チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

ラクレット

Raclette

2013年02月

熱々のラクレットをバゲットにたっぷりとのせて、茹でたじゃがいもや野菜にとろ~りとのせたり、お好みで黒胡椒をふりかけてもおいしくお楽しみいただけます。そして、うれしいお手頃価格、ふんだんに贅沢にチーズを使って、簡単にできる"山のご馳走"をぜひお試しください。
スイスで生まれた「ラクレット」は、アルプスを挟んだフランスにも広がり、同様に食べられるようになっていきました。スイスのものに比べると、味わいはやや優しく柔らかな印象ですが、ミルクの甘みとナッツのようなコクはたっぷり感じられます。

ラクレット

とろ~りハイジのチーズと芳醇なシャルドネで身も心も温めて

「今夜はお鍋にしない?」
寒い日はふとこんなセリフが出てくるもの。家族や仲間と囲むお鍋は、凍えた体を温め、心までぽかぽかにしてくれますよね。国は変われどスイスやフランスにも、日本のお鍋のような位置付けのお料理が存在します。それが今回ご紹介する「ラクレット」、別名「ハイジのチーズ」です。名作「アルプスの少女ハイジ」の中で、おじいさんが山小屋の暖炉でチーズを炙り、とろ~り溶けた表面を削ってハイジの黒パンにかけてあげている、あのチーズです。

「ラクレット」の発祥はスイス南部、マッターホルンを始めアルプスの名峰を有するヴァレ州。あるワイン醸造家が寒い冬の日、半分にカットしたチーズを火にかざして溶かし、友人たちに振る舞ったのが始まりだと言われています。溶けたチーズをナイフで「削り取る」意味の「ラクレ」から、「ラクレット」という料理名になり、ラクレット用のチーズも「ラクレット」と呼ばれるようになりました。料理と言っても用意するのは「ラクレット」に茹でたジャガイモ、パン、そしてシャルキュトリー(ハム、サラミ類)だけ。とろとろに溶かした「ラクレット」をジャガイモにかけて熱々を頬張りワインをゴクリ。まさに山のご馳走です。その美味しさと手軽さ、そして寒い中ラクレットグリル(「ラクレット」を溶かす専用の機械)をワイワイ囲む楽しさが、スイスのみならず近隣諸国でも冬の大定番として親しまれている理由でしょう。

このチーズに合うワイン

今回ご紹介するラクレットはスイスと国境を接するフランス フランシュ=コンテ産のもの。スイスのものに比べると味わいは優しくまろやかで、ミルクの甘みがたっぷりと感じられます。 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:犬田ゆり
東京都港区愛宕1‐5‐3 愛宕ASビル
Tel:03‐5776‐7722 Web:www.fermier.co.jp

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