ごはんとおつまみレシピ
和食の菜飯(なめし)にも似た中華の菜飯(さいふぁん)。現地ではこってりした肉料理と合わせたり、ラードや牛脂も一緒にごはんに混ぜ込むのが特徴。脂が入るためコクが出て、冷めても固まらないので晩酌のお供にもなります。
今回は、葱油を混ぜ込んだ菜飯に、牛しゃぶとたっぷりの長ねぎ、セロリ、赤ピーマンをのせました。炊きたての新米は水分が多いので、青梗菜の水気を十分に絞っておくのがおいしくつくるコツです。市販の葱油でも良いですが、時間があれば自家製葱油にも挑戦してみてください。風味の良さに驚くはずです。
材料(2人分)
手順1 たれをつくる
ナンプラー、豆板醤、醤油、砂糖、酢、胡麻油、オイスターソースを混ぜ合わせて、たれをつくる。
手順2 切る(1)
長ねぎは斜め細切り、セロリは繊維を断ち切るように斜め薄切りにし、葉は手でちぎる。パプリカは細切りにする。
手順3 茹でる
沸騰した湯に塩少々を入れ、青梗菜をさっとくぐらせてザルに上げ、粗熱を取る。
茹でた青梗菜は水にさらさない
水っぽくなるのを避けるため、茹で上げた青梗菜は冷水に取らず、そのまま冷まします。
手順4 切る(2)
青梗菜を粗みじんに切り、ペーパータオルに包んでよく絞る。
よく絞って水気を取る
温かいご飯に混ぜた時、ご飯がベチャっとならないよう、青梗菜はペーパータオルに包んでしっかり水気を絞っておきます。
手順5 菜飯をつくる
ボウルにご飯を入れ、塩、青梗菜、葱油を加えてよく混ぜ合わせる。
手順6 牛しゃぶをつくる
鍋に湯を沸かし、沸騰したら火を止めて牛肉を入れ、しゃぶしゃぶにする。
牛肉は、沸騰状態より少し下げた湯温で加熱します
湯が沸騰したら火を止め、そこに一気に牛肉を入れて湯温を下げます。その状態で火を入れれば、肉がしっとり柔らかく仕上がります。
手順7 絡める
ボウルに牛しゃぶ、長ねぎ、セロリ、パプリカを入れ、たれをかけて全体に絡める。
手順8 盛る
菜飯を器によそい、上に牛しゃぶと野菜を盛る。
完成
はじめに牛しゃぶと野菜を晩酌でつまんで、締めに菜飯を食べても。豚しゃぶにしてもおいしいのでぜひお試しを。
葱油のつくり方
長ねぎ、皮付きのままカットした玉ねぎ、生姜、サラダ油をフライパンに入れて火にかけ、時々全体をかき混ぜながら強火で煮て、長ねぎや玉ねぎが黒くなったら火を止めて濾す。