大会の歴史 第26回~30回History

第30回大会青木瀬令奈が30回記念大会を制し4年振りとなるツアー2勝目

優勝
青木 瀬令奈
開催日
2021年6月10日~6月13日
会場
六甲国際ゴルフ倶楽部
青木 瀬令奈選手

今年で記念すべき30回目を迎えた「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」は、6月10日(木)から13日(日)までの4日間、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部で開催された。宮里藍プロ(サントリー所属)を大会アンバサダーとして迎えたのは、今年で3回目。今大会からAIG全英女子オープンの出場資格が付与される大会となり、宮里プロも「最終日に向けてスコアを伸ばしていかないとメジャー大会での上位争いは厳しくなるので、そこは選手の皆さんに意識して攻めて行ってもらいたい」と、コースセッティングを今年も担当した。

大会初日は、JLPGAツアー5勝を誇る比嘉真美子が64をマークし、単独首位スタートを切る。大会2日目は、今年だけで5勝をマークしている稲見萌寧が、通算10アンダーでトップに立った。その勢いのまま、大会3日目も稲見が66をマーク。3日間ボギーフリーと安定したプレー内容で、2位以下に4打差をつけた。

小雨が降るなかで始まった最終ラウンド。ノーボギーでのラウンドを続けていた稲見が、9番でボギーを叩き、通算15アンダーで山下美夢有、青木瀬令奈と並んだ。この日、5バーディー、ノーボギーの67で回った青木が、通算17アンダーで記念すべき30回大会を制した。

壮絶な伸ばし合いとなった今大会。試合は無観客開催となったが、最終ホールまで優勝争いがもつれ大いに盛り上がりを見せた。

また、今大会からAIG全英女子オープンへの出場資格が付与されるようになった。優勝した青木のほか、2位タイの稲見、さらに、有資格者の笹生優花を除く今大会終了時点での賞金ランキング上位3名の小祝さくら、古江彩佳、原英莉花の5人が、新たに海外メジャーへの出場資格を獲得した。

優勝者 青木 瀬令奈選手 インタビュー

青木 瀬令奈選手

優勝の実感がだんだんと沸いてきました。初優勝は、2日間短縮競技でしたので、自分の中でもそうですし、周りから3日間、4日間で勝たないと優勝じゃないということも言われたこともあって、これでやっと優勝出来たかなと今度こそ胸を張って優勝した、と言えるのでホッとした気持ちです。4年ぶりの優勝、本当に長かったですね。特に今年は本当に不振だったのでしんどかったですし、その中でも2015年からずっと大変な時も支え続けてくれて、励まし続けてくれた大西コーチに感謝の気持ちでいっぱいです。

全英女子オープンの資格を得て、コーチとも行きたいと話をしていますけど、これからスケジュールなど確認して決めたいと思います。まさか優勝できるとは思っていなかったんですけど、願えば叶うじゃないけど、強く優勝したいという思いを持ち続けた1週間だったので、これから先も一つ一つの積み重ねを怠ることなく、また3勝目に向かって頑張りたいと思います。

第29回大会激闘!最終日28ホールを消化した鈴木愛が通算12アンダーで、今季2勝目

優勝
鈴木 愛
開催日
2019年6月13日~6月16日
会場
六甲国際ゴルフ倶楽部
鈴木 愛選手

今年で29回目を迎えた「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」は、6月13日(木)から16日(日)までの4日間、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部で開催された。

宮里藍プロ(サントリー所属)を大会アンバサダーとして2年目を迎えた今年、4月からコースの下見に訪れるなど精力的に大会に携わり、本大会72ホールのピンポジションはすべて宮里プロが決定した。
2018年大会の優勝スコア「16アンダー」を目安に、「本当に攻めた人にしか報酬が得られない、攻めがいのある難しさ」に設定。チャレンジングなピンポジションは、大会史に残る接戦を演出した。

