセッティングを担当し、「最終日に向けてよりスコアを伸ばしていくイメージでピン位置を決めた。この設定がどうなるか、一日一日行く末を見てみたい」と展望を語った。
本大会は優勝者と2位にAIG全英女子オープンの出場資格が付与される。「全英女子オープンでは、日本にはないリンクスタイプのゴルフ場でプレーすることが経験値として大きい。ここでチャンスをつかんで挑戦してもらいたい」と選手の活躍に期待を寄せていた。

大会初日は、西村優菜と林菜乃子が65をマークし首位に並び、大会2日目は宮里プロと同学年の藤田さいきが通算10アンダーで単独トップに立った。小雨が降るなか行われた大会3日目、藤田が70をマークし首位を堅守、2位以下に3打差をつけた。
天候に恵まれた最終ラウンドは大混戦の展開に。首位と4打差でスタートした山下美夢有がノーボギーの68をマークし、通算12アンダーでフィニッシュ。藤田さいきは一時期14アンダーまでスコアを伸ばすも、終盤にスコアを落とし、最終18番で痛恨のボギー。1打及ばず2位となり、山下が今季2勝目、ツアー通算3勝目を大逆転劇で達成した。
また、優勝した山下のほか、2位の藤田さいき、今大会終了時点の賞金ランキング上位3名に入った、西郷真央、高橋彩華、堀琴音の5人(有資格者の山下美夢有、稲見萌寧を除く)に、AIG全英女子オープン2022の出場資格が付与された。宮里藍 ベストアマチュア賞には、通算3アンダーで吉田鈴が輝いた。
3年ぶりの有観客開催となった本大会、4日間通して12,978名のギャラリーが選手の華麗なるプレーに熱い声援を送っていた。宮里プロは、写真撮影会やサイン会、ジュニア向けスナッグゴルフレッスン会などのギャラリーイベントに精力的に参加、また、選手のスタートを笑顔で見送り、表彰式に参列するなど、大会アンバサダーとしての大役を果たした。

優勝者 山下 美夢有選手 インタビュー

山下 美夢有選手

今日は風が強いなかで、4アンダーで回れたのがすごく自信になりました。ショットはあまり良い状態でなかったけど、上手くパターが入ってくれてたので、最終日にノーボギーで回れたのはパターのおかげです。去年は2位ですごく悔しかったので、地元の関西で優勝できたのが一番嬉しいです。
今日は家族が見にきてくれたので力になりました。それに、高校の同級生、ゴルフ部の後輩、お友達や会社の方々も応援に来てくれて、その声援が本当に力になりました。
AIG全英女子オープンに行きたい気持ちがありますが、行ったからには、予選を通って上位で戦いたい気持ちもあるので、今のこの技術でいけるのかどうかという思いもあります。このあと色々相談して決めていこうと思っています。
宮里藍さんとは、2、3年前に、私がアマチュアでサントリーの試合に出たときに、藍さんとの質問コーナーがあって色々アドバイスをいただき、学んだことがたくさんありました。
これからも、もっともっと優勝目指して頑張っていきます!

大会の歴史 TOPページへ戻る

PAGE TOP