チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

ピエール ロベール

Pierre Robert

2012年11月

ビロードのような上質の白カビに覆われたこのチーズは、無殺菌乳にクリームを添加して造られたトリプルクリーム。ナイフを入れた瞬間にそのとろける様な濃厚さがナイフを通して伝わってきます。名前の由来は、創作者であるロベール=ルーゼェル氏とその友人ピエール氏に因み二人の名前を合わせたもの。シャンパーニュなどのスパークリングワインとも楽しめます。

ピエール ロベール

新酒ボジョレー ヌーヴォーと白カビチーズの華やかな時を演出するマリアージュ

実りの秋を迎え、各地で今年の作柄情報がリリースされる時期になりました。
フランスのボジョレー ヌーヴォーは日本ではすっかり定着しましたね。ボジョレー ヌーヴォー解禁の時期が近づいてくると私は心が弾みます。

今回のテイスティング会では11月15日(木)解禁のボジョレー ヌーヴォーの中でも、ボジョレーの帝王と呼ばれるジョルジュ デュブッフのヌーヴォーに合うチーズを選んでみました。試したワインはボジョレーの2011年。今年のヌーヴォーは解禁日までお預けですので、出来を想像しながらのマリアージュとなりました。

「ボジョレーの果実味に合わせた白カビチーズはいかがでしょう?」
「優しい風味だけでなく少しコクもあった方がいいのでは。」
「それなら果実味の風味を活かしてくれる良質なミルクで製造されているチーズがいいのではないでしょうか。」
などと意見が出る中、白羽の矢が立ったのが「ピエール ロベール」。

フランスのパリの東側に広がるブリーチーズの産地 イル・ド・フランス圏 セーヌ・エ・マルヌ県で造られる白カビチーズです。
原料乳の牛のミルクに生クリームを添加して製造します。タイプでいうとトリプルクリームといわれる固形分中乳脂肪分75%のチーズです。生クリームが添加されているため、発酵バターやクロテッドクリームのような風味が感じられます。また、生クリーム添加型のチーズが低温殺菌したミルクで造られることが多い中、この「ピエール ロベール」は無殺菌乳で造られるため、生ミルクの良さであるコクがしっかりと感じられます。
500gほどの円盤型で、まるでビロードのような真っ白な白カビに覆われています。白カビの皮の部分からは白いマッシュルームのような、きのこの香りが心地よく感じられます。カットすると断面はまるでレアチーズケーキのようになめらかです。

このチーズに合うワイン

今回のワインであるボジョレー ヌーヴォーはブルゴーニュ地方ボジョレー地区で造られる新酒で、毎年11月の第3木曜日に解禁となります。ガメ種で造られ、ボジョレーと名乗れる新酒としては赤とロゼが認められている地域です。その中でも作り手の醸造家ジョルジュ デュブッフは非常に品質の高いボジョレーの作り手として知られ、ボジョレーの帝王にふさわしい存在なのです。 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:村瀬美幸
東京都港区愛宕1‐5‐3 愛宕ASビル
Tel:03‐5776‐7722 Web:www.fermier.co.jp

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