ごはんとおつまみレシピ
鱈といえば鍋料理の定番ですが、今回は相性のよいじゃがいもと合わせてクリームで煮て、真っ白なひと皿に仕上げます。鱈はレモンと玉ねぎで下茹でしてから使うことで独特の臭みが取れ、クリアな味わいになります。きれいにつくるコツは、フライパンを使うこと。煮るときに箸などで混ぜると、鱈もじゃがいもも煮崩れてしまいます。フライパンだと、そのまま軽くゆするだけで全体にムラなく味と火が回るので、身を触らずに煮上げることができます。浅めの鍋でも大丈夫。鱈の茹で汁は捨てずに取っておいて、ごはんを炊いてみてください。炊き上がりに細かく切ったカリフラワーを入れて蒸らしたら、付け合わせにぴったりです。
材料(2~3人分)
手順1 下ごしらえ
鱈の両面に塩をふって15分ほどおく。出てきた水分をキッチンペーパーなどで吸い取る。
バットにも塩をふって
鱈を置くバットに先に塩をふっておくと、手間要らずです。
手順2 下茹でする(1)
鍋に水400ml、皮を剥いたレモン(スライス)、玉ねぎ(くし形に切って薄切り)を合わせて中火で熱し、沸いたら弱火に落として鱈を入れ、3分ほど茹でたら火を止め、粗熱がとれるまでそのまま置く。
余熱で火を入れる
茹でた湯に入れたまま冷ますことで、余熱で鱈にふっくら火が入ります。
手順3 下茹でする(2)
鱈の粗熱を取る間にじゃがいもを茹でる。鍋に、皮ごと2~4等分に切ったじゃがいも、たっぷりの水、塩少量を入れて中火で熱し、沸いたら弱めの中火にし、やわらかく茹でてざるに上げる。
手順4 ほぐす
鱈を鍋から引き上げ、水を拭き取る。皮と骨を外し、身を手でほぐす。
手順5 剥く
じゃがいもが熱いうちに、キッチンペーパーなどで包んで皮を剥き、食べやすい大きさに切る。
手順6 煮る(1)
フライパンでオリーブ油とにんにく(芽を除いて薄切り)を中火で熱し、香りが立ったら、生クリーム、酒、じゃがいもを加える。
手順7 煮る(2)
3~5分ほど煮て、生クリームが半量に煮詰まったら鱈を加え、さらに1分ほど煮る。塩、こしょうで味を調え、器に盛ってタイムを添える。
完成
食べるときにタイムの葉をしごいて散らすと、上品な香りが立ちます。パンを添えてもよいですが、鱈の茹で汁で炊いたごはんと一緒に食べると、鱈の味がダブルで愉しめます。