大会初日は、7バーディー、ボギーなしの65をマークしたイ ミニョンが単独首位発進し、大会2日目も68と安定したプレーで首位をキープ。大会3日目は雷雲接近の影響で2度の中断の末、15時43分にサスペンデッドが決定した。
翌16日(日)は6時58分から競技が再開され、9時31分に全組ホールアウト。第3ラウンドを終えた時点で通算10アンダーで鈴木愛がトップに立った。

組替え無しで始まった最終ラウンドは、首位が目まぐるしく入れ替わる大混戦に。バックナインで2つスコアを伸ばした鈴木愛が抜け出し、通算12アンダーで今季2勝目を飾った。

宮里藍 ベストアマチュア賞には、10バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア63をマークしたユウカ・サソウ(フィリピン)が輝いた。

優勝者 鈴木愛選手 インタビュー

鈴木 愛選手

宮里藍さんは私がゴルフをするきっかけになった方で、今年のポスターを見ていても凄い良いなと思っていて、試合でも一度も会ったことがなかったので、まさか宮里藍さんが冠の大会で優勝できるとは思っていませんでした。本当に光栄です。

勝ちたいと思っている試合で勝てたことはすごく自信になりました。

第28回大会2017年大会で宮里 藍プロの国内戦最終ラウンドをともに回った成田 美寿々が優勝!

優勝
成田 美寿々
開催日
2018年6月7日~6月10日
会場
六甲国際ゴルフ倶楽部
成田 美寿々選手

第28回大会を迎えたサントリーレディスオープンは、大会アンバサダーに宮里藍プロ(サントリー所属)を迎え、大会名称も新たに「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」として、6月7日(木)から10日(日)までの4日間、六甲国際ゴルフ倶楽部で開催された。

大会初日は、8バーディー、ノーボギーの64をマークしたジョンジェウンが首位発進を決め、第2日には前半のハーフで29をマークするなど、自己ベストの64をマークした森田遥が単独トップに浮上した。予選ラウンドの結果、通算2アンダー、54位タイまでの65名(プロ59名、アマ6名)が決勝ラウンドに進出。ホステスプロの森田理香子は、力を発揮できず通算4オーバーで残念ながら予選落ちを喫した。

また、予選ラウンドには、大会アンバサダーの宮里藍プロがギャラリー向けサイン会を実施したほか、ギャラリープラザでは、サプライズで自ら注いだビールをギャラリーに提供。アンバサダーとして精力的に大会成功に尽力した。

連日バーディー合戦の様相を呈している中、大会3日目は、69をマークした比嘉真美子が通算14アンダーで首位に浮上。さらに、多くのトッププロが並ぶ中、3日目を終え、全選手中パーオン率2位と抜群の安定感を見せたアマチュアの安田祐香が3位タイにつける活躍を見せた。

大会最終日は、後半のバーディーラッシュでスコアを伸ばした成田美寿々と有村智恵が通算16アンダーで並び、プレーオフに突入。4ホール目に2メートルのバーディーパットを沈めた成田がツアー通算9勝目を飾った。奇しくも、前年大会で宮里藍プロの国内戦最終ラウンドをともにした成田が、1年での自身の成長を見せつけるシーズン初優勝となった。

優勝者 成田 美寿々選手 インタビュー

成田 美寿々選手

藍さんの冠が付くと聞いてから、自分の好きな大会でもあり、大好きな人が冠をしている、これは優勝じゃなくても優勝争いして盛り上げたいなという気持ちが本当に強くて、あわよくば藍さんにおめでとうと言ってもらいたい、藍さんに声をかけてもらいたいという気持ちが私が一番強かったから勝てたのかなと思います。13番ティーに水色のブレザーを着た藍さんがいたので手を振ったら、いってらっしゃい、と言われて元気が出て、そしたらバーディー、パー、バーディー、バーディー、バーディーと来ました。プレーオフの前も声をかけて頂いたし、今日のスタートホールでも藍さんにハイタッチしてもらってバーディーを獲れたし、藍さんのバーディーだらけでしたね、本当に今日は。これからも、バーディー奪取率ナンバー1というのが、私的に一番目標とするところですし、年間5勝というのを目標にやっていきたいです。やっと6月で1勝しましたけど、まだ遅くないと思うので、あと4勝できるように1勝ずつ積み重ねていきたいなと思います。

第27回大会キム ハヌルが逃げ切りで今季3勝目!

