ごはんとおつまみレシピ
焼きエシャレットの香ばしさと甘みがしみ込んだ牛肉のたたき。
冷めてもおいしいので持ち寄りパーティーにもおすすめ。
2015年02月06日
エシャレットは、若採りしたらっきょうのこと。らっきょうの根元に土を寄せて栽培したもので、軟らかく、辛味や香りが穏やか。香味野菜として使われる西洋野菜のエシャロットがまだ日本に浸透していない時代に、現在のエシャレットが「エシャロット」の名で流通し、後年エシャレットと改名されました。両者は別物なのでご注意を。2月になると瑞々しい露地物が出始めます。そのまま味噌をつけて食べても美味ですが、フライパンでこんがり焼くと香ばしく、甘味がぐんと増します。今回はマリネ液に加え入れ、香味を移します。マリネにはジッパー付き保存袋がおすすめ。保存袋を使えば少ない量で、しかも短時間で肉にまんべんなく味をしみ込ませることができます。
材料(2~3人分)
手順1 下ごしらえ
牛肉に塩をすり込み、30分~1時間ほどおく。
塩はまんべんなくすり込んで
肉の表面全てにまんべんなく、塩をよくすり込んでおきます。
手順2 切る
エシャレットは葉先の茶色くなった部分を切り落とし、しし唐はヘタ先を切り落とす。
手順3 混ぜる
ジッパー付き保存袋にバルサミコ酢、醤油、酒、粗挽き黒こしょうを入れてマリネ液を作る。
手順4 焼く(1)
フライパンにサラダ油を熱し、強火でエシャレットとしし唐をこんがりと焼く。
しっかり焼いて香ばしく
全体に焼き色が付くまでしっかり焼いて、エシャレットとしし唐の香ばしさを引き出します。
手順5 漬ける(1)
焼き色が付いたエシャレットとしし唐をマリネ液に入れて漬ける。
マリネ液に香味を移す
焼いたエシャレットとしし唐を熱いうちにマリネ液に入れて、野菜の香味を溶け込ませます。
手順6 焼く(2)
フライパンにサラダ油を足し、牛肉を各面にこんがり焼き色が付くまで強火で焼く。
余分な脂はふき取る
牛肉の各面に焼き色が付いたら、余分な脂をキッチンペーパーなどでふき取って。脂の臭みを取り除きます。
手順7 焼く(3)
フライパンに蓋をして弱火に落として10~20分焼く。途中3~4回、フライパンに当たる牛肉の面を変えながら均一に火を通していく。
手順8 漬ける(2)
焼いた牛肉を、エシャレットとしし唐を漬けたマリネ液に浸し、途中で肉の上下を返しながら1~2時間置く。
上下を返して均一に味をしみ込ませる
牛肉を入れたら、保存袋の中の空気を抜いてジッパーを閉じ、途中で上下を返して味をしみ込ませます。
完成
肉を食べやすい厚さに切り、エシャレットとしし唐を盛り合わせます。マリネ液もソースのように使って。甘くて柔らかいエシャレットの葉も、ぜひ一緒に召し上がれ。