ごはんとおつまみレシピ
面倒なアク抜き不要!生筍ならではの味わいが、簡単に楽しめます。
ローズマリー香るアンチョビソースは、金麦との相性も抜群!
2013年04月05日
春に旬を迎える野菜として真っ先に思い浮かぶのは、やっぱり筍です。でも、米ぬかや唐辛子と一緒に茹でたり、アク抜きがちょっと面倒……。そんなあなたにおすすめしたいのが、このお料理。新鮮な生の筍を半分に切って、そのままフライパンで焼き目をつけ、オーブン焼きにするだけ。アク抜きしていません。
ポイントは小ぶりで鮮度のよい筍を使うこと。またフライパンでこんがりと焼きつけることで、アクを抜く効果があります。生ならではの薫りやほろ苦さが魅力なので、収穫直後~2日くらいまでは、煮物に使うにも水で下茹でするくらいでも十分です。ほっくりとお芋のような良い香りがしてきたら、焼き上がり。サクサクとしたみずみずしい食感が楽しめます。
そんな筍に今回は、アンチョビソースを合わせてみました。筍には木の芽で香りを添えるのが定番ですが、実はローズマリーも相性抜群。ニンニクとローズマリーの香りを移したオリーブ油に、旨味たっぷりのアンチョビを溶かし、仕上げにバターでコクと風味をプラスします。このソース、バーニャカウダソースとして色々な野菜に使えますし、焼き魚にかけたり、パスタソースにしてもおいしく仕上がります。
筍は、皮ごとドンとお皿に盛って。見た目でも楽しんでくださいね。
材料(2人分)
手順1 切る
筍は皮つきのまま縦半分に切る。アンチョビ、にんにくはみじん切りする。オーブンは200℃に温めておく。
手順2 フライパンで焼く
フライパンにオリーブ油を注いで中~強火にかけ、筍の断面を、こんがり色づくまで焼く。
動かさないで!
焼いている間、つい、動かしたり触りたくなりますが、そうするとなかなか焼き目が付きません。じっくり待って。
手順3 オーブンで焼く
筍の断面に塩を振り、200℃のオーブンで30~40分加熱する。目安は、竹串がすっと通るくらいまで。
手順4 ソースを作る(1)
小鍋にオリーブ油、にんにく、ローズマリーを入れて弱火にかける。
弱火で香りを引き出して
必ず弱火で。にんにくやローズマリーを焦がさないよう(苦味やえぐみが出てしまいます)気をつけましょう。
手順5 ソースを作る(2)
沸々と細かい泡が立ち、よい香りがしてきたら、アンチョビを加える。
手順6 ソースを作る(3)
ヘラでかき混ぜ、アンチョビがほぼ溶けたところで火を止め、バターを加え、溶かし混ぜる。
手順7 切る
オーブンから出した筍に切り目を入れる。食べやすいよう、皮と身の間を切り離すように削いで、一口大にカットする。
完成
皮ごと皿に盛り、アンチョビソースをかけて頂く。ほんのりとした甘味とほろ苦さが、アンチョビの塩気と相まって、金麦を引き立てます。