ごはんとおつまみレシピ
旨味豊かな牛塊肉を、たっぷりのオレンジ果汁で爽やかに香り高く、さっぱりと煮込みます。
2018年02月09日
甘く香り高いオレンジは多くの人に好まれる柑橘。ヨーロッパの家庭料理には、オレンジを使った肉の煮込み料理がよく登場します。今回は国産オレンジの果汁を使って牛肉を煮込みます。牛肉は薄力粉をまぶしてから焼き付けることで香ばしさが引き立ち、煮込みらしいとろみも付きます。鍋に材料を入れたらあとはじっくり弱火で鍋まかせ。果汁の酸が肉を柔らかくし、仕上がりも軽やかに。仕上げに生の果肉を散らして皮もすりおろし、芳しくさっぱりまとめます。春らしい彩りでご馳走感も満点。おもてなしのひと皿にもおすすめです。
材料(2人分)
手順1 下ごしらえ
牛肉に塩、こしょうをして、薄力粉をまぶす。
香ばしい焼き目と、煮汁にとろみを付けます
牛肉に小麦粉をまぶすと、焼いた時に香ばしさが増し、また煮込むうちに後に加えるバターと溶け合ってとろみが生まれます。
手順2 搾る
オレンジは1個分皮を剥き、果肉を切り出す。残りは半分に割って果汁を搾る。
房の間から果肉だけを切り出します
オレンジの果肉を切り出すには、外皮を包丁で剥いた後、中の薄皮を避けるように包丁をVの字に入れるときれいに切り出せます。
手順3 切る
にんにくはみじん切りにし、玉ねぎは繊維を断つように薄切りにする。
手順4 焼く
鍋にオリーブ油を熱し、牛肉の表面を焼き付けて取り出す。
手順5 炒める
鍋にバター大さじ1を足し、にんにく、玉ねぎを薄く色づくまで中火で炒める。
手順6 煮る(1)
牛肉を戻し入れ、白ワインを入れてひと煮立ちさせる。
手順7 煮る(2)
オレンジ果汁、トマト水煮、水、塩、ローリエ、ローズマリーを加えて蓋をし、弱火で1時間半~2時間、牛肉が柔らかくなるまで煮込む。
手順8 仕上げる
塩、こしょうで味を調えたら、オレンジの果肉とともに器に盛り合わせ、オレンジの皮をすりおろし、上に刻んだイタリアンパセリを散らす。
完成
オレンジの皮は、ぜひ食べる直前にすりおろして。爽やかな香りが一層引き立ちます。