このチーズに合うワイン

今回のワインであるボジョレー ヌーヴォーはブルゴーニュ地方ボジョレー地区で造られる新酒で、毎年11月の第3木曜日に解禁となります。ガメ種で造られ、ボジョレーと名乗れる新酒としては赤とロゼが認められている地域です。その中でも作り手の醸造家ジョルジュ デュブッフは非常に品質の高いボジョレーの作り手として知られ、ボジョレーの帝王にふさわしい存在なのです。

さて、気になるのは今年の出来です。現地からのリポートによると、今年は年初より変わりやすい天候だったため、収穫量が例年に比べ大幅な減少が見込まれていたとのことでした。しかし、長年信頼関係にある契約農家の協力により、優れた品質のブドウを確保できたようです。最初のキュベの搾りたてのジュースは赤い果実系の色合いや味わいが感じられたそうです。今年もおいしいボジョレー ヌーヴォーを届けてくれそうです。

「ピエール ロベール」と合わせると、ボジョレー ヌーヴォー特有のフレッシュで赤いベリー系の味わいがより際立ってきます。さらにワインの果実味により、「ピエール ロベール」の上質なクリームの風味や口どけ感が増し心地よい余韻に変化していきます。

テイスティング会のメンバーからも
「ワインとチーズを合わせると、ワインに複雑味がプラスされ深い味わいに変化し、さらに美味しく楽しめそうだ。」との声があがりました。

もう1つのおすすめワインは「ジョルジュ デュブッフ マコン・ヴィラージュ ヌーヴォー」です。
「2つを合わせると、特に外皮の白カビ部分の風味が心地よく溶け込んでいくようだね。」
「チーズのテクスチャーがバターのようになめらかで、ワインと合わせるとチーズのバタークリームのような風味が長く残って心地よい。」
「そうですね。チーズのクリーミーさが、マコン・ヴィラージュ ヌーヴォーを引き立てていくので、もう一口、もう1杯と進みそう。」
などの声があがりました。

この「ジョルジュ デュブッフ マコン・ヴィラージュ ヌーヴォー」は、ブルゴーニュ地方のボジョレー地区より少し北側に位置するマコネー地区で造られる白の新酒です。シャルドネ種から造られ、まろやかで果実味豊かながら爽やかな味わいが持ち味です。「ボジョレー ヌーヴォー」と共に楽しみたい新酒の1つに加えてはいかがでしょう。

醸造家ジョルジュ デュブッフは、「大切な大地と太陽の恵みであるブドウを年に一度ワインにできる歓びを心から感じ、ワインを通じて、その歓びをたくさんの人々と分かち合いたい」という思いをこめてワインをつくっています。

11月の第3木曜日、世界中の、どこよりもいち早く楽しめる日本で、今年もお祭り気分で、ワイン仲間と一緒に楽しみたいですね。ぜひ今年のジョルジュ デュブッフの新酒「ボジョレー ヌーヴォー」や「マコン・ヴィラージュ ヌーヴォー」のお供には「ピエール ロベール」でお楽しみください。

1st

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2012

ジョルジュ デュブッフ
ボジョレー ヌーヴォー 2012

フランス
ぶどう品種 ガメ

フレッシュでいきいきとした味わいが愉しめるスタンダードなヌーヴォーです。ジョルジュ デュブッフのボジョレー ヌーヴォーの代表的存在。毎年ラベルデザインが変わり、コレクションとして愉しみにしていただいている方も多くいらっしゃいます。今年のラベルは、ジョルジュ デュブッフのシンボルである花をモチーフに明るく愉しいイメージでデザイン。そこに、ブドウ畑に降り注ぐ太陽を思わせる金色をあしらいました。

2nd

 

ジョルジュ デュブッフ
マコン・ヴィラージュ ヌーヴォー 2012

フランス
ぶどう品種 シャルドネ

マコネー地区はボジョレー地区の北に隣接するブドウの産地。醸造家ジョルジュ デュブッフの生まれ故郷でもあります。この地区のシャルドネ種だけでつくる白のヌーヴォーは、果実味あふれる爽やかな辛口に仕上がります。キリッと冷やすと、フレッシュな味わいがよりいっそう引き立ちます。