ごはんとおつまみレシピ
煎り胡麻からすり潰して作る胡麻味噌は、豊かな香りと小気味よい舌触りが魅力。
素揚げした野菜の味わいを、一段も二段も深めてくれます。
2014年12月05日
冬至には「運(うん)」の「ん」の字が付く食べ物で運を呼ぶとの言い伝えにちなんで、今回は、「ん」が二つも付くかぼちゃ(南瓜=なんきん)と蓮根(れんこん)を使いました。
一度素揚げしてから、甘辛い“胡麻味噌”をからめた、こっくりと深い味わい。ご飯のおかずに、長い夜の晩酌にもぴったりです。胡麻味噌は、練り胡麻を使うのではなく、煎り胡麻から自分ですり潰すのがポイント。香りと食感が違います! フードプロセッサーを使えば、簡単です。冬本番を前に、ビタミン豊富なかぼちゃを食べ、風邪予防につなげる。そんな先人の知恵を享受したいですね。
材料(2~3人分)
手順1 切る(1)
かぼちゃを長さ5~6cm、厚さ1.5cmのくし形に切る。
手順2 切る(2)
蓮根は厚さ1cm弱の輪切りにする。大きい場合は半月、またはいちょう切りにする。
かぼちゃも蓮根も、皮は残します
揚げた後、和えるときに崩れにくくなります。また、皮ごと食べることで栄養価も上がります。
手順3 揚げる
かぼちゃと蓮根を、170~180℃の油で、それぞれ火が通るまで揚げ、油を切っておく。
十分に火を通して
かぼちゃは竹串がすっと通ったら、蓮根はきつね色になったら、火が通った証拠です。
手順4 すり潰す(1)
白煎り胡麻をフードプロセッサーにかける。胡麻が粉状になっても回し続けること。
手順5 すり潰す(2)
油が滲み出てきて、容器の側面に張り付き出すので、途中2~3回ほど止めて、へらで掻き落とし、しっとりとしたそぼろ状になるまでさらに回す。
手順6 混ぜる
白味噌、砂糖、醤油を加え、さらにフードプロセッサーにかける。しっとりしたそぼろ状になったら、半分量をボウルに移す。
胡麻味噌の応用法
胡麻味噌は、まとまった量を一度に仕込んだ方が作りやすいです。残りの半量はラップに包んで保存を。里芋やゴボウなど、ほかの根菜類にも合います。
手順7 和える
かぼちゃと蓮根をボウルに加え、胡麻味噌で和える。
軽く押しつけるように
胡麻味噌を野菜の表面に軽く押しつけるようにすると、からみやすいです。
完成
残りの胡麻味噌は冷蔵庫で2週間保存可能。茹でいんげんや里芋を和えてもおいしいですよ。