閉じる

カテゴリーからレシピをみる

季節

閉じる

ごはんとおつまみレシピ

蛸と茄子の和風ラタトゥイユの写真

蛸と茄子の和風ラタトゥイユ

下揚げして、風味と食べごたえを増した夏野菜に、蛸と味噌がマッチ。冷やしても温めても美味な常備菜。

2014年06月20日

隠し味に八丁味噌を加えて
コクのある旨味に

夏至をすぎ、7月初めまでの10日間を暦の上では 「半夏生」(はんげしょう)といいます。夏至までに済ませた田植えの稲の根が、蛸の足のように深く広がればとの願いを込めて、関西ではこの時期、蛸を食べる習慣があります。蛸にはタウリンが多く含まれ、田植えで疲れた身体を癒す効果があったかもしれませんね。今回は旨味が強く、塩分が低いことが特徴の八丁味噌を加えた、トマト煮込みをご紹介します。じつは、トマトと八丁味噌は、酸味+旨味のあるものどうし、相性が良く、相乗効果が期待できます。八丁味噌が無ければ、いつも使っている味噌でもOK。その場合は塩を少なめに加減してくださいね。

材料(4~5人分)

  • 茹で蛸 200g
  • ナス 2本
  • ズッキーニ 1本
  • パプリカ 1個
  • 玉葱 1/4個
  • 生姜 1片
  • オリーブ油 大さじ1
  • トマト水煮缶 200g
  • 100ml
  • 100ml
  • 八丁味噌 10g ※八丁味噌がない場合にはいつも使っている味噌でも代用可。
  • 小さじ1/2
  • 揚げ油 適量

手順1 切る(1)

手順1 切る(1)

蛸を食べやすい大きさに切る。

少し大きめに切る
蛸は煮込むと縮むので、少し大きめに切ります。

手順2 炒める

手順2 炒める

鍋にオリーブ油を温め、みじん切りにした玉葱と生姜を香りが出るまで炒める。

手順3 煮る(1)

手順3 煮る(1)

トマト、水、酒、八丁味噌、塩、蛸を入れ、蓋をせずに30~40分ほど煮る。

煮汁が1/4になるまで煮つめて
火加減は強めの中火で、水気を飛ばすように。煮汁が1/4の量になるくらいまで煮ます。

手順4 切る(2)

手順4 切る(2)

ナスは厚さ1.5cm、ズッキーニは厚さ1cmのそれぞれ輪切りに。パプリカはくし型に切って、さらに半分の長さに切る。

手順5 揚げる

手順5 揚げる

ナス、ズッキーニ、パプリカをたっぷりの油で、高温でさっと素揚げする。

野菜は別々に揚げる
火の通り方がそれぞれ違うので、一種類ずつ素揚げにして、油を切ります。後で煮るので揚げ加減は8~9割程度で十分です。

手順6 煮る(2)

手順6 煮る(2)

素揚げした野菜を、蛸を煮ている鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。

手順7 仕上げ

手順7 仕上げ

火を止め、蓋をして10分置いてなじませる。

完成

完成

出来立てもいいですが、冷蔵庫で冷やすと、また違った味わいが楽しめます。温め直せば、味がなじんでさらにおいしく。かぼちゃやインゲンなど、身近な夏野菜でも作ってみてください。