金麦のこだわり
年末年始を間近に控え、日本列島も冬本番。
寒さも本格的に深まるこの時期に食卓のひとときを豊かにしてくれる、
数量限定の金麦〈深煎りのコク〉が、
芳醇な香りと深いコクをさらに進化させて戻ってきました。
この商品に込めた想いや楽しみ方を、金麦醸造家 阿部央行に訊きました。
寒気を伴った空気が日本列島をすっぽりと包むようになれば、冬も本番。そんな澄んだ空気を肌で感じるようになると、なぜか舌は重層的な味わいを求めるように感じます。
例えば、香ばしさを従えたタレの甘み。あるいは、芳しい香りを放つ肉汁。
まろやかなコクを楽しめる煮込み料理も捨てがたい…。
いよいよ本格的な冬を迎えるこの時期に、日々の食卓をちょっと幸せにする金麦から、限定醸造※の、金麦〈深煎りのコク〉を発売します。
※原材料となる発泡酒を、限定醸造しています。
口に含んでじっくりと味わうことで楽しめる「芳醇な香り」と「深いコク」。
昨年、その味わいをご好評頂いたことは、本当に嬉しい限りです。
金麦〈深煎りのコク〉ならではの香りと味わいは、原材料である麦芽の配合を工夫することで引き出されています。
「金麦」がこだわり続ける「贅沢麦芽」※を使用することで、金麦らしい上質な麦の旨味を引き出すとともに、「焙煎麦芽」を一部使用することで”甘香ばしい香り”を付与し、芳醇な香りを楽しめる仕上がりにしています。
「焙煎」という工程を経ることで、麦芽の成分が熱反応によって変化し、深みのある濃い色合いと心地よい甘香ばしさをもたらします。
※ 「旨味麦芽-RICH MALT-」に、こだわりの「国産麦芽」を一部ブレンドしたもの。
さらにまろやかなコク深さを実現するため、「ミュンヒナー麦芽」を一部使用。
このミュンヒナー麦芽は、濃厚な麦のうまみが特徴で、金麦〈深煎りのコク〉のまろやかな味わいを実現する上で欠かせません。
このように、特徴の異なる複数種の麦芽をバランスよく配合することで、複雑さを感じる香りと深い味わいが心地よく感じられる中味に仕上げています。
金麦〈深煎りのコク〉の「芳醇な香り」と「深いコク」を実現する上で気をつけたのは、いずれか片方が主張するのではなく、調和のあるバランスに仕上げることでした。
お客さまからは「黒ビールのような味わいなのに、すごく飲みやすい」というような感想をいただきました。
そもそも“飲みやすさ”とは何が原因で生まれるのでしょうか?
飲みやすさはひとつの要素で決まるわけではなく、様々な香味要素のバランスが重要であると考えています。たとえば、“香り”や“コク”のいずれか片方の主張が強すぎると、特徴は感じられるものの、刺激が強く単調で、飲みにくく感じてしまいます。
したがって金麦〈深煎りのコク〉においても、甘香ばしい香りや深いコクといった特徴が感じられながらも、ひとつの香味要素が突出してバランスが崩れないよう、意識して設計を行いました。
金麦〈深煎りのコク〉はお好みの温度で飲んでいただいて構いません。個人的には、飲み口が大きく膨らみのあるかたちのグラスに注ぎ、いつもより少しだけ高めの温度で口に含むと、商品の特徴でもある“甘香ばしい香り”を、よりお楽しみいただけると思います。
また、特徴をより感じていただけるように、アルコール分は少し高めの6%で仕上げてあります。
お料理との相性ですが、前提としては、特徴である「芳醇な香り」と「深いコク」に負けないもののほうが相性は良いと思います。
甘香ばしさの要素が似ている醤油ベースのタレで焼いた焼き鳥、甘味噌タレのポークソテー、ビーフシチューやローストビーフなどもよく合いますし、意外にも、カレーなどのスパイシーな料理との相性も良いと感じます。
金麦〈深煎りのコク〉とあわせたタイの定番お惣菜であるオムレツにレッドカレーペーストで炒めたピリッと辛い秋茄子を添えた、
「タイのオムレツ 秋茄子のレッドカレー炒め添え」のレシピはこちら
そして、チーズケーキなどの甘いものとの相性も、なかなか悪くないですよ。私自身、試してみて意表を突かれました。そういった、新しい組み合わせも是非お客様自身で試して頂き、食事との相性を楽しんで頂ければ幸いです。
寒い冬のひとときが、豊かな時間になると嬉しいです。
みなさまの今日の食卓が、金麦でほんの少し幸せになりますように。
木目調の素材感を活かして上質感を向上させたパッケージデザインにも、ぜひご注目ください。
金麦〈深煎りのコク〉詳細についてはこちら