ごはんとおつまみレシピ
旬食材をたっぷり包んで、ふんわり蒸して。
口の中で広がる、鶏手羽ポン酢ジュレのさっぱり&ジューシーな味わいはまさに口福(こうふく)!
2012年05月02日
小腹が空いたときやビールのおつまみにぴったりの点心。でも、一から手づくりするのは、けっこう難しいもの。特に小龍包はハードルが高く感じられますよね。でも、ご安心あれ!今回紹介するのは、おうちで手軽につくれる小龍包レシピです。
味の決め手となるのは、鶏手羽の煮汁にポン酢を加えて冷やし固めた“鶏手羽ポン酢ジュレ”。これを餡に混ぜ込むと、蒸したときにジュレが溶けて、熱々のおいしいスープに変身するんです!餡は、ほぐした鶏手羽肉と豆富を使ってヘルシーに。ニラ、春キャベツ、キクラゲと、旬の食材をたっぷり混ぜ込んで、食感豊かに仕上げます。
皮は、薄力粉にベーキングパウダー、塩、お湯を混ぜてこねるだけでOK。たくさん折りひだをつくらなくても、3ステップで簡単に包めます。
さらに蒸し器がなくても大丈夫。フライパンにクッキングシートを敷いてその下に少量の水を注げば、即席蒸し器の完成です!
手づくり&できたての小龍包のおいしさは格別!ぜひお休みの日、家族や友人とワイワイ楽しみながらつくってみてください。
材料(2人分)
手順1 切る(1)
鶏手羽は関節をキッチンバサミで切り、鍋に入れる。
鶏手羽肉をほぐしやすくするために。
鶏手羽は関節にキッチンバサミを入れて先端を切り落とした後、2本の骨の間にキッチンバサミを入れ、骨に沿って縦に切り込みを入れます。こうすると煮込んだあと、身が骨からはがれやすくなり、手で簡単にほぐすことができますよ。
手順2 煮る
鍋に水を加えて中火にかけ沸騰したら15分程煮る。煮汁が1/3量になるまで煮詰めたら火を止め、ポン酢を加えたら鶏手羽を取り出す。煮汁はバットなどに入れて冷蔵庫で1~2時間冷やし固める。鶏手羽は粗熱がとれたら手で細かくほぐす。
手順3 こねる
ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、塩、お湯を入れて菜箸で混ぜ、まとまってきたら手で5分程こねてなめらかな生地にする。ぬらしたキッチンペーパーをかぶせてラップをし、30分おく。
手順4 切る(2)
春キャベツ、ニラ、キクラゲをみじん切りする。
手順5 餡をつくる
ボウルに豆富、春キャベツ、ニラ、キクラゲ、ほぐした鶏手羽肉、おろし生姜、塩、こしょうを入れて粘りがでるまで混ぜたら冷蔵庫から出したポン酢ジュレをフォークで崩して加え、混ぜ合わせる。できあがった餡は8等分する。
手順6 のばす
皮の生地を包丁で8等分し、打ち粉(薄力粉、適量)をしたまな板で麺棒を使って直径約12cmになるように丸くのばす。
手順7 包む
餡をのせ、皮の四方を中心に寄せ、頂点をねじるようにして口を閉じる。
指でつまんで、しっかりねじる!
(1)皮の二辺を指でつまむようにして中央に寄せる。
(2)残りの二辺も同様にして中央に寄せる。
(3)頂点をねじって口を閉じる。おいしさが逃げないように、しっかり包みましょう!
手順8 蒸す
フライパンにクッキングシートを敷き、小龍包を並べ、水(大さじ4)をクッキングシートの下に注ぐ。蓋をして中火にかけ、蒸気が上がってきたら弱火にし、8~10分程蒸す。
完成
蒸しあがったらテーブルへ直行!
火傷に注意しながら、できたての熱々を食べてくださいね。
手羽先ポン酢ジュレは、すべて餡に混ぜ込まず、少し取り分けておいて、小龍包にのせて食べてもOK!
レモン汁に黒こしょうを混ぜたものや生姜、醤油につけて食べてもおいしいですよ!