ごはんとおつまみレシピ
深まる秋の夜長のお供に、ひと味違うスナックを。
香り高く揚げた里芋は、表面カリッと、中はむっちり。
2016年10月14日
里芋、どんな風に食べていますか?煮物にしたり、汁物に入れたりすれば、秋の深まりを感じさせるおふくろの味になりますね。そんなことからも和のイメージが強い素材ですが、今回はフライドポテト風にアレンジした、洋のスナックフードに仕立てます。フィンガーサイズにカットして、にんにくとローズマリーがほんのり香るよう、カリッと揚げました。おいしさの秘密は、里芋に小麦粉をはたくことと、二度揚げすること。こうすると表面はカリッと軽やかながら、食べるとむっちりとした質感で、里芋らしい淡泊な味も生かされます。里芋好きはもちろん、「あの粘り気がちょっと苦手」と言う人も納得の味わいです。
材料(2~3人分)
手順1 切る
里芋は天地を切り落として10~12等分の薄いくし形に切り、皮を剥く。にんにくはつぶす。ローズマリーは2~3等分長さに切る。
里芋はカットしてから皮を剥いて
里芋は皮を剥くとぬめりで手が滑ることも。先にくし形にカットしてから皮を剥けば楽です。また皮に近い部分は繊維が多く歯ごたえが悪いので、厚めに剥きます。
手順2 粉をはたく
皮を剥いた里芋に薄く小麦粉をはたく。
小麦粉で表面をコーティング
里芋は油をよく吸い、そのまま揚げると食感が悪くなるので、表面を小麦粉で覆って油の吸収を抑えます。
手順3 揚げる(1)
フライパンに里芋とにんにく、ローズマリーを入れ、ひたひたになる程度にサラダ油を注いで火にかける。
手順4 揚げる(2)
やや低めの温度(150℃くらい)まで油の温度を上げてから、じっくりと5分ほど揚げる。
手順5 揚げる(3)
里芋の表面がきつね色になり竹串がすっと通ったら、にんにく、ローズマリーとともに引きあげる。
手順6 揚げる(4)
油を熱して中温(170~180℃ほど)まで温度を上げ、揚げた里芋だけを戻し入れ、2分ほど二度揚げして油を切る。
二度揚げでカリッとした食感に
揚げた里芋はしんなりとしているので一度引き上げて冷まして水分を飛ばします。その後に温度を上げた油で二度揚げするとカリッとした食感になります。
手順7 仕上げる
器に里芋、ローズマリー、にんにくを盛り、塩、粗挽きこしょうをふる。
完成
食べるときはぜひ、揚げたて熱々を。揚げたにんにくも一緒に味わってくださいね。