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2022 WINNER

COCKTAIL

明け六つ
アケムツ
RECIPE
  • ジャパニーズクラフトジン ROKU(六) 20ml
  • ジャパニーズクラフトリキュール 奏 Kanade〈桜〉 10ml
  • ルジェ クレーム ド ピーチ 10ml
  • サントリー わつなぎ ゆず 10ml
  • フレッシュグレープフルーツジュース 10ml
  • サントリー グレナデンシロップ 1tsp
  1. 1. グレナデンシロップ以外の材料をシェークして、
    カクテルグラスに注ぐ。
  2. 2. グレナデンシロップをグラスに沈める。
  3. 3. ブラックオリーブ、ラディッシュ、グレープフルーツの皮、
    大根、南天の葉を飾る。

BARTENDER

鮎川 正徳 さん
Masanori Ayukawa
Bar 7th(大阪府)勤務
「明け六つ」とは、夜明けを報せる鐘のことで、日の出の時刻を表す言葉です。六種の和素材を使用したROKUをベースに、新しい始まりをKanade〈桜〉で、朝焼けのグラデーションはグレナデンシロップを沈めて表現しました。世界は今、長い夜を越えて新しい朝を迎えようとしています。このカクテルが皆さまの創る新時代を彩り、世界に“夜明け”が訪れますように。
今後もバーテンダーとして、技術やサービス、おもてなしはもちろんのこと、お客さまにより信頼していただけるように人間性も日々革新していきたいと思います。

鮎川さんがテレビ東京「カンブリア宮殿」番組内企画CM
『アイデアの扉』に出演されました!

昨年2位にあたる優秀賞を獲得され、今年見事最優秀賞の称号を得られた鮎川さん。
カクテルコンペティションに挑戦を続ける意味合いや優勝カクテル「明け六つ」の誕生秘話を語っていただきました。
鮎川さんのアイデアの扉を開ける方法とは?
番組内ではおさまり切らなかった未公開映像も含めたWEB限定版をお届けします。

サントリーカクテルアンバサダーとしての活動

シンガポールのゲストシフトでは参加者全員が優しくてフレンドリーで、本当に楽しい時間を過ごすことができました。
また、6月にはパリでゲストとして参加する機会をいただいています。初めてのヨーロッパ訪問なので「明け六つ」にどんな反応を示していただけるのか、心から楽しみにしています。
カクテルアワードについては、ぜひ挑戦してみてください。驚くほど素晴らしいことが体験できる可能性があなたを待っていますよ!

