ごはんとおつまみレシピ
ジメジメと蒸し暑い梅雨は食欲が落ちてしまいがち。こんなときは香り豊かでするするっと食べられる、ひつまぶし風の丼で元気をつけましょう! ひつまぶしとは名古屋の名物で、おひつに入れたごはんに刻んだ鰻をまぶしたもの。一膳目はそのまま、二膳目は薬味をのせて、三膳目はお茶漬けで……と、味の変化を楽しめるのが魅力です。今回は鰻を鶏肉にかえ、中華風にアレンジ!
調理のポイントは香ばしさを出すこと。鶏肉は皮をパリッと焼き、ごはんはこんがり焼きむすびに。チリソースにも炒めたにんにくと長ねぎを入れて香り豊かに仕上げます。こうすることで昆布だしをかけても味がぼやけず、最後までおいしく食べられるんですよ。
材料(2人分)
手順1 だしをとる
昆布は左右の端にハサミで切り込みを数カ所入れる。鍋に水、昆布を入れて30分置き、中火にかける。沸騰直前に昆布を取り出し、塩を加えて混ぜる。
手順2 切る(1)
鶏肉に塩こしょうで下味をつける。長ねぎ、にんにくはみじん切りにする。青ねぎは小口切りにする。
手順3 焼く(1)
フライパンを弱火で熱し、鶏肉を皮目から入れて焼く。表面が香ばしく焼けたら裏返し、蓋をして中まで火を通す。
手順4 切る(2)
鶏肉を取り出し、そぎ切りにする。
手順5 チリソースを作る
フライパンに残った油で長ねぎ、にんにくを弱火で炒め、にんにくの香りが立ったら水、ケチャップ、酒、酢、醤油、豆板醤を加える。煮立ったら片栗粉を水で溶いて加え、とろみづけする。
フライパンの油は捨てないで!
鶏肉を焼いたあとの油はチリソースに利用。うまみが加わってよりおいしくなるよ!
手順6 握る
手に塩をつけ、ごはんを円盤型に握る。
おむすびはしっかり握って!
おむすびはギュギュッとしっかり握ると、焼いても崩れにくくなるよ!
手順7 焼く(2)
フライパンを中火で熱してごま油をひき、おむすびを焼く。薄く焼き色がついたら表面に醤油を塗り、返しながら焦げ目をつける。これを3回ほど繰り返す。
手順8 仕上げる
焼きむすびを器に盛って鶏肉をのせ、青ねぎを散らす。チリソース、昆布だしを添えたら完成。
完成
鶏肉の代わりに豚バラ肉や海老などで作っても美味! 刻みのりや大葉をのせるなど、トッピングも自分流にアレンジしてみて。