ごはんとおつまみレシピ
ピリッときかせた黒こしょうと、食欲をそそるクミンの香り。
人気のお惣菜を、大人向けの味わいにランクアップ!
2015年06月19日
露地ものの艶やかなピーマンが出始めると、夏ももうすぐ。太陽の光をたっぷり浴びた濃い緑色は、見るからにおいしそうです。ピーマンはコロンブスが中南米からヨーロッパに持ち帰った唐辛子の一種で、英語では「スイート・ペッパー」。特有の風味が苦手という声も聞きますが、挽き肉を詰めて焼いた「ピーマンの肉詰め」は世代を超えた人気のメニューです。今回はいつもの肉詰めにクミンと粗挽き黒こしょうを加えて、大人好みに。フライパンで表面を焼いたら、トマトの水煮を加えて煮込みます。フライパンに染み出た肉汁と香りがソースに溶け込んで深い味わいに。金麦はもちろん、パンやご飯にも合うお惣菜です。
材料(2~3人分)
手順1 下ごしらえ
ピーマンはヘタの周りに包丁の先で切り込みを入れ、ヘタと種を取る。
手順2 切る
玉ねぎはみじん切りにする。
手順3 混ぜる
ボウルにパン粉と牛乳を入れ、しっとりしたら挽き肉、クミンシード、塩、粗挽き黒こしょう、刻んだ玉ねぎの半量を加えて、粘りが出るまで練り混ぜる。
手順4 詰める
ピーマンの中に練った挽き肉を詰める。
隙間なくきっちり詰める
加熱するとピーマンも挽き肉も縮むので、隙間があかないよう、奥まできっちり詰めます。
手順5 焼く(1)
フライパンにオリーブ油を中火で熱し、肉を詰めた面から焼き、焼き色がついたら取り出す。
肉の面を焼き固めて
肉の面をフライパンで焼き、香ばしい香りを引き出すとともに、煮くずれを防ぎます。
手順6 焼く(2)
焼いたフライパンに、潰したにんにく、刻んだ玉ねぎの残りを入れて、しんなりするまで中火で炒める。
フライパンは洗わずそのまま使う
フライパンには旨味たっぷりの肉汁が残っています。洗い流さず炒めて、肉汁と香ばしい肉の香りをにんにくと玉ねぎに移します。
手順7 煮る
フライパンにピーマンの肉詰めを戻し入れ、トマトの水煮を潰しながら、砂糖ひとつまみと塩、ローリエとともに加え入れて、蓋をして弱~中火で10分ほど煮る。
手順8 煮詰める
蓋を取り、火を強め、5~10分ほど煮詰め、煮汁にとろみが出てきたら、塩、こしょうで味をととのえる。
完成
トマトソースをよく絡めながら召し上がれ。たくさんつくってパーティーに持ち寄っても、喜ばれそうです。