ごはんとおつまみレシピ
和のアレンジに終始しがちなひじきを、ベトナム料理でおなじみの生春巻きにアレンジ。
レモン汁と大葉が爽やかにまとめます!
2015年03月20日
カルシウム豊富な、ヘルシー食材として人気のひじき。収穫は、水がぬるむ春です。波の荒い磯の岩場に生え、秋から冬にかけて50cm~1mにまで成長したものを刈り取ります。その芽の部分が芽ひじき、茎を長めに切ったのが長ひじきです。今回は、長ひじきを使って、ベトナム料理でおなじみの生春巻きにアレンジしました。ひじきは、油で炒めることで風味が出てくるので、しっかり炒め煮にしましょう。粗熱が取れたらレモンの酸味を加えて爽やかに。たれ要らずの生春巻きは、お花見弁当にも重宝します。春に出回る生ひじきを使ってもよいでしょう。その場合は、長ひじきを戻した分量と同じ120gを目安に使用してください!
材料(2人分)
手順1 戻す
長ひじきは水に浸して柔らかく戻し、水気を切る。
手順2 切る
生姜、にんにくはみじん切りにする。サニーレタスは食べやすい大きさにちぎる。にんじんときゅうりはせん切りにする。万能ねぎは12cmほどの長さに切る。
手順3 炒める(1)
フライパンに油を熱し、豚ひき肉と生姜、にんにくを炒める。ひき肉に火が通ったら、戻した長ひじきを加えて、さっと全体を炒める。
手順4 炒める(2)
炒めたひき肉と長ひじきに、酒、醤油、砂糖を加え、煮汁がほとんど無くなるまで炒め煮にする。
水分を残さないよう炒め煮に
たれ要らずに仕上げるためにも、ひじきにしっかり味を含ませます。生春巻きの具にするので、水分はしっかり飛ばしましょう。
手順5 混ぜる
炒め終わったひじきとひき肉を、バットに移して粗熱を取り、レモン汁を回しかけて混ぜ合わせる。
レモン汁は冷めてから
熱いうちにレモン汁を加えると酸味が飛んでしまうので、具材が冷めてからレモン汁を回しかけます。
手順6 くぐらせる
生春巻きの皮はさっと水にくぐらせ、乾いたまな板の上に置く。
生春巻きの皮は水に浸しすぎないで
生春巻の皮はさっと水にくぐらせる程度でOK。水気が多いと皮が柔らかくなり過ぎ、破れやすくなります。
手順7 包む(1)
皮の手前に野菜、ひじきの炒め煮を1/4量ずつのせ、1~2㎝ほど離して、大葉を2枚並べる。
手順8 包む(2)
野菜と具材が横からはみ出ないようしっかり押さえながら、中央の皮を手前から奥に向かってひと巻きする。皮の両端を内側に折り込んで、奥へと転がし、巻きあげる。
巻きにくければ具の順番を変えて
サニーレタスを一番上にかぶせ、具全体を包み込むように押さえれば、巻くときにはみ出しません。
完成
セリや香菜などお好みの香味野菜を添えて。ひじきの炒め煮は、たれ要らずのしっかり味なので、たっぷりの野菜と組み合わせて、サラダにしても楽しめます。