3つのミルクが出会って生まれた「ロビオラ トレ ラッティ」とロゼワインの春色マリアージュ
春の暖かさが心地良い、こんな時期にはイタリア ピエモンテ州で伝統的につくられる小ぶりのチーズ「ロビオラ」がおすすめです。
「ロビオラ」の大きさは直径10cm程の円盤型で重さは300g程あります。しわが寄った外皮に覆われており、熟成が進むにつれてクリーム色の表皮は赤みを帯びていきます。ローマ時代に赤いことを「ルベール」または「ルベオラ」と呼んでいたことから転じて、「ロビオラ」と呼ばれるようになったそうです。「ロビオラ」は、ピエモンテ州アスティ県の丘陵地でつくられています。この地では伝統的にロッカヴェラーノ種の山羊を飼い、山羊乳100%でつくる「ロビオラ」もありますが、今回は3種の乳(山羊、羊、牛)からつくられた「ロビオラ トレ ラッティ」をご紹介します。
「ロビオラ トレ ラッティ」は、山羊乳の爽やかな風味だけでなく、羊乳によるコクと厚みが強く感じられます。また、牛乳を混ぜることにより、3種の乳がバランス良く調和します。ミルクの割合は、季節によって若干変えるこだわりよう。放牧の始まる春から夏にかけてはミルクの質がよいため、3種の乳をつかった「ロビオラ」もおいしい季節を迎えるのです。