- 宮里藍 サントリーレディスオープン2024
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- 大会の歴史 第6回~10回
大会の歴史 第6回~10回History
第10回大会最終日に1ラウンド最多タイ記録の9バーディで圧勝。
- 優勝
- 中野 晶
- 開催日
- 2000年6月8日~6月11日
- 会場
- ジャパンメモリアルゴルフクラブ
14歳の宮里藍がLPGA史上最年少で予選通過するなど、アマチュア選手の活躍が話題を集めた第10回大会。最終日に1打差で追いかける中野晶が素晴らしいゴルフを展開する。
5番ミドルのバーディでトップに立つと、9番では8mのバーディパットをねじ込み、そこから6連続バーディで、あっという間に19アンダー。16番ダブルボギー、17番ボギーと、終盤こそスコアを落としたものも2位に5打差をつけて最終ホールを迎えた。
これまでベスト5に入ること5回。この日の中野のバーディラッシュは、毎年好位置につけながら優勝を逃してきた鬱憤を晴らすようでもあった。勝利の喜びをかみしめるように最後のパットを沈めると、彼女はギャラリーの歓声に応え、軽く頭を下げた。1ラウンド最多タイ記録となる9個のバーディ。通算16アンダーでの優勝はまさに圧勝であった。
第9回大会感動を呼んだプレーオフ4ホールの激闘。
- 優勝
- 肥後 かおり
- 開催日
- 1999年6月11日~6月13日
- 会場
- ジャパンメモリアルゴルフクラブ
第9回大会は、大会史上まれにみる大激戦となった。勝負を分けたのは最終日の18番ホール。入江由香が17番を終えて11アンダーと2位の肥後かおりに2打差をつけていた。しかし、ここから優勝争いは急展開を見せる。
肥後の第2打は一度ピン奥に落ちた後、バックスピンがかかりカップギリギリに。本人も「鳥肌が立つ」ショットで難なくバーディ。一方、入江はボギーで勝負はプレーオフにもつれこんだ。
3ホール目までお互い譲らず、迎えたプレーオフ4ホール目。肥後が先にパーパットを決め、後がない入江のパーパット。慎重に打ったボールは惜しくもカップに蹴られ、ここで2人の対決にピリオドが打たれた。
パーパットが外れた後、健闘を讃え合う入江と肥後。ライバル、そして仲間としてこれまで歩んできた2人は、最後にしっかりと笑顔で抱き合った。
第8回大会初日からトップを守り、ホステスプロが完全優勝!
- 優勝
- マーニー・マクグァイヤ
- 開催日
- 1998年6月11日~6月14日
- 会場
- 有馬ロイヤルゴルフクラブ
本大会のホステスプロでもあるマーニー・マクグァイヤが、初日からトップを守り、通算5アンダー。最終日もこのまま逃げ切るかに思えたが、少しずつアイアンショットに乱れが生じる。勝負の行方が分からなくなる中での、13番。12mのパットを決めると彼女は再び落ち着きを取り戻した。そして18番では第2打をバンカーに落としピンチを迎えるも、本人いわく「生涯一のバンカーショット」で見事2メートル近いアゴをクリア。ピン横1.5mにつけてみせた。
「18番のティーショットを打つまでは、本当にリラックスできませんでした」彼女はそう言って大会を振り返る。安定したショット、冷静沈着なプレーに定評のある彼女でも、4日間の戦いはそれほどタフなのであろう。「コレカラ、マタガンバリマス」彼女はそう言って、最後に最高の笑顔を見せた。
第7回大会圧倒的な強さを見せた女王が、ツアー新記録で優勝!
- 優勝
- 塩谷 育代
- 開催日
- 1997年6月12日~6月15日
- 会場
- 有馬ロイヤルゴルフクラブ
1日3人のホールインワン、9ホール最少スコアなど、連日の新記録に沸いた第7回大会。'92年、'95年の賞金女王 塩谷育代が貫録を見せ、最終日を前に2位と10打差をつける独走態勢に入った。
最終日、塩谷の頭にあったのは、世界記録20アンダーだったという。2位との差を考えても、逆転されることはまずない。だから、自らに高いハードルを課す。結果、思うようにスコアを伸ばせなかったが、これまでの記録を3つも上回る16アンダーで優勝。「ゴルフ人生の中でもっとも印象深い大会だった」と語るほど新記録の達成を喜んだ。
'96年の日本女子プロ選手権制覇で、LPGA史上4人目の国内公式戦3冠達成者となった塩谷だが、'97年シーズン序盤は低調な成績が続いていた。しかし、他を圧倒するゴルフを見せた今大会、まさに強い女王が復活した瞬間であった。
第6回大会終始安定したプレーでライバルを退け、接戦を制す。
- 優勝
- 元 載淑
- 開催日
- 1996年6月6日~6月9日
- 会場
- ジャパンメモリアルゴルフクラブ
阪神淡路大震災による影響から'95年は開催が見送られ、2年ぶりに行われることとなった第6回大会。あらたに“We Love KOBE”をテーマとして掲げ、会場もジャパンメモリアルゴルフクラブに移して開催された。
近年まれにみる混戦模様となった大会であったが、このハイレベルな戦いにピリオドを打ったのは、初日トップの元載淑だった。序盤はまさかの3連続ボギー。しかしここから巻き返して、17番で3mのバーディパットを沈めて、勝負あり。前年の山岡明子に引き続き、女子4日間トーナメントの最少ストロークタイ記録13アンダーで優勝を決めた。
ウイニングパットを決めた後、彼女の目に涙があふれ出す。「自分との闘いだった。最後まで崩れないで優勝できた自分に感謝したい」。この優勝で大きな自信を掴んだ彼女は、次なる飛躍を誓った。