ごはんとおつまみレシピ
ほくほくした食感の空豆と、旨味たっぷりの海鮮を餡に。
油揚げの皮で包み、ふんわり蒸し揚げた、変わり焼売です。
2014年04月18日
春の陽射しがまぶしくなると、ぷっくり太った空豆も出盛りに。茹で空豆はそれだけでも美味ですが、ほんのり甘く、ほくほくした食感は、海老と合わせれば、彩りも綺麗。今回はさらにイカも加えて叩き、餡にして、空豆と混ぜて焼売に仕立てました。彩りだけでなく、空豆の食感が良いアクセントになります。また、餡を包む皮に油揚げを使うのもポイント。油揚げは汁気を含みやすいので、時間が経ってもしっとり感はそのままで旨味も逃げません。内側に片栗粉をはたいておくと、餡が包みやすくなります。毎日のお弁当はもちろん、パーティーの持ち寄りにも。人気の的になること請け合いです。
材料(2人分)
手順1 茹でる
空豆はさやから出して薄皮のままさっと茹で、ザルにあげて塩を振る。
冷水にとらないで!
空豆が熱いうちに塩を振り、そのまま冷めるのを待ちます。ゆっくり冷めてゆく間に、塩味が程よく浸透していきます。
手順2 叩く
剥きエビ、背脂、生イカをぶつ切りにし、包丁で粘りが出るまでよく叩く。フードプロセッサーでも代用できます。
背脂、生イカの調達法
背脂は、スーパーなどの精肉売り場などで譲ってくれたりするので、店員に声をかけてみて。イカは、生でないと粘りがでません。生イカを裁くか、刺身用のイカをご用意ください。冷凍や加熱済みはさけて。
手順3 まぶす
空豆は粗熱が取れたら皮を剥いて粗く刻み、片栗粉をまぶす。
手順4 混ぜる
叩いたエビ、背油、生イカに、バター、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせる。さらに空豆を加えて混ぜる。
バターは常温で
バターが入るとコクが増し、風味もアップ。混ぜやすいよう、常温に戻しておきます。
手順5 切る
油揚げを半分に切り、中央から2枚に開いて四角い形に広げる。
手順6 包む
油揚げの内側に片栗粉を付け、餡をのせて包み、形を整える。
必ず片栗粉をまぶす
片栗粉がつなぎ役となって、餡と油揚げとのなじみが良くなり、はがれにくくなります。
手順7 蒸す(1)
蒸籠(せいろ)に厚さ3mmにスライスしたズッキーニを並べ、その上に焼売をのせる。
ズッキーニを敷くことで……
焼売の底面がふやけたり、くっついて破れたりせずに済みます。季節によっては蓮根などで応用しても。もちろん、これらの野菜もおいしく食べられます!
手順8 蒸す(2)
中火~強火で、約10分蒸し上げる。
手軽に蒸す方法
本格的な蒸籠がなくても、蓋付き鍋で蒸せます。鍋に薄く水を張り、水が被らないよう、小鉢などを台座にして、焼売を置いた皿を浮かせて載せ、蓋をして熱すればOK。
完成
ひとつひとつが大ぶりなので、ひとり1個ずつでも十分な食べごたえ。辛子醤油か酢醤油を添えても美味しくいただけます。冷凍保存も可能。ただし、冷ましてから冷凍庫へ入れましょう!