ごはんとおつまみレシピ
青く澄んだ空にいわし雲が浮かぶようになると、秋も本番。各地から、鮭の遡上(そじょう)の便りが届きます。鮭は縄文時代の貝塚からも骨が見つかるほど、日本人になじみ深い魚。特に塩鮭は、朝食の定番として常備されている家も多いのでは? 今回はこの塩鮭を使って、皆が大好きなポテトサラダにアレンジしましょう。じゃがいもは男爵やキタアカリでつくるとほっくりとした味わい、メークインでつくるとしっとりクリーミーに。茹でたらいったん水を切って粉吹きにするのが、口あたり滑らかに仕上げるコツです。もう1つ、ビネグレットソースで和えた玉ねぎを加えます。味の輪郭がくっきり。マヨネーズも少なめですみます。いつもの材料で、いつもとひと味違うレシピ、挑戦してみてください。
材料(2~3人分)
手順1 焼く
フライパンにサラダ油を引いて中火で熱し、鮭を焼く。表面がこんがりと焦げるまで焼けたら、火から下ろす。
手順2 ほぐす
鮭の皮と骨をとりのぞき、大きめにほぐす。
大きめにほぐして
鮭の食感や味わいが引き立つよう、身は大きめにほぐします。
手順3 茹でる
じゃがいもは皮をむき、大きめの乱切りにして、1%の塩を加えた水に入れて茹でる。
多めの塩で水から茹でて
大ぶりに切ったじゃがいもは塩を入れた水に入れて強火にかけ、沸騰したら弱火に落として15分ほど茹でて、下味を付けます。
手順4 切る
水菜は3~4cmの長さに切る。玉ねぎは薄くスライスして5分ほど水にさらし、水気をよく絞る。
手順5 混ぜる(1)
オリーブ油、酢、塩、こしょうを混ぜ合わせてビネグレットソースを作り、玉ねぎを和える。
玉ねぎに下味を付けておきます
玉ねぎに下味を吸わせておくことで、味が全体に絡みやすく、メリハリも出ます。
手順6 水気を飛ばす
じゃがいもに串を通して芯まで火が通ったのを確かめたら、鍋の湯を捨て、弱火にかけて水分を飛ばし、粉吹きにする。
じゃがいもは“粉吹き”に!
水気の無くなった鍋をそのまま火にかけ、じゃがいもを転がしながら表面に粉が吹くまで水分を飛ばします。火加減は弱火で。鍋底を焦がさないよう注意しましょう。
手順7 つぶす
じゃがいもは熱いうちにつぶし、マヨネーズと下味をつけておいた玉ねぎを加えて混ぜ合わせる。
じゃがいもは熱いうちにつぶして
冷めたじゃがいもはつぶしにくく、味もなじみにくくなります。
手順8 混ぜる(2)
粗熱がとれたらほぐした鮭と水菜を加えてさっくりと混ぜ、塩、こしょうで味をととのえる。
水菜は冷めてから加えて!
水菜は、じゃがいもの粗熱が取れてから加えて。水菜のシャキシャキとした食感を生かせます。
完成
水菜の代わりにキュウリを入れても。その場合もじゃがいもの粗熱が取れてから加えるとキュウリの食感が生かせますよ。