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2019 WINNER

COCKTAIL

春夢
シュンム
RECIPE
  • ジャパニーズクラフトウオツカ HAKU(白) 20ml
  • サントリーリキュール ジャポネ〈桜〉 10ml
  • ジャパニーズクラフトリキュール 奏 Kanade〈白桃〉 10ml
  • サントリー わつなぎ 生姜 10ml
  • フレッシュレモンジュース 10ml
  1. 1. シェークして、カクテルグラスに注ぐ
  2. 2. レッド・チェリー、大根、レモンの皮、穂紫蘇、干しぶどうの枝、南天の葉を飾る

BARTENDER

吉川(土屋) 明日香 さん
Asuka Yoshikawa (Hijiya)
Salon de Ric's(岡山県)勤務
正直、まだ実感が湧いていません。このような素晴らしい大会に出場できた喜びに加え、栄誉ある賞の受賞は身に余る光栄です。「舞台を楽しんで」というお客さまの言葉を励みに、いつも通りに“おいしいカクテルを作ろう”という気持ちで競技に臨みました。日本の春を象徴する「桜」をコンセプトに、満開の桜が散りゆく儚さや美しさ、その情景を愛でる日本人の文化と心を表現したいと思い、『春夢』を創作いたしました。「カクテル アワード」という賞、そして歴代受賞者の先輩方に恥じぬよう、この仕事に真摯に向き合い、精進していきたいと思います。

EVENT REPORT

美しき技と感性の競演。
1杯のカクテルに込められた
「日本」と「世界」とは
プロバーテンダーが、最高峰の栄誉「カクテル アワード 2019」をかけて、自身が考案したオリジナルカクテルを創作し、その卓越した技と感性を競い合う日本最大級のカクテルコンペティション「2019 サントリー ザ・カクテルアワード」。今年も全国から多数の応募作品がエントリーされ、厳正なる事前審査(1stステージ:書類審査、2ndステージ:試作審査)を経て、最終選考会(ファイナル)が10月3日、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」(東京都港区)で開催されました。本年度より新設された募集部門『ジャパニーズカクテル部門』『インターナショナルカクテル部門』には各6作品がノミネート。日本と世界に想いを馳せた珠玉のカクテルとともに、12名のバーテンダーが決戦の舞台に集結しました。
待ち侘びた春と桜を愛でる、
“和の心”が生んだ幻想的なカクテル
「カクテル アワード 2019は ――」。観客と報道陣が見守る中、その名前を呼ばれたのは、ジャパニーズカクテル部門『春夢(シュンム)』を創作した土屋明日香さん(岡山県 Salon de Ric’s 勤務)。歓声と拍手に包まれながら登壇した土屋さんは「正直、実感が湧きません…」と喜びを語るとともに、来場客と運営スタッフへの感謝を伝えました。『春夢』は、満開の桜が散りゆく幻想的で儚い、春の夜の夢のような情景をグラスに込めたカクテル。「海外のお客さまにも良い旅のお手伝いをさせていただけたら」と語り、ゲスト審査員を務めた雑誌「Pen」(株式会社CCCメディアハウス)の安藤 貴之編集長は、「HAKU(白)の良さを、うまく引き出しているところが大きなポイントでした」と絶賛。待ちわびた季節を迎える喜びや、花を愛でる日本人の心が表現された『春夢』が、今年度の最高峰に輝きました。
ステージで披露された12作品を試飲!
カクテルが彩る、華やかな会場は大盛況に
競技終了後は、会場を移して歓談タイムに。多くの来場客で賑わう場内では、今年度の課題製品をはじめ、4月に全国で新発売(数量限定)された「SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao(アオ)」など、話題のスピリッツやリキュールを使って、歴代のカクテル アワード受賞者たちが考案した新作カクテルが振舞われました。そして、もっとも盛り上がりを見せたのは、先ほどのステージで披露されたばかりの12作品が試飲できる「出場作品試飲コーナー」です。ファイナリストたちが目の前で創作する“作りたて”のカクテルを求めて、カウンターには大勢の人が。応援に駆けつけた同僚や家族との談笑や写真撮影など、競技を終えた選手たちは、和やかなひと時を過ごしているようでした。
今回、初めてカクテルアワードを観戦されたという来場客の方からは、「すごくおいしいです!」「せっかくだから、全部飲んでみたいです」と、その味わいに酔いしれた感想や、「選手の皆さんは、すごく課題製品の特長を勉強されているなと感心していました」という感嘆の声も。出場作品をシェアしながら、思い思いにカクテルの魅力を堪能されていました。
溢れる感謝。健闘したバーテンダーたちの
真摯な想いが光る表彰式
最終選考会で選ばれるのは、最高峰を称える「カクテル アワード」のほか、各部門の「最優秀賞」「優秀賞」です。カクテルへの情熱や闘志、緊張感に満ちたファイナルステージ。その後に迎える授賞式もまた、バーテンダーたちのさまざまな想いが交錯します。頂点を掴んだ喜び、一歩届かずの口惜しさ、受賞への安堵、同志への称賛。訪れたその瞬間、一つまたひとつと発表されるたび、歓声とともに受賞者の目には涙が輝き、それぞれの想いを静かに噛みしめている姿が印象的でした。支えてくれた仲間や家族への感謝。闘いを終えた選手の皆さんは、そんな真摯で純粋な想いを聞かせてくれました。
日本を愛する心、日本人の美意識が生んだ、
世界を魅了する美しいカクテルが咲き誇る!
祝福に包まれた会場では、土屋さんによるエキシビションが披露されました。ステージで見せた土屋さんの表情は、凛々しくも柔らかな笑顔でした。改めて『春夢』を試飲した安藤編集長は、「おいしいですね。(競技で)初めて飲んだ時に、“カクテルすぎないカクテルであり、カクテルらしいカクテル”と感じました」とコメント。司会進行役を務めた女優のボダン・クララさんも、「エレガントで爽やかな味わい。デコレーションの紫蘇の実もすごく香り高くて、素晴らしいですね!」と絶賛し、「せっかくだから食べませんか?」と、突然の振りに戸惑う安藤編集長とデコレーションを食べ、観客の笑いを誘う一幕も。終始、温かな雰囲気で最終選考会は閉幕しました。

日本人が想いを馳せる「日本の魅力」。海外からの来訪客のために尽くす「おもてなしの心」。BARを訪れる人、旅する人を潤す美しい桜のカクテルが、「カクテル アワード 2019」の栄光とともに、満開に咲き誇りました。