- 宮里藍 サントリーレディスオープン2024
- 大会の歴史
- 大会の歴史 第11回~15回
大会の歴史 第11回~15回History
第15回大会女王の真価を発揮、怒涛の猛チャージで逆転優勝。
- 優勝
- 不動 裕理
- 開催日
- 2005年6月9日~6月12日
- 会場
- ジャパンメモリアルゴルフクラブ
2000年から6年連続賞金女王の不動裕理。誰もが認める絶対王者も、国内4日間競技で唯一このタイトルだけには縁がなかった。前年優勝の宮里藍をはじめ、古閑美保、横峯さくらなど、新世代ゴルファーが台頭する中、女王がどんなゴルフを見せるのか。対決ムードが高まる中、大会はスタートした。
トップの李知姫と4打差で迎えた最終日。不動は「4打差の倍、8打は伸ばさないと勝てない」。そう誓ってスタートした。すると1番を皮切りに、5、6、8番とグリーンを狙ったショットがピンにピタリ。前半だけで一気にトップを抜き去る。後半も別格のゴルフを展開し、誓いどおりコースレコードタイの64でまわった。通算16アンダー、最終日に女王が見せた大逆転劇。不動は世代交代に待ったをかける圧倒的なゴルフで、ツアー通算34勝目を飾った。
第14回大会宮里藍がギャラリーを魅了する華麗なプレーで初優勝!
- 優勝
- 宮里 藍
- 開催日
- 2004年6月10~6月13日
- 会場
- ジャパンメモリアルゴルフクラブ
注目はプロ転向1年目、ホステスプロの宮里藍。今季開幕戦を制すると、この時点で賞金ランキング2位と華々しい成績を収めていた。
トップの米山みどりと2打差、宮里の優勝に期待が高まる中、最終日がスタートした。序盤、米山がスコアを崩すと、宮里は2番でバーディを奪い、一気に勢いに乗る。3番でトップに躍り出ると、そこからは彼女の独壇場。まるでプロ1年目とは思えないプレーぶりでギャラリーを魅了し、終わってみれば2位に6打差、ぶっちぎりの優勝であった。
試合後、多くのギャラリーに囲まれた宮里。「大勢の人を見て、ワクワクしていい予感がした」のコメントには、すでに精神的なたくましさが垣間見られた。強い意志でプレッシャーをはねのけ、手に入れた自信。彼女はこの年5勝を挙げ賞金ランキング2位、世界への扉を開いた。
第13回大会冷静なプレーで、2年連続プレーオフの激戦を制す。
- 優勝
- 李 知姫
- 開催日
- 2003年6月12日~6月15日
- 会場
- ジャパンメモリアルゴルフクラブ
最終日、最終組でスタートした韓国の李知姫と台湾のウェイ ユン ジェ。互いに譲らず、1打差で迎えた16番にドラマは待っていた。李がまさかの池ポチャ。ついにウェイに並ばれてしまう。結局、2人はこのままフィニッシュ。勝負は2年連続のプレーオフに持ち込まれた。
プレーオフ1ホール目、ウェイがピン横5mにつけたのに対し、李のボールはグリーン奥のカラーへ。絶体絶命のピンチを迎える。距離は8m、強気に打ったボールはラインに乗って見事なチップインバーディ。形勢が一気に逆転し、ウェイは5mのバーディパットを外してパー。ここで力尽きた。
試合後、李は語る。「16番がターニングポイントでした。池ポチャの後、2mのボギーパットを決めたこと大きかったですね」。どのような状況でも冷静さを失わない。彼女の精神力の強さが勝利につながった。
第12回大会猛烈な追い上げで6打差をひっくり返し、逆転優勝!
- 優勝
- 坂東 貴代
- 開催日
- 2002年6月13日~6月16日
- 会場
- ジャパンメモリアルゴルフクラブ
大会3日目、この日最もスコアを伸ばしたのは、なんとアマチュアの宮里藍。トップの山口裕子と2打差の7アンダーで3日目の競技を終え、優勝を狙える位置で最終日を迎えた。
注目の最終日、そこに思わぬ伏兵が現れた。トップと6打差スタートの坂東貴代が猛烈な追い上げを見せ、16番でついにトップに並んだのだ。残念ながら宮里はスコアを伸ばせず3位タイ。勝負は山口と坂東のプレーオフに持ち込まれた。
プレーオフ1ホール目、坂東が第2打をバンカーに入れ大ピンチを迎える。一方、山口も2オンならず、勝負は互いのアプローチに委ねられた。坂東の第3打。バンカーからうまくピンに寄せる起死回生のスーパーショットがここで飛び出し、決着。プロ9年目の坂東が5年ぶりツアー2勝目を劇的な逆転勝利で飾った。
第11回大会'98年賞金女王が最終ホールで底力を見せ優勝!
- 優勝
- 服部 道子
- 開催日
- 2001年6月7日~6月10日
- 会場
- ジャパンメモリアルゴルフクラブ
3日目を終えて、服部道子が7アンダー。2位には1打差で山田かよ。21世紀最初のウイナーを賭けた戦いは、2人の一騎打ちとなった。
最終日、服部は前半チグハグなゴルフでスコアを落としてしまう。逆転でトップに立ち、2打差までリードを広げた山田がこのまま逃げ切るのか。それとも、服部が意地を見せるのか。勝負のバックナインは、どちらも一歩も引かぬ大熱戦となった。
2人が8アンダーで並んで迎えた18番ホール。ここで服部にビッグショットが生まれる。第2打はピン手前2.5mにつけるバーディチャンス。対する山田は痛恨のミスで右のバンカー。ここで勝負が決した。結局、このホール山田はボギー、服部はバーディでフィニッシュ。通算9アンダーとした'98年賞金女王の服部が底力を見せ、1年8カ月ぶりツアー14勝目を飾った。