ごはんとおつまみレシピ
定番の鯵フライも、衣に木の芽を混ぜて、春化粧を施します。
生パン粉を使って、さっくり軽い食感に!
2013年05月17日
木の芽は日本の春の風物詩。清々しい香りが食卓に春を運んでくれます。和食で用いることが多いけれど、日本のハーブと考えれば、使い道はぐんと広がります。たとえばいつもの鯵フライも、パン粉に木の芽を混ぜるだけで春らしい一品に早変わりします。
店や惣菜店の鯵フライは、小さめの鯵を開き、尾を残した形が多いですが、せっかくなら大きい鯵を使って、三枚におろして使いましょう。肉厚なのでふっくらジューシーに仕上がり、鯵のよさがしっかり味わえます。三枚おろしは、初めは少し難しいかもしれませんが、慣れてしまえばあっという間。魚はさばきたてがおいしいので、ぜひチャレンジしてみてください。
衣には、ザクッとした食感に仕上がる生パン粉を使って。
きゅっとレモンを搾り、爽やかにさっぱりと楽しむのがおすすめです。
材料(2人分)
手順1 三枚におろす(1)
ゼイゴ(鯵の尾から腹にある硬い部分)を尾から頭に向かって包丁で削ぎ取る。胸ビレから頭を切り落とし、お腹に包丁を入れ、ワタを取り出す。塩水で血合いなどをしっかりと洗い、水気を拭き取る。
手順2 三枚におろす(2)
尾を左側にして、頭の断面から中骨の上に沿うよう、包丁を入れ、身を削ぎ取る。裏返し、同じようにもう1枚削ぎ取る。
手順3 三枚におろす(3)
三枚におろされた状態。身は、腹骨を薄く削ぎ取り、中央を指で触り、当たる中骨をピンセットで抜く。塩、こしょうを振って下味をつける。
三枚おろしで簡単フライ
三枚におろしてしまう方が、2枚に腹開きにするよりも簡単です。
手順4 木の芽パン粉を作る(1)刻む
木の芽は包丁でパン粉くらいの大きさに粗くみじん切りにする。
手順5 木の芽パン粉を作る(2)混ぜる
パン粉に加え、よく混ぜ合わせる。
粗いパン粉でサクっとした揚げ上がり
サクッと軽い揚げ上がりになるよう、生パン粉を使います。
手順6 衣をつける
鯵に薄く小麦粉をまぶし、溶きほぐした卵にくぐらせ、木の芽パン粉を付ける。
パン粉が立つように!
木の芽パン粉はたっぷりまぶし、手でふわっと包み込むようにやさしく押さえて。パン粉が潰れないように気を付けてください。
手順7 揚げる
170~180℃に熱した油で2、3分ほどこんがり揚げ色がつくまで揚げる。
完成
千切りキャベツとカットレモンを添えて、シンプルに。鯵は大きめサイズが断然おすすめ。外の衣はさっくり、身はふっくら仕上がります。