水と生きる SUNTORY

  • 工場行こうファクトリップ
  • 品質への取り組み
  • ドリンクスマイル
  • サントリー食品オンラインストア 新しいウィンドウで開く
  • SUNTORY WELLNESS 自分に合うサプリメントを探してみよう! 新しいウィンドウで開く
  • サントリー公式WEBマガジン「サントリーポスト」
  • 大阪・関西万博2025 サントリー万博特設サイト

2023 WINNER

COCKTAIL

梅雅
ウメミヤビ
RECIPE
  • サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉 20ml
  • ルジェ クレーム ド カシス 15ml
  • カルヴァドス ブラー グランソラージュ 10ml
  • フレッシュオレンジジュース 10ml
  • サンデマン ルビーポート 5ml
  1. 1. シェークして、カクテルグラスに注ぐ。
  2. 2. 飴細工、南天の葉、春雨、アラザン、ブラックオリーブを飾る。

BARTENDER

中野 賢二 さん
Kenji Nakano
The Okura Tokyo(東京都)勤務
「サントリー梅酒」が60周年を迎えられた節目に、梅酒の長い歴史と伝統の素晴らしさを伝えたいという思いで創作しました。また、私自身としても日本の伝統文化を継承したいと思い、昨年末から業務の合間に「飴細工」を学んでまいりました。今回、飴細工に挑みましたが、日本には数々の伝統文化があり、それらを上手くカクテルに採り入れることは日本のバーテンダーの強みでもあると思っています。カクテルは五感で愉しむもの。グラスに咲いた美しく可憐な梅の花をどうぞカクテルと共にお愉しみください。

