ごはんとおつまみレシピ
香味豊かなセロリとしっとり茹で鶏、柔らかなわかめを、さっぱりとコクのある辛子酢味噌で。
2015年04月17日
シャキッとした歯ざわりのセロリ。独特の香りは肉とも魚とも相性がよく、スープに加えるだけでも風味が増します。セロリが日本にやってきたのは戦国時代。秀吉の朝鮮出兵の折、加藤清正がニンジンの種と間違って持ち帰り、栽培したのが始まりといわれ、別名“清正ニンジン”とも呼ばれています。春はみずみずしい露地ものが手に入るので、ぜひ生で使って、爽やかな香りと食感を楽しんでください。セロリと相性のよい茹で鶏に旬のわかめも加えて、より春らしい味に。今回ご紹介する練り味噌は、辛子酢味噌や柚子味噌など色々とアレンジでき保存もきくので、覚えておくと重宝します。
材料(2~3人分)
手順1 茹でる(1)
鍋に生姜、酒、水を合わせて火にかけ、沸騰したら鶏肉を入れ、蓋をして中火にする。
鶏胸肉は皮と筋を取って
皮付きの場合は、皮と筋、余分な脂も取り除いておきます。
手順2 茹でる(2)
5〜7分ほど茹でたら鍋の火を止め、そのまま粗熱が取れるまで置く。
茹で汁に浸けて冷ます
鶏肉は茹で汁に浸けたまま粗熱を取ることで、しっとりと仕上がります。
手順3 ほぐす
鶏肉を茹で汁から取り出し、水気を拭き取り、食べやすい大きさに手で裂いてほぐす。
手順4 切る(1)
わかめは洗って水気を切り、食べやすい大きさに切る。
手順5 切る(2)
セロリは葉を摘んで手でちぎり、茎は(太い茎は縦半分に切り)厚さ3mmほどの斜め切りにする。
手順6 練る(1)
鍋に練り味噌の材料を入れ、よく混ぜ合わせて滑らかにしてから弱火にかける。
手順7 練る(2)
混ぜ合わせた練り味噌を、ヘラで鍋底をこそげるようにして10分ほど練る。
ヘラで線を描いて練り具合をチェック
手前から奥にヘラを動かし、時々鍋のふちについた味噌も落としながら練ります。ヘラで描いた線が消えない程の堅さになったら練り上がりです。
手順8 混ぜる
ボウルに練り味噌、米酢、溶き辛子をよく混ぜ合わせ、辛子酢味噌を作る。
余った練り味噌の保存法
余った練り味噌は、密閉容器に入れ、空気に触れないように表面にラップをします。冷蔵庫で2~3カ月ほど、保存が可能です。
手順9 和える
辛子味噌に鶏肉、わかめ、セロリを加えて和える。
完成
セロリとわかめ、鶏肉の、和えたてならではの異なる歯ざわりを楽しんで!残った辛子酢味噌は旬のホタルイカや貝類、茹でた菜花の和え衣に。また練り味噌に柚子果汁と刻み柚子を入れれば柚子味噌になります。