水と生きる SUNTORY

  • 工場行こうファクトリップ
  • 品質への取り組み
  • ドリンクスマイル
  • サントリー食品オンラインストア 新しいウィンドウで開く
  • SUNTORY WELLNESS 自分に合うサプリメントを探してみよう! 新しいウィンドウで開く
  • サントリー公式WEBマガジン「サントリーポスト」
  • 大阪・関西万博2025 サントリー万博特設サイト

2024 WINNER

COCKTAIL

てふてふ
テフテフ
RECIPE
  • SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」 20ml
  • ジャパニーズクラフトリキュール 奏 Kanade〈桜〉 15ml
  • クレーム ド キョホウ〈巨峰紫〉 10ml
  • サントリーわつなぎ ゆず 10ml
  • フレッシュライムジュース 5ml
  • 大葉 1枚
  1. 1. 全ての材料をシェークし、シノワで漉しながらカクテルグラスへ注ぐ。
  2. 2. ライムの皮、大根、ラディッシュを飾る。

BARTENDER

森﨑 和哉 さん
Kazuya Morisaki
SAVOY hommage(兵庫県)勤務
カクテルアワード30回記念、そして大阪万博開催を迎える大きな節目に、新たな挑戦と祝福を日本から世界へとつなぐ一杯のグラス。「てふてふ」とは、蝶々の愛称を伝統の仮名文字で表す言葉です。 喜びや生まれ変わりのシンボルとして世界中で愛される蝶の姿に、カクテルアワードのロゴから「昇る朝日」を重ねたデコレーションを施し、『継承と革新』を表現しました。四季の和素材から感じる懐かしくも新しい、悠々とした香りと凛とした味わい。日本情緒溢れるカクテルを、素敵な未来を担っていく次世代の飲み人へ届けたいと思います。

