ごはんとおつまみレシピ
秋刀魚が店先に並び始めると、夏も終わり。おいしい焼き秋刀魚の季節の到来です。今回はたっぷりの生姜と一緒に土鍋で秋刀魚を炊き込むごはんをご紹介します。土鍋ごはんは難しそう…と思いがちですが、やってみると意外に簡単。沸騰したら弱火にして10分ほど炊き、中の水気がなくなっていれば火を止め、蓋をしたまま蒸らせば出来上がりです。途中で蓋を開けても差し支えありません。秋刀魚は焼いてから米と一緒に火にかけ、炊き上がったら一旦取り出し、身をほぐしてごはんに戻します。混ぜ合わせれば、季節の香りいっぱいの土鍋ご飯に。晩酌の〆にぴったりですし、人が集まる宴で披露すれば、喜ばれること請け合いです。
材料(2~3人分)
手順1 切る(1)
研いだ米と水をボウルに入れて30分おく。生姜はみじん切りに、青ねぎは小口切りにする。
米はボウルに入れて浸水させます
土鍋に米と水を入れて浸水させると、土鍋も水を吸収します。その状態での急な加熱は、鍋底にヒビが入ることがあります。
手順2 下ごしらえ(1)
秋刀魚の表面に青いウロコが付いていれば、尾から頭に向けて包丁の背でなでて取り除く。やさしく水洗いし、ペーパーで水気を拭き取る。
手順3 切る(2)
秋刀魚の頭と尾を切り落とし、半分の長さに切る。
内臓は残しておきます
内臓も一緒に炊き込めば、旨味とほろ苦さ、香りがごはんに移ります。苦手な人は、炊き込んだ後に内臓を除くことで解決します。
手順4 下ごしらえ(2)
秋刀魚の両面に薄く塩をまぶして20分ほどおき、秋刀魚の表面に出てきた水分を拭き取る。
塩をまぶして臭みを取ります
滲み出た水分を拭き取ることで、秋刀魚の臭みが取れ、ほどよい塩味が付きます。
手順5 焼く
魚焼きグリルなどで両面をこんがりと焼く。
手順6 炊く(1)
浸水した米と水、生姜、塩、醤油を土鍋に入れて混ぜ、焼いた秋刀魚をのせて火にかける。
手順7 炊く(2)
中~強火で10~15分ほど炊き、蓋の穴から蒸気が勢いよく出たら、弱火にして10分ほど炊く。蓋を開けてみて水分が米にしみ渡っていたら火を止め、蓋をして10分ほど蒸らす。
手順8 ほぐす
秋刀魚を取り出し、骨を外して身をほぐす。
血合いや内臓が苦手なら取り除きます
血合いや内臓が苦手なら、骨を外すときに一緒に取り除きます。焼く前にするより、きれいに除くことが出来ます。
手順9 仕上げる
ご飯にほぐした身を戻し入れ、青ねぎも加えてさっくりと全体を混ぜる。
完成
鍋底のおこげも香ばしくておいしいです。もし炊飯器で炊くなら、米は浸水させずに、水、調味料と一緒に炊飯器に直接入れ、上に焼いた秋刀魚をのせて炊いてください。