ごはんとおつまみレシピ
ニラはスタミナ野菜の代表格。摘むたびに新しい葉が伸び、同じ株から4~5回は収穫できる強い生命力を持っています。日本では薬草として用いられた歴史が長く、食用になったのは明治以降のこと。疲労回復を期待して暑い時期に食べるイメージが強いですが、1回目に収穫される春ニラは柔らかくて香りも淡く、さっと茹でれば和風のおひたしや和え物にもぴったりです。全体をまとめる黄身醤油は、卵黄を醤油に一晩漬けたもの。この濃厚な旨味とニラの風味が重なり合った味わいは、また格別です。食べる直前に卵黄をのせて、崩し絡めながら召し上がれ。
材料(2人分)
手順1 浸ける
卵黄を1個ずつ小さい器に入れ、醤油をひたひたに注ぎ、冷蔵庫で一晩置く。
卵黄の頭が見えても大丈夫
卵黄が醤油にすべてかぶらなくても、浸透圧で浸み込んでいきます。黄身醤油は、おつまみとしてそのまま食べても美味。おつまみには、二晩置いたくらいがおすすめです。
手順2 切る(1)
ニラは根元の硬い部分を切り落とす。
手順3 茹でる
鍋に湯を沸かし、塩をひとつまみ加え、ニラを根元から入れて1分ほど茹で、冷水に取る。
茹で過ぎないよう注意
この時期のニラは柔らかく、すぐに茹で上がります。鮮やかな緑色になり、全体がしんなりとしたらすぐに引き上げて歯ごたえを残します。
手順4 切る(2)
茹でたニラの水気を絞り、2~3cmの長さに切る。
しっかり絞る
水っぽくならないよう、余計な水気はしっかり除きます。
手順5 叩く
長芋は皮をむいて酢水に3~4分浸してからざく切りにし、ビニール袋に入れてすりこぎ棒などで叩く。
酢水にくぐらせて
長芋は酢水に浸しておくと、色が変わらず、手で直接触ってもかゆくなりません。
手順6 和える
ボウルにニラと鮪を入れ、和える。
手順7 盛る
器に、叩いた長芋、和えたニラと鮪を盛り、中央に黄身醤油をのせる。
完成
黄身醤油を崩し、全体に絡むようよく混ぜ合わせて。お好みで醤油を足してもOK!