ファイナルダイジェスト映像

EVENT REPORT

次世代に向けた
カクテル№1を競い合う
街に、人々の集いに活気が戻り始めた2023年。日本独自のカクテル流儀を「文化資産」として継承・発信することを使命とするサントリーによる、日本最高峰のカクテルコンペティションが今年も開催されました。「サントリー ザ・カクテルアワード 2023」――。今年のテーマは「次世代の飲み人に届けたいカクテル」です。全国から多数の応募を受け、一次書類審査、さらにサントリーワールドヘッドクォーターズでのセミファイナルを経て、見事勝ち抜いた12名のバーテンダーによるファイナルが、9月21日(木)、サントリーホール ブルーローズ(小ホール)にて開催されました。
プロの技術と個性が交わる
パフォーマンス対戦
華かさの中に緊張感も漂うステージ。12名のファイナリストにオリジナルカクテル創作のパフォーマンスをご披露いただきました。軽やかなシェーカーのリズム、まばゆく輝くグラス、涼しげに響く氷の音。それらの中で、一人ひとりの競技者がプロフェッショナルの技術や所作を個性豊かに魅せてくださいました。技術の評価や作品の試飲に向き合う審査員の方々も真剣勝負。より高みをめざして繰り広げられるカクテル競技の世界に、観る者は只々魅了されていきます。
より新しく、華やかに、
夢を彩る舞台を演出
今大会では新しい取り組みとしてアニメ作品とのコラボレーションを企画。2024年4月より放送開始予定のアニメ『バーテンダー 神のグラス』の作中にて、「カクテル アワード 2023」の受賞カクテルが描かれることになります。これに伴い、同作品にヒロインの来島 美和役で出演される南條 愛乃(なんじょう よしの)さんがゲスト審査員として参加されました。また、同作品の主人公・佐々倉溜(ささくら・りゅう)が画面上から受賞者を発表するサプライズも。さらに競技後の審査時間には、ステージでヴァイオリン奏者 廣津留 すみれさん、バンドネオン奏者 北村 聡さんのデュオによる生演奏が披露されました。
「カクテル アワード 2023」の
栄冠に輝いたカクテルは
栄誉あるアワード受賞。告げられた作品は、中野 賢二さんの「梅雅(ウメミヤビ)」でした。満場の拍手に包まれ、思わず天を仰ぐ中野さん。感無量の表情です。トロフィーと副賞50万円、そしてブルーローズの花束が贈呈されました。中野 賢二さんはファイナルへの出場が今回で6回目となり、何度も壁に跳ね返されても夢を追い続けてきた想いを伝えてくださいました。本コンペティションが、カクテル文化に携わる方々の想いやモチベーションに強く結びついてる。そう確信させていただいた印象的なシーンでした。
アワード受賞作品のパフォーマンスを
あらためて堪能
授賞式後には、カクテル アワードを受賞した中野さんによる「梅雅(ウメミヤビ)」創作のエキシビションが行われました。競技とはまた違うワクワクする空気をまとい、中野さんの華麗で優美なパフォーマンスは一層輝いて見えます。渾身の一杯を、ゲスト審査員の南條 愛乃さんが試飲され、「見た目も甘さも可愛くて、飲んでいる自分まで可愛くなれそう。皆様が作品にかけた思いやエピソードからも元気を貰えました」と満足の笑顔。こうして「次世代の飲み人へ届けたいカクテル」最高作品が披露され、和やかな雰囲気でエンディングを迎えました。
エキシビション動画
諦めずにつかんだ夢
支えてくれた全ての方に感謝
カクテル アワード 2023
中野 賢二 さん
Kenji Nakano
The Okura Tokyo(東京都)勤務
私は、今回で6度目の出場でした。アワードを頂くことができなかった過去5回の分まで報われた気がして、大変嬉しい思いです。どれだけ良い作品を創っても、良い演技をしても、それだけで賞を頂けるとは思っておりません。本当に、支えてくださった会社のスタッフ、家族、バーテンダーの仲間、そして何よりお客様。すべての方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございます。一年間のアンバサダー活動に向けては、日本には「國酒」と呼ばれる素晴らしいお酒が沢山ありますので、そうした酒文化も世界に発信していければと思います。
優秀賞
常岡 大祐 さん
Daisuke Tsuneoka
alcobareno(大阪府)勤務
『寿ゑひろ』とは縁起物として贈られる「扇」を意味し、未来の可能性を広げる願いが込められた言葉です。梅酒をベースに、四季を繋ぐ味わいの六ジン、みずみずしい奏・白桃を使用し、世代を越えて愉しんでいただける味わいを表現しています。門出や喜ばしい場面で飲んでいただき、末永く良き人生となりますように。次世代の飲み人に語りかける思いで、洋酒文化の可能性を扇のように広げるカクテルを創作いたしました。
ファイナル作品、仕事への想い
ファイナリストの創作カクテルは、全国から選び抜かれた栄誉ある入選作です。各々の方が感性豊かにストーリーを描き、匠の技術で素晴らしいカクテルを表現してくださいました。皆様に、作品や仕事に向けた思いを伺いました。
  • 山野井 皇 さん
    BAR YAMANOI(栃木県)勤務
    Braverとは勇敢な挑戦者です。強いことではなく「挑む姿」が勇敢という意味で名付けました。瑞々しいヘルメスの甘みと碧のもつ力強さを強調し、決意を固める前の躍動感を。抹茶と奏により凛とした味わいになることで、立ち向う様を表現しました。私自身も、バーテンダーとして挑戦する心を大切にしていきたいと思います。
  • 茂澄 仁 さん
    COCKTAIL WORKS 軽井沢(長野県)勤務
