ごはんとおつまみレシピ
ポルトガルの家庭料理がヒント。
旨味たっぷりの煮汁に、唐辛子とパプリカを利かせて、香り高く仕上げます。
2013年04月19日
最近、ポルトガル料理が人気ですね。都内では、レストランも次々にオープンしています。魚介と野菜をたっぷり使った、日本人が親しみやすい素朴な味が魅力なのでしょう。
そんなポルトガルの家庭料理から、旬のアサリを使ったレシピをご紹介します。アサリと豚肉なんて、ちょっと意外な組み合わせですよね。でも一緒に煮ると、どちらも見事においしくなる。この組み合わせ、パエリアの具としてもおすすめです。
豚肉はできれば塊で買って、少し厚めに切ってください。薄切り肉を使えば簡単ですが、厚い方が断然おいしいです!強めの火で炒めれば、表面カリッと香ばしく、中はジューシー。風味も旨味もたっぷりに仕上がります。調理中は、パプリカの香りがふわーっと立ちのぼって、その香りだけで金麦が進んでしまうかも。お天気のよい日に、窓を開け放って、風を感じながら作りたいお料理です。
材料(2人分)
手順1 アサリの砂抜き
アサリは海水くらいの濃さの塩水(3%。水1Lなら塩大さじ2)に常温で約30分以上浸け、砂抜きする。
手順2 切る
豚バラ肉を5㎜程度の厚さに切り、塩、こしょうを軽く振る。プチトマトは縦半分に切る。赤唐辛子は半分に切って種を出す。イタリアンパセリはみじん切りにする。
手順3 にんにくを潰す
にんにくは半分に切って芽を取り、包丁の面を使って、軽く押し潰す。
にんにくの香りを柔らかくきかせる
にんにくの香りを柔らかくきかせたい場合、このように潰して加えるとよい。しっかりきかせたいなら、細かくみじん切りにして加えて。
手順4 炒める(1)
フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて弱火で熱し、香りが出たら中~強火にして豚バラ肉を入れ、両面をこんがりと焼く。脂が滲み出てくるので、キッチンペーパーで吸い取る。
しっかり焼いて脂を切る
豚バラ肉は脂身がカリッとするまでこんがり焼いて、余計な脂を落としましょう。香ばしく、クリアな仕上がりに。
手順5 炒める(2)
パプリカパウダーと赤唐辛子を加え、豚バラ肉に炒め絡める。
手順6 蒸し煮する
パプリカの良い香りがしてきたらアサリを加え、白ワインを回しかけ、プチトマトを加える。蓋をして5分ほど蒸し煮にする。
アサリを煮過ぎないで!
長く煮込むとアサリの身が縮み硬くなってしまうので、口が開いたら火を止めましょう。
手順7 仕上げる
アサリの口が開いたら、火を止める。塩、こしょうで味を調え、イタリアンパセリを散らす。
完成
プリプリのアサリ、香ばしい豚バラ肉はもちろん、魚介+肉の旨味が詰まった煮汁は、パンを浸して食べれば最高のおつまみに。ぜひ、バゲットを添えて食卓に出しましょう!