ごはんとおつまみレシピ
冬が旬の蟹を、相性のよいトマトと合わせて雑炊に仕立てました。寒い日の夜にほっこりあたたまる、体にやさしいご飯ものです。蟹は、手軽に手に入る缶詰を使います。缶汁にもうまみが溶け出しているので、無駄なく汁ごと入れましょう。ポイントは、蟹の脚を使うこと。缶詰だけでもおいしくできますが、脚を入れると出汁が出てより深い味に仕上がります。見た目も豪華なので、あるのとないのとでは大違い。もちろん、中の身もいただきます。蟹とご飯を煮たら、トマトはフレッシュ感が残る程度に火を通して、最後は卵でとじます。蟹とトマトで充分なうまみが出るので、調味料は塩と醤油、そしてアクセントにこしょうを少し。あたたかい冬の一品の完成です。
材料(2~3人分)
手順1 煮る
鍋に出汁と蟹缶を汁ごと合わせて火にかける。ひと煮立ちしたら塩と醤油を加えて味を調える。
手順2 加える
出汁にご飯を加えてほぐし、蟹をのせる。
冷やご飯は洗ってから、温かいならそのまま
冷やご飯は、一度ざっと水洗いして水を切ってから入れるとおいしく出来ます。炊きたてを使う場合はそのまま投入してください。
手順3 煮込む
ふきこぼれないように火を弱め、蓋をして3~4分煮込む。
手順4 切る
トマトをざく切りにして、ご飯の鍋に加える。
手順5 とじる
卵を溶きほぐし、鍋のご飯に回しかける。器に取り分け、好みでこしょうをふる。
卵は半熟が理想
卵を入れたら、あまり加熱しすぎないようにします。半熟くらいがちょうどよく、ご飯と蟹によくなじみます。
完成
蟹とトマトの赤に卵の黄色。色合いも鮮やかでおいしそうです。蟹の脚を一緒に煮込むことでしっかりと出汁がとれてうまみたっぷり。アツアツを召し上がれ。