優勝
キム ハヌル
開催日
2017年6月8日~6月11日
会場
六甲国際ゴルフ倶楽部
キム ハヌル選手

大会初日、8バーディー、1ボギーの安定したプレーを展開した辻梨恵が単独首位発進し、2日目も好調を維持して通算10アンダーで首位をキープした。大会3日目は、連日60台の安定したゴルフを続けるキムハヌルが通算14アンダーで首位に浮上。自己ベストの64ストロークをマークし、一気にリーダーボードを駆け上った堀琴音が、昨年大会に続き3日目を終え3打差の2位につけた。

大会最終日は、リードを守り切ったキムハヌルが通算15アンダーで逃げ切り優勝。今季3勝目、ツアー通算6勝目を飾った。昨年のリベンジを狙った堀琴音は、惜しくも1打及ばず2位で終わった。

2015年以来2年ぶりに本大会に出場したホステスプロ・宮里藍はホールアウト後、18番グリーンを取り囲むギャラリーからの鳴りやまぬ拍手、声援に見送られ、その目からは涙がこぼれる場面も。本シーズンいっぱいでの引退を表明した宮里にとって最後のサントリーレディスオープン。思い入れの強い大会で、最後の最後に溢れ出た彼女の涙に多くのギャラリーが胸を打たれた。

優勝者 キム ハヌル選手 インタビュー

キム ハヌル選手

疲れてますけど、本当に嬉しいです。今日はパッティングが全然ダメで不安もありました。堀琴音さんがあまりにパッティングを入れてくるのでかなり気になりました。プレッシャーはかかりましたね。今年の目標である3勝を達成できたので嬉しいです。今までシーズンで3勝以上勝ったことがないので3勝以上勝ちたいと思います。

第26回大会姜 秀衍が逃げ切りV!日本ツアー2勝目を飾る。

優勝
姜 秀衍
開催日
2016年6月8日~6月12日
会場
六甲国際ゴルフ倶楽部
姜 秀衍選手

大会初日は、賞金ランキング2位のイボミと同3位キムハヌルの韓国勢が揃って66ストローク、6アンダーをマークし首位発進。また、この試合から日本ツアーへの本格復帰を決めた有村智恵が6バーディー、1ボギーの好プレーを披露し会場を盛り上げた。

大会2日目は、姜 秀衍が、8バーディー、ノーボギーの64と驚異的なプレーで通算11アンダーとし、2位に4打差をつける快進撃で単独トップに立つ。

大会3日目、2位以下に大きなリードをつけた姜 秀衍は、この日も無理のないゴルフで2バーディー、2ボギーのパープレーの通算12アンダーで首位を堅守。通算9アンダー3打差の2位には、プロツアー初優勝を狙う堀琴音が続いた。

大会最終日、姜の独走に待ったをかけたのは2組前で回ったイボミ、吉田弓美子、青木瀬令奈の3選手だった。それぞれの好プレーで刺激しあった3人は、揃って68ストローク、4アンダーをマークし、通算10アンダーでホールアウト。この時、トップの姜との差は1打。最終組でプレーする姜にプレッシャーをかけた。迎えた姜の最終18番、3打目をカップに寄せきれず2.5mの微妙な距離のパーパットを残し、会場はよもやのプレーオフの空気に包まれたが、姜 秀衍は、これまでの経験の差を見せつけ、落ち着き払った様子でパーパットを沈め、2013年以来の日本ツアー通算2勝目を決めた。

優勝者 姜 秀衍選手 インタビュー

姜 秀衍選手

本当に疲れました。今は何も感じない。嬉しいだけです。自分だけの世界にいる感じです。

最後のパーパットはストロークだけ考えながら打ちました。40歳になり、ここまで長くプレー出来るか分からなかったけど、最近は楽しくゴルフが出来ていたので、その楽しいゴルフをやっていたから今日の結果があると思います。これからも楽しくゴルフが出来るように頑張ります。

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