ごはんとおつまみレシピ
上品な旨味があり、嫌みのない淡泊な味わいの鰆は、和食でもおなじみの食材のひとつ。西京味噌焼きや、醤油とみりんを使った幽庵焼きなど、甘辛い味がよく合いますね。旬のこの時期なら、甘くほろ苦い「ふきのとう味噌」焼きはいかがでしょう。雪解けを待たずに顔を出すふきのとうは、春の訪れをいち早く知らせる山菜。ほろ苦さが、寒さで縮こまっていた身体に「活」を入れてくれます。刻んで味噌、みりんと炒めるだけで簡単常備菜に。焼いた鰆に塗って炙ればよそ行きの主菜に、油揚げに挟んで焼けば春の香りの簡単おつまみに。応用自在な和風ディップです!
材料(2人分)
手順1 混ぜる
ボウルに酒、砂糖、醤油、味噌を入れてよく混ぜ合わせ、たれを作る。
手順2 切る
ふきのとうを粗みじん切りにする。
切ったらすぐに炒める
ふきのとうは切るとすぐにアクが出て黒くなります。切ったふきのとうをすぐに炒められるよう、あらかじめ調味料を混ぜておきましょう。
手順3 炒める
フライパンに油を引き、中火でふきのとうを炒める。しんなりしてきたら、たれを加え、焦げないよう5分ほど練り上げる。
少し緩い状態で火から下ろす
ふきのとう味噌は冷めると固まるので、少し緩いうちに火から下ろします。清潔な瓶に入れれば1カ月は冷蔵保存可能。清潔な箸やスプーンで取り分けて!
手順4 下塩をする
鰆をバットに広げ、両面に薄く塩を振り30分ほどおく。出てきた水分をキッチンペーパーなどで拭き取る。
塩で余計な水分と臭みを出す!
塩を振っておくと余分な水分と共に臭みも流れ出ます。また身が締まって旨味が増します。
手順5 焼く(1)
鰆を魚焼きグリルまたはトースターで焼く。
手順6 塗る
焼き上がった鰆に“ふきのとう味噌”を塗り、くるみを散らす。
手順7 焼く(2)
魚焼きグリルまたはトースターでさらに1~2分ほど焼く。
2度焼きで失敗なし!
ふきのとう味噌は焦げやすいので、塗る前にまず鰆だけを焼いて火を通します。味噌を塗ったら仕上げ焼き。表面を乾かし、ほんのり焦げ目を付ける程度でOK。
完成
ふんわり焼けた鰆に、カリッと香ばしいくるみ。ふきの香りが上品に立ち上ります。いつもの献立が、ほんの少しランクアップします!
【おまけ】油揚げの“ふきのとう味噌”焼き
油揚げを半分に切り、中心に切り目を入れて袋状に広げ、中に“ふきのとう味噌”を塗ってトースターで2分程焼けば、簡単おつまみに。