EVENT REPORT

30回目の開催を迎えた
日本最高峰のカクテルコンペティション
日本独自のカクテルの流儀を世界に伝え、未来につなげていくことをめざす「サントリー ザ・カクテルアワード」。節目になる30回目の開催となった2024年度は、「次世代の飲み人に届けたいカクテル」をテーマに新たな審査方法のもと、11月22日(金)にサントリーホール ブルーローズ(小ホール)でファイナル審査が開催されました。全国から一次書類審査、セミファイナルを勝ち抜いた8名のファイナリストの皆さんがこのファイナルの舞台で熱い戦いを繰り広げられました。
カクテル創作を2つの部門で競い合う
今回のファイナルでは、従来までの『創作カクテル審査』をファーストステージとし、上位3名を選出。そこから新たに設けられたセカンドステージとして、与えられたお題に応じてカクテルを自由創作する『Yatte Minahare審査』が実施され、「カクテル アワード 2024」受賞者が選出されます。
早速、ファーストステージの『創作カクテル審査』がスタート。この日のために練習を重ねてきた8名のファイナリストが、培ってきた技術を競い合います。軽快なコンテンポラリー・ジャズのリズムに、華麗な創作パフォーマンスで、観客の皆様が釘付けにされておりました。結果、ファーストステージにて、森﨑和哉さん、生田理実さん、杉山大地さんが上位3名に選ばれ、セカンドステージの『Yatte Minahare審査』に進出しました。
会場を彩るファイナリストの創作カクテル
ファーストステージの審査が行われている間、ロビーではファイナリスト8名が今まさに創り上げたカクテルが煌びやかに展示されました。
『Yatte Minahare審査』では
各選手が見事な対応力を発揮
そしていよいよ、セカンドステージ。『Yatte Minahare審査』では3名の進出者にそれぞれ、「(お客さまの)年齢」「シーン」「味・嗜好」のシチュエーションがお題として与えられ、限られた時間の中でニーズに合わせた一杯を作るフレキシビリティを審査。
最初に登壇した杉山さんへのお題は、「20代・お祝い・甘やか」。これに対し、若い人も飲みやすいモヒートをベースに、ベルローズとHAKU〈白〉で紅白の祝いを表現した華やかなカクテルを創作しました。続いて生田さんは、「40代・再会・フルーティ」というお題に対し、同窓会のシーンを思い浮かべ、いちごのリキュールとパローマ、大葉を組み合わせた親しみやすいカクテルを創作。森﨑さんは、「50代・観光・さわやか」というお題に対して、海外から神戸を訪れたお客さまを想定し、国産ボタニカルのROKU〈六〉をベースに、マスカットやライム、ゆずピールを活かして日本のさわやかなそよ風をカクテルで表現しました。いずれの作品も、普段からお客さまのニーズに向き合ってきたプロの経験の賜物。この3名の誰が優勝の座を射止めたのでしょうか。
「カクテル アワード 2024」
頂点に立ったのは、森﨑和哉さん
セカンドステージに進まれたファイナリスト3名による頂上決戦で、場内に期待感と緊張感が高まりました。本大会で、準優勝に輝いたのは、生田理実さん。海外から迎えた特別審査員のジム・ミーハン氏(House of Suntory グローバル啓発ストラテジスト)から「感動的でエレガントでした。」との祝辞とともに、表彰盾と副賞30万円、花束が贈呈されました。
そして、本大会の頂点となる「カクテル アワード 2024」受賞者は――森﨑和哉さん。万雷の拍手と声援に包まれる中、名を告げられた森﨑さんは感動を噛みしめる表情。喜び以上の感謝と、これから背負っていく責務への覚悟を実感されたそうです。プレゼンターの森本昌紀(サントリー株式会社常務執行役員)より、森﨑さんにはトロフィーと副賞50万円、花束が贈呈されました。
創作カクテル審査動画
改めて想う感謝と、
バー業界発展に寄与する覚悟
カクテル アワード 2024
森﨑 和哉 さん
Kazuya Morisaki
SAVOY hommage(兵庫県)勤務
30回記念のアワードでこのようなありがたい賞をいただけたことを光栄に思います。日頃応援していただいているたくさんのお客さまや仲間たち、諸先輩方をはじめ、皆さまに改めて感謝申し上げます。今回、アワードの理念を自分なりに考えた時に、自分が師匠や先輩方から何を『継承』し、どこまで『革新』してきたのかをもう一度確認したいと思いチャレンジしました。この結果に甘んじることなく、バー業界のために何ができるかという責務への覚悟をもって、ここにいる仲間のバーテンダーたちと一緒に頑張っていきたいと思います。ぜひ今後とも応援よろしくお願いいたします。
準優勝
生田 理実 さん
Rimi Ikuta
BAR SLOPPY JOE(兵庫県)勤務
