ごはんとおつまみレシピ
はまぐりとバターの濃厚な味わいに、柚子、にんにくの香りがマッチ!
旨味と香りが、口の中に豊かに広がります。
2015年02月20日
ひな祭りのお祝いの食事に欠かせないのが、はまぐりです。お吸い物が一般的ですが、少し趣向を変えて、こんな料理はいかがでしょうか。“和風エスカルゴバター”をあしらい、お酒が進むおつまみに仕立てます。エスカルゴバターとは、フランス・ブルゴーニュ地方のエスカルゴ料理で使われる、ニンニクやパセリを加えた香味バターのこと。柚子を効かせて和のアレンジにし、旬の地はまぐりにのせてオーブン焼きにします。食欲を誘うニンニクに、柚子が爽やかに香る特製の“和風エスカルゴバター”は、はまぐりの濃厚な旨味とぴったりです。ステーキにのせたり、海老やきのこなどにも合うので、一回分ずつ小分けにして冷凍しておくと重宝します。
材料(2人分)
手順1 洗う
はまぐりは海水程度の濃さの塩水(分量外)につけて砂抜きをしておく。貝殻をこすり合わせながら流水で洗う。
貝殻をこすり合わせて洗う
貝殻の表面に走っている、細かい溝(年輪)に挟まった砂を落とします。
手順2 和風エスカルゴバターをつくる(1)
にんにくと柚子(黄色い皮の表面)をすりおろす。イタリアンパセリは粗みじん切り、青ねぎは小口切りにする。
手順3 和風エスカルゴバターをつくる(2)
常温に戻したバターに、にんにく、柚子の皮、イタリアンパセリ、青ねぎを加え、滑らかになるまで混ぜ合わせる。
手順4 蒸す
鍋に、はまぐりと日本酒を入れて蓋をし、中強火で加熱する。
手順5 取り出す
口が開いたはまぐりを、順次鍋から取り出す。蒸し汁は取っておく。
口が開いたらすぐ取り出して
ここでの加熱は、はまぐりの口が開くまでで十分。開いたら順次取り出し、身に火が入りすぎないよう気をつける。
手順6 外す
はまぐりの身を殻から外す。貝殻のちょうつがいを外し、2枚組を1枚ずつにばらしておく。
貝柱はスプーンでこすり取って
貝柱と殻のつなぎ目は、スプーンで削ぎ取るようにこすると簡単に外れます。
手順7 のせる
はまぐりが冷めたら、1枚にした貝殻にはまぐりの身、蒸し汁少々をかけ、“和風エスカルゴバター”をのせる。
蒸し汁も忘れずに
蒸し汁には、はまぐりの旨味がたっぷり。もったいないので身にかけ、味を戻しましょう。
手順8 焼く
はまぐりを耐熱皿にのせ、余熱で200℃に温めたオーブンで8~10分、またはオーブントースターで5~6分焼く。
アルミホイルを敷いて
耐熱皿の上に、軽く皺を付けたアルミホイルを敷くと、底が丸くてぐらつきがちな貝殻も安定します。
完成
熱々の焼きたてがおすすめ。溶けたバターの豊かな香りがはまぐりに絡んで、冷えた金麦によく合います。