ごはんとおつまみレシピ
材料を油で揚げたり、焼いたりしてから煮たものを「オランダ煮」といいます。貿易の街・長崎に伝わる料理で、西洋の調味料や調理法を取り入れたことから、「西洋風の」という意味で「オランダ」と呼んでいたのが名前の由来とされています。
夏野菜の代表格であるナスはオランダ煮にすると、とってもおいしい食材。油と相性がよく、味も染み込みやすいので、しんなりとおいしく仕上がります。今回は旬のスズキ、ビタミン豊富な彩り野菜をたっぷり加え、栄養満点の華やかなメインディッシュに仕上げます。
スズキは片栗粉をつけてカリッと揚げれば煮崩れしにくく、うま味もキープできます。野菜もサッと素揚げすると、色鮮やかに。煮汁にはお酢を加えてさっぱりと仕上げました。
ジメジメと蒸し暑い日には、冷蔵庫で冷やしてから食べてみてください。口の中に魚や野菜のうまみがひんやりと広がって、気分もさっぱりしますよ!
材料(2人分)
手順1 下ごしらえ
スズキを一口サイズに切り、塩、こしょうで下味をつけて片栗粉をまぶす。
手順2 切る
ナスは横半分に切ってから、縦半分(大きい場合は縦3~4等分)に切る。パプリカは細切りする。アスパラガスはピーラーで皮をむき、斜め4cm幅に切る。ミニトマトはヘタをとる。野菜の水気をしっかりと切っておく。
手順3 揚げる
油を170度に熱してナスを30秒、パプリカを30秒、アスパラガスを30秒、ミニトマトを20秒、それぞれ素揚げする。スズキは表面がカリッとするまで2~3分程揚げる。
野菜はサッと揚げよう!
野菜はそれぞれ20~30秒ずつ、サッと揚げると、食感を損なわず、色もきれいに仕上がります。ナスは皮目から揚げると退色しにくいですよ。
手順4 煮る
鍋に水を入れ、昆布をキッチンバサミで3ミリ幅に切りながら加える。醤油、みりん、酢を加えて中火にかけ、沸騰したらスズキ、ナス、パプリカ、アスパラガス、ミニトマトを加える。
手順5 冷ます
ひと煮立ちしたら火を止め、30分おいて冷まし、味をなじませる。
完成
野菜だけでなく、煮汁もおいしいのでぜひ味わってみて。ごはんにかけたり、素麺を入れたりしてもおいしいですよ!