ごはんとおつまみレシピ
桜海老の香ばしさ、苦瓜のほのかな苦味が、食欲を刺激します。レモン塩を添えて、爽やかに。
2015年07月17日
熱帯アジアが原産の苦瓜(ゴーヤ)。中国語では涼瓜とも記され、東南アジアや沖縄では蒸し暑い夏を乗り切るための養生食として親しまれてきました。苦瓜に含まれるビタミンCはトマトの5倍といわれ、苦み成分は胃液の分泌を促すので食欲不振の解消にも役立つのだそうです。一方、あの苦味が苦手という声も…そんな方のためにおいしく食べられるよう、苦瓜をさっと茹でて苦味を和らげてから海老と筍の餡をつめて揚げます。サクッと揚がった苦瓜は肉厚でジューシー。すり身に混ぜた香ばしい桜海老と筍が良いアクセントに。香りのよいレモン塩は、どんな揚げ物にもぴったり。覚えておくと便利です。
材料(2~3人分)
手順1 餡をつくる(1)
むき海老は粗みじん切りにして粘りが出るまで叩く。背脂はみじん切りにする。筍は細切りにして片栗粉をまぶす。
筍に片栗粉をまぶす
片栗粉は、筍から水気が出るのを抑える役割があります。シャキッとした食感を保つとともに、餡をつなぐ役割もしてくれます。
手順2 餡をつくる(2)
ボウルに下ごしらえをした海老、背脂、筍を入れ、桜海老、塩、こしょうを加えて粘りが出るまでよく混ぜる。
手順3 切る
苦瓜は1.5㎝の厚さに切り、スプーンを使って中のワタをくり抜く。
手順4 茹でる
塩少々を入れた湯で、苦瓜を1分茹でて冷水に取り、水気を拭く。
苦瓜の苦味が好きな人は茹でずに
塩茹ですると、苦瓜の苦味が抑えられますが、茹でずにそのまま使ってもおいしくいただけます。
手順5 詰める
苦瓜のくり抜いた穴の内側に片栗粉をまぶし、スプーンを使って餡を穴に押さえるようにたっぷり詰める。
手順6 加熱する
餡を詰めた苦瓜を耐熱皿に並べ、500wの電子レンジで1分間加熱する。
手順7 揚げ衣をつくる
小麦粉、ベーキングパウダー、卵の順によく混ぜ合わせ、水を少しずつ加えて伸ばし、最後にサラダ油を加え混ぜる。
サラダ油は最後に入れて
衣の生地に油を入れて混ぜることで、揚げる過程で衣が気泡を抱き込み、サクッと仕上がります。
手順8 揚げる
レンジで加熱した苦瓜の両面に片栗粉をまぶして軽く押さえる。揚げ衣を絡め、180℃の油できつね色になるまで揚げる。
手順9 レモン塩をつくる(1)
フライパンに塩を入れてサラサラになるまで煎る。みじん切りにしたレモンの皮を加え、サラサラになるまでさらに炒める。
手順10 レモン塩をつくる(2)
こしょう、レモン汁を加え、再び水気がなくなるまで炒める。
材料は一度に入れない
塩、レモンの皮、こしょう、レモン汁は一度に加えず、少しずつ加えて水気を飛ばしながら煎り上げます。
完成
食べるときにレモン塩を付けて、爽やかな酸味を楽しんで。冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめです!