ごはんとおつまみレシピ
桜海老が香ばしい炒飯を、菜の花スープに浸して頬張れば、春の醍醐味が口いっぱいに広がります!
2014年03月07日
目がさめるような元気なグリーン。独特の香りとほろ苦さの菜の花を、シンプルな塩味のスープに仕立てました。菜の花には油を絡めておき、スープをしっかり沸騰させてから加えることで、鮮やかな緑が留まります。また、熱いごはんに卵を絡めてから炒めると、ふっくら炒飯が簡単に。卵は溶きすぎないのがポイントです。桜海老は、炒め油に最初に加え、旨味と香りを油に移しておくと、ごはんのひと粒ひと粒にしっかり行き渡ります。黄金色の炒飯に緑のスープは、まさにお花畑。華やかなワンプレートです。
材料(2人分)
手順1 油を絡める
菜の花を1~1.5cm幅に切り、サラダ油を絡める。
油を絡めておく
切ってすぐに絡めておくと、茹でても、菜の花の鮮やかな緑色が保たれます。
手順2 混ぜる
温かいご飯に卵を割り入れ、さっと混ぜ合わせる。
卵は混ぜ過ぎない!
炒める前に、ごはんに卵を混ぜておくと、パラパラに炒め上がります。ただし、さっと軽く混ぜるだけにして。混ぜすぎて卵のコシがなくなると逆効果です。
手順3 炒める(1)
フライパンにサラダ油を引き、桜海老をもみ砕きながら加え、弱火で加熱する。
手でもみ砕く
桜海老の香りが立ちやすく、旨味がしっかり油に移ります。焦げやすいので弱火で。
手順4 炒める(2)
10秒ほど加熱して香りが出てきたら、2のごはんを入れ、中火で炒める。
手順5 炒める(3)
淡口醤油を鍋肌に回しかけながら炒め合わせ、香りをつける。
醤油は鍋肌から
醤油は炒飯でなく、鍋肌に直接かけて。醤油の香ばしさを炒飯全体に行き渡らせます。
手順6 盛る
皿に、炒飯を山型に高く盛り付ける。お椀などに一度よそってから、お皿にひっくり返すと、美しい半球状に盛れます。
手順7 煮る
フライパンで鶏ガラスープを熱し、沸騰したら1の菜の花を加え、蓋をして1分ほど煮る。
必ず沸騰させて
スープの温度が低いと、菜の花に絡めた油が取れて濁ったスープになります。また、蓋をすることで菜の花に一気に火が入り、色鮮やかなスープに仕上がります。
手順8 仕上げ
水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、炒飯の周りに注ぐ。
完成
炒飯は桜海老の旨みと醤油の香り、菜の花スープは若々しい香りと優しい塩味を楽しんで。ごはんがスープを吸わないうちに、作りたてを食べましょう!