人々の穢れを払ったり、権力を持つものに一層の力を与えたりするために、酒は古代より、神や王、権力者に捧げるものとして、神聖な場所や儀式に登場しました。本章では、そうした場面で使われたと推測されるガラスの酒器を紹介します。
2013年9月11日(水)~11月10日(日)
※作品保護のため会期中、展示替をおこなう場合があります。
※各作品の展示期間については、美術館にお問い合わせください。
人々の穢れを払ったり、権力を持つものに一層の力を与えたりするために、酒は古代より、神や王、権力者に捧げるものとして、神聖な場所や儀式に登場しました。本章では、そうした場面で使われたと推測されるガラスの酒器を紹介します。
「シンポジウム」の語源ともなった、ギリシャの「シンポシオン(饗宴)」。長い時間をかけて酒を酌み交わし、互いの意思を語り合うその情景には、様々なガラス器が登場しました。本章では、語らいの場で使用された多彩な酒器の一端をご覧いただきます。
共に戦い、共に生きる。そうした誓いを交わす儀式の場面にも、酒とともに酒器が使われました。本章では、愛を、運命を、共同体を誓い合った情景に寄り添ったガラス器を紹介します。
ガラスへの装飾技術が発達するにつれ、様々な暗示を込めた絵柄を施した酒器が数多く生み出されました。国を称え、忠誠を促すものや、ステイタス・シンボルとしてキャビネットに飾り、自らの権威を周囲に促すものもしばしば見られるようになりました。本章では、教訓的、政治的な思想や自負心を人々に促すための酒器をご紹介します。
酒といえば、やはり宴。年中行事や祝い事、歓迎の席には数々の酒器が登場しました。最終章は、「祝い、集い、もてなし、愉しむ」場とともにあった酒器を展示すると同時に、現在活躍中の現代作家6名の酒器をご紹介します。
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