EVENT REPORT

  • 北海道エリア代表 丸山 和輝 さん 作品名 花手水(ハナチョウズ)
    北海道エリア代表 丸山 和輝 さん 作品名 花手水(ハナチョウズ)
  • 東北エリア代表 佐藤 喜晴 さん 作品名 Revoir(ルヴォワール)
    東北エリア代表 佐藤 喜晴 さん 作品名 Revoir(ルヴォワール)
  • 関東甲信越エリア代表 高橋 幸恵 さん 作品名 べスビアス
    関東甲信越エリア代表 高橋 幸恵 さん 作品名 べスビアス
  • 首都圏エリア代表 中野 賢二 さん 作品名 華雫(ハナシズク)
    首都圏エリア代表 中野 賢二 さん 作品名 華雫(ハナシズク)
  • 首都圏エリア代表 松岡 宏昌 さん 作品名 燦燦(サンサン)
    首都圏エリア代表 松岡 宏昌 さん 作品名 燦燦(サンサン)
  • 首都圏エリア代表 吉田 宏樹 さん 作品名 Grand Concerto(グラン コンチェルト)
    首都圏エリア代表 吉田 宏樹 さん 作品名 Grand Concerto(グラン コンチェルト)
  • 東海北陸エリア代表 北川 育美 さん 作品名 笑華(エミカ)
    東海北陸エリア代表 北川 育美 さん 作品名 笑華(エミカ)
  • 近畿エリア代表 鮎川 正徳 さん 作品名 明け六つ(アケムツ)
    近畿エリア代表 鮎川 正徳 さん 作品名 明け六つ(アケムツ)
  • 近畿エリア代表 藤川 勝浩 さん 作品名 咲花(サッカ)
    近畿エリア代表 藤川 勝浩 さん 作品名 咲花(サッカ)
  • 近畿エリア代表 生田 理実 さん 作品名 MUSUBI(ムスビ)
    近畿エリア代表 生田 理実 さん 作品名 MUSUBI(ムスビ)
  • 中国四国エリア代表 西本 浩紀 さん 作品名 Blue Planet(ブループラネット)
    中国四国エリア代表 西本 浩紀 さん 作品名 Blue Planet(ブループラネット)
  • 九州沖縄エリア代表 下畑 雄大 さん 作品名 観世水(カンゼミズ)
    九州沖縄エリア代表 下畑 雄大 さん 作品名 観世水(カンゼミズ)
ファイナリストが創り競う
“時代を表すカクテル”とは。
欧米から継承し、日本で独自の進化を遂げたカクテル文化。その魅力を世界へ伝え、未来につなげていく――。日本最高峰のカクテルコンペティション「サントリー ザ・カクテルアワード 2022」のファイナル(最終選考会)が開催されました。今年のテーマは「今、この時代を表すカクテル」 。一次審査、全国8エリアで行われたセミファイナルを経て、ファイナルへとノミネートされたのは、わずか12作品。時代を映す創作カクテルから、私たちはどんな“2022年”を味わうことができるのでしょうか。
新たな挑戦に相応しい
舞台で、夢を紡ぐ。
今年、ファイナルの舞台となったサントリーホールは、サントリーが文化貢献に取り組んできた象徴ともいえる場所。そして、小ホール「ブルーローズ」の名称には、不可能の代名詞とされていた青いバラをサントリーが開発した由来から、新たな挑戦の舞台にしてほしいという思いが込められています。風格ある空間にスタイリッシュな演出が施されたホール内にはライブ配信のカメラも入り、登壇するファイナリストの皆さんの表情からも高揚感が伝わってきます。
思わず引き込まれる
プロのパフォーマンス。
いよいよ競技本番。12名のファイナリストが、カクテル最高峰の名誉を賭けて5分間のパフォーマンスに挑みます。舞台には二人ずつ登壇し、それぞれのオリジナルカクテルを創作します。競技が始まると一気にプロバーテンダーの世界へ。心地よいジャズのリズムと、グラスや氷の涼しげな響き。凛と美しい姿勢と“魅せる”所作。一人ひとりの個性が際立つパフォーマンスに、会場中が引き込まれていきます。はたして、どの作品が栄冠に輝くのでしょうか。
世界へ羽ばたくカクテルの
象徴となった作品は――
「鮎川 正徳さん、明け六つです!」。祝福の拍手に包まれ、トロフィーが贈呈されると、鮎川さんは溢れる思いに言葉を詰まらせながら、大会と周囲の方々への感謝の言葉を重ねます。そして、エキシビションでは再び、明け六つの見事なパフォーマンスを披露。ゲスト審査員として試飲していただいた城 アラキ氏は「バランスもネーミングも良い。“勝ち”にはやっぱり理由がある」と称賛し、すべてのファイナリストに向けて労いの言葉をかけてくださいました。
感謝を力に、さらなる挑戦を
憧れの賞へと繋いだ。
カクテル アワード 2022
鮎川 正徳 さん
Masanori Ayukawa
バーテンダーを始めた15年前から憧れだった、この素晴らしい舞台に、去年(優秀賞を受賞)に続き今年も挑戦させていただきました。このような賞をいただき、本当にありがとうございます。コロナ禍でお店の営業がしっかりできない中、モチベーションを保って作品を創作し、練習することができたのは、妻やスタッフ、先輩や仲間が支えてくれたおかげです。そのみんなに、マスターとしていいところを見せて応えたいという思いでやってきました。感謝しかありません。
エキシビジョン動画
優秀賞
吉田 宏樹 さん
Hiroki Yoshida
ホテルニューオータニ バーカプリ(東京都)勤務
スコッチのスモーキーさ、アイリッシュの複雑さ、カナディアンの軽やかさ、アメリカンの華やかさ、そして日本の侘び。個性の異なる世界5大ウイスキーが見事に調和されたワールドウイスキー「碧Ao」をベースに、ジャパニーズクラフトを重ねたカクテルを創作しました。「碧Ao」が指揮者となりグラスの中で鳴り響く壮大な協奏曲は、今、この時代で最も大切な“笑顔”を生み出すカクテルです。どうぞご賞味ください。