今回優勝した森﨑さんから、神戸の若手の大会で教えていただいていたので、そういう偉大な先輩と一緒に出られたことがまずは良かったかなと思います。一緒に大会に出させていただいた方も皆さんとてもいい方で、皆さんと一緒に出場できたことも自分自身のいい経験になりました。全体的に準優勝も嬉しいですし、すごく思い出に残る大会になりました。
入選されたファイナリストの皆さん
全国から一次審査、セミファイナルを勝ち抜いて、栄誉ある8名のファイナリストに選ばれた皆さんが作品に込めた想いをお届けします。
  • 八重樫 猛 さん
    オーセントホテル小樽 メインバー キャプテンズバー(北海道)勤務
    雪代(ゆきしろ)とは、冬に降り積もった雪がゆっくりと解け出し、川に流れ込む水のせせらぎと春の訪れ。六角形の雪の結晶をROKU〈六〉に重ね合わせ、雪解けから春への季節の移ろいをグラスに表現しました。お客さまがいらっしゃった際には、ご来店の動機を想像し、その方に合った接客やカクテルを考えるよう心がけています。
  • 佐藤 喜晴 さん
    BAR OWL(宮城県)勤務
    鳥たちが羽を休める枝「止まり木」は、ひと時の安らぎの空間となるBARの別名。 国産ボタニカルを使用したROKU〈六〉と、夕張メロン蒸留酒を使ったミドリ、そして奏柚子の自然なアクセントで、日本のBARのおもてなしの心を表現しました。バーテンダーにとって最高の瞬間。それは、お客さまに少しでも幸せになってお帰りいただけたときです。
  • 吉澤 翔太 さん
    ホテルニューオータニ バー カプリ(東京都)勤務
    「百千鳥」は、春の山野に集う小鳥たちを表す大和言葉です。様々な個性を持った人々が共に羽ばたいていけたらと願いを込め、創作いたしました。春を告げる梅、桃、桜に加え、山野を思わせるROKU〈六〉、すだちが和のハーモニーを奏でます。カウンターに立つその瞬間からお客さまのために徹する。そんなバーテンダーを目指しています。
  • 杉山 大地 さん
    Bar 大代園(静岡県)勤務
    「あたら夜」とは、明けてしまうのが惜しいくらい素晴らしい夜のこと。赤玉スイートワインで夜の帳が明けていく名残惜しい情景を、和素材とクラフトにこだわったスイーツやリキュール、シロップで四季をグラスに表現しました。本番と同じ緊張感で練習を繰り返し創作したこのカクテルが、皆さまにとって「あたら夜」となることを祈っています。
  • 岡田 祐一郎 さん
    BAR TIE(香川県)勤務
    楪(ゆずりは)とは、新しい葉が古い葉と入れ替わるように芽吹くことから「親が子を育て、家が代々続いていく」ことを連想させる縁起木です。このカクテルが楪のように愛され続けることを願って創作しました。私自身、たくさんのご縁がつながってバーテンダーとなり、このような素晴らしい舞台に立てるようになったことに心から感謝しています。
  • 塩谷 龍生 さん
    BAR TIE(香川県)勤務
    芭蕉の句に「初桜 折りしも今日は よき日なり」とあるように、日本人は桜の小さな花に新しい季節、 新しい出会いへの期待を感じてきました。その年に初めて咲く「初桜」にワクワクするインスピレーションを得て、奏 Kanade〈桜〉をベースに、日本のみならず世界中の次世代の飲み人に楽しんでいただきたいカクテルを創作いたしました。
30回大会を記念し、
歴代優勝者を招いたアフターパーティーを開催
表彰式終了後は、ANAインターコンチネンタルホテルにてアフターパーティーが開催されました。カクテル アワード出場者や審査員に加え、応援されたご家族、同僚の方々などが参加。さらに豪華ゲストとして歴代のカクテル アワード受賞者21名、海外のトップバーテンダーが集結し、歴代優勝者や、海外のブランドアンバサダーによるスペシャルカクテルを提供しました。そしてメインイベントは、今回の「カクテル アワード2024」森﨑さんによる「てふてふ」創作のエキジビジョン。圧巻のパフォーマンスを受けて「てふてふ」が場内に振舞われ、サントリー流の乾杯「スコール」とともに、祝福と喜びの声が会場を埋め尽くしました。
30回開催に至る歩みを次世代に
第30回開催の節目に相応しい、魅力あふれる作品と人々が集った「サントリー ザ・カクテルアワード 2024」。サントリー創業者 鳥井信治郎の「やってみなはれ」の精神を新たな審査方法に吹き込んだように、時代の在り方に合わせた新たな挑戦を応援するカクテルコンペティションへと進化し続けていきます。皆さまとともに、今後も日本の洋酒文化や、カクテル文化の発展に寄与し続けてまいります。
閉じる
サントリー ザ・カクテルアワード 2024
当日レポート公開
この度は、サントリー ザ・カクテルアワード 2024への
多数のご応募ありがとうございました。

11/22(金)に行われたファイナルの詳細レポート
をお届けいたします。

下記より、当日の様子をご覧ください。