    梅酒をカクテルベースにしたとき、どうすれば感動していただけるか。それは梅酒の輪郭をはっきりと表し、シンプルに丁寧に仕上げることだと考えました。その中で梅、桜、柚子のバランスを精査し、日本の伝統美として表現しています。未来へ羽ばたく次世代の飲み人たちへ。上品で美しく、洗練された味わいをお楽しみください。
  • 今井 綾子 さん
    BAR堀川(東京都)勤務
    吹き抜ける清風をサウザブルーで、森の中で揺れる葉や花、果実を抹茶、林檎、柚子で表し、森林浴をしているかのような癒しの空間を表現しました。現在も未来も愛され続け、沢山の方々に癒しを運ぶ一杯となりますように。女性バーテンダーとして、女性一人でもお店に来ていただけるきっかけになれたらと思っています。
  • 横山 礼 さん
    東京ステーションホテル バー&カフェ カメリア(東京都)勤務
    誰とも比べず、自分らしさを心得る和の精神「桜梅桃李」。目眩く変化する時代においても心に根ざした優美な花々が咲き誇るよう願いを込めて創作しました。私は、今勤務している店でバーテンダーの師匠に憧れてこの世界に入りました。今度は私が目標とされるように、バーテンダーという仕事の素晴らしさを伝えていきます。
  • 吉田 宏樹 さん
    フリーランスとして活動中(東京都)
    ワールドウイスキー碧の味わいをより引き立てる作品を創作しました。異なるお酒が重なり、奏でられたメロディー。それぞれの素材を一つにまとめ、美しさ、美味しさを表現するという挑戦。その勇敢さを称えたカクテルです。バーテンダーとして、カウンター越しにお客様が楽しそうに飲んでくださっていると、本当にやりがいを感じます。
  • 島 直右 さん
    Bar Reepi(大阪府)勤務
    「月白」とは、月に照らされ穏やかに白けていく夜空のことで、人々が十五夜を心待ちにする思いを表す言葉です。純白の輝きを由来に持つ「白」をベースに、奏、わつなぎといった和素材を合わせました。桝に注ぐことでふんわりと檜が香ります。カクテルを通じて日本の伝統文化と洋酒文化を合わせて継承し、発信していきたいと思います。
  • 岡田 祐一郎 さん
    BAR TIE(香川県)勤務
    スタイリッシュで上品な花、カラーリリーは色ごとに花言葉があります。白いカラーはピュアな雰囲気から清純、ピンクのカラーには愛情や幸福感、情熱という意味があります。初めてBARに入った時のドキドキしたピュアな気持ち、そこでお酒を嗜む幸福感。明日への活力が湧いてくる、そんなカクテルをグラスに表現いたしました。
  • 三浦 賢祐 さん
    Bar MIYAO(愛媛県)勤務
    その年初めて鳴く鳥のさえずり、新たな旅立ちを意味する「初音」。日本の四季が育む六ジンで季節の移ろいを、本格的な味わいを満たした〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉で新たなる挑戦を、奏で鳥のさえずりを表現いたしました。このカクテルが皆様の新たな旅立ち、挑戦に祝福をもたらし、明るい未来へと導くよう願いを込めて。
  • 野間 真吾 さん
    The Bar TopNote(広島県)勤務
    どこか懐かしさの中にも新しさを感じさせ、新旧の飲み人たちが手を携え共に未来へ向かっていける。そんな希望を込めたカクテルを創作しました。ガーニッシュ(飾り付け)はすべて食べられる素材を使用し、SDGs を考えた対応としています。歴史ある本大会での名誉ある受賞を目標とし、常にチャレンジさせていただいています。
  • 下畑 雄大 さん
    IRISH BAR ARIGO(大分県)勤務
    人と人との出会い、つながり。一期一会に込められた思いを、ご縁をつなぐ七宝柄ボトルの奏で。そのご縁が続くことを願う“梅結び”を梅酒で表現しました。次世代の飲み人がカクテルを通してご縁に巡り合い、素晴らしい未来になることを願って。創作にあたっては、ストーリーと自分らしさをどれだけ表現できるかを大切にしています。
競技終了後にはアフターパーティーも開催、
歴代アワード受賞者も集う
エキシビション終了後は、ANAインターコンチネンタルホテル「プロミネンス」に会場を移し、アフターパーティーを開催。大会出場者や審査員をはじめ、応援に駆けつけた同僚やご家族など200名近くが参加した会場では、今回のカクテル アワード受賞作「梅雅」が振舞われ、盛大に乾杯が行われました。また、歴代のカクテル アワード受賞者の方々も登場し、この日のために考えられたオリジナルのカクテルをご本人の手で振舞っていただきました。歴代のアワード受賞者が作られた様々なカクテルを一度に楽しむことができる、またとない機会。カウンターには大勢の人が集まり、カクテルを囲んで「おいしい!」「楽しい!」と笑顔の輪が広がっていました。
30周年に向け、
更なる革新を目指して
こうして、大盛況のうちに閉幕した「サントリー ザ・カクテルアワード 2023」。12名のファイナリストをはじめ、ご参加・ご協力いただいた全国の皆様とともに創出した「次世代の飲み人に届けたいカクテル」が、カクテル文化に新しい彩りを添えていくことを願っています。そして、サントリー ザ・カクテルアワードは来年30周年へ――。積み重ねてきた歴史とともに新しい時代の流れを見据え、更なる革新を目指して参ります。
閉じる
サントリー ザ・カクテルアワード 2024
当日レポート公開
この度は、サントリー ザ・カクテルアワード 2024への
多数のご応募ありがとうございました。

11/22(金)に行われたファイナルの詳細レポート
をお届けいたします。

下記より、当日の様子をご覧ください。