入選作品の創作に込めた思い
ファイナルに選ばれた作品はすべて入選作です。豊かな感性とプロの技術によって“今、この時代”がそれぞれのカクテルに映し出され、色とりどりの感動を与えてくれました。お一人おひとりが紹介する創作作品、そしてバーテンダーとしての思いとは…。
  • 丸山 和輝 さん
    オーセントホテル小樽 メインバー キャプテンズ・バー
    (北海道)勤務
    コロナ禍で悩み、思わず神社へ足を踏み入れた時、花の露により手を清める「花手水(はなちょうず)」に心洗われました。その想いを「碧Ao」でグラスに青く奏で、映し出しました。日本のバーテンダーとして、先人たちが繋いできた誠実、整然、正確な技術と仕事への気持ちを継承し、伝えていきたいと思います。
  • 佐藤 喜晴 さん
    レストランバー牧水(宮城県)勤務
    フランス語で出会いを意味するRevoirをテーマに、和と洋の材料で創作しました。国産100%素材のKanade〈桜〉と巨峰を合わせて一体感のある甘みに。カルヴァドスによる奥深いコクと、2種類の柑橘により、立体的で複雑な風味に仕上げました。一期一会の今、カウンターでの出会いに輝く未来がありますように。
  • 高橋 幸恵 さん
    赤倉観光ホテル アクアバー(新潟県)勤務
    ベスビアスとは、長岡発祥の花火用語で、特大級の花火を意味します。今こそ、世界中の祈りを込めてと、奏 Kanadeボトルの七宝柄と柑橘のスライスが花火を連想させる、煌めく花火色のカクテルをおつくりいたしました。お客さまにとってバーはどこか特別な場所。その期待を少し上回る感動を感じていただけるよう心がけています。
  • 中野 賢二 さん
    The Okura Tokyo バーラウンジ スターライト(東京都)勤務
    和素材リキュール「ヘルメス グリーンティ」をベースとして、一期一会をグラスに表現しました。「碧Ao」の甘く華やかな印象と心地よいスモーキーさがカクテルに一体感をもたらせています。デコレーションは平和を象徴させ、今、あらためて出会いの大切さを認識し、新しい時代を紡いでいきたいという想いで創作しました。
  • 松岡 宏昌 さん
    BAR東京(東京都)勤務
    静寂な時を乗り越え、この時代に踏み出す一歩が明るく輝くよう願いを込めて。四季折々の自然豊かな風味のROKUと芳醇な味わいのマンゴヤンで、燦燦と降り注ぐ陽の光を表現しました。サラリーマンから転職してバーテンダーになり、どちらの立場も経験しているからこそ、仕事終わりの“最高の一杯”を提供したいと思います。
  • 北川 育美 さん
    名古屋観光ホテル メインバー プエルト(愛知県)勤務
    笑華(えみか)は、再会の喜びを表現したカクテルです。外出規制などの期間を乗り越え、バーで幸せそうに過ごされるお客さまの笑顔を花々になぞらえました。バーテンダーとしては、何気ない日でも「北川さんに会いに行こうか」と思い出していただけるような、お客さまの日常に寄り添える存在になりたいと思います。
  • 藤川 勝浩 さん
    assemble on eight(大阪府)勤務
    「咲」はもともと「笑」という字であり、花の開く様子を人の口元がほころびる様子に例えたとされています。その飾らない笑顔をHAKUで、花を奏 Kanade〈桜〉で表し、わつなぎ 生姜と「碧Ao」で日本と世界をつなぎ深みを持たせました。身近な後輩が大会によく出て頑張っている姿を見て、自分もチャレンジしようと参加を決めました。
  • 生田 理実 さん
    BAR SLOPPY JOE(兵庫県)勤務
    ご縁や心をつなぐMUSUBI「結び」。和の素材で新時代を表現した奏 KanadeとHAKU、そして洋酒づくりの原点ヘルメス。それらが一つとなって日本と世界、過去と現在を結び、新たな希望となるよう願いを込めて創作しました。カクテルをつくる時は、材料を活かすことを心がけ、素材の破棄もできるだけ出ないように意識しています。
  • 西本 浩紀 さん
    バーアンクール(広島県)勤務
    人々の心が一つになり、この青い地球が永遠に続くよう願いを込めてカクテルを創作しました。「碧Ao」をベースに、華やかで奥深く、瑞々しい味わいに仕上げ、デコレーションには咲き誇る花をイメージしました。バーテンダーとして一番やりがいを感じるのは、お客さまに喜ばれた時。今年もあらためてそう感じています。
  • 下畑 雄大 さん
    IRISH BAR ARIGO(大分県)勤務
    観世水(かんぜみず)は日本伝統の流水模様で、時の流れを表し、未来永劫の象徴とされています。日本の四季が生んだROKUをベースに、奏 Kanade〈柚子〉、わつなぎ 生姜といった和の材料を使用し、日本の時の流れを表現。流れる水は腐らずというように、今の困難な時代が素晴らしい未来に変わっていくことを願い創作いたしました。
カクテル文化の
魅力と可能性を伝える
前年度に続き、ライブ配信をメインに発信された「サントリー ザ・カクテルアワード 2022」。今年度は、本アワードについてのオンラインセミナーを応募開始前に実施するなど、より多くの方にオンラインでご理解・ご参加いただける環境づくりを進めました。
ファイナルステージを飾った珠玉の創作カクテル12作品は、その多くの方に響くアイコンとなり、カクテル文化の魅力と可能性を世界に伝えてくれることでしょう。サントリーは、これからも新しい時代のコミュニケーションに向き合いながら、カクテル文化を日本の「文化資産」として発信してまいります。