2度3度楽しめる「プティ・アグール」とワインのマリアージュ
山の木々の葉も赤や黄色に色づく紅葉の季節を迎えました。日が短くなり、朝夕ひんやりとした季節には、「プティ・アグール」がおすすめです。
「プティ・アグール」は、フランスとスペインの国境沿いにあるピレネー山脈バスク地方が原産の羊のミルクから造られる圧搾タイプのチーズです。このピレネー山脈では古くから羊飼いたちがチーズ造りをしてきました。羊のミルクは、牛乳に比べて非常に濃く、たんぱく質や脂肪が多いので、チーズにするとコクのあるチーズになります。
バスク地方では伝統的な羊乳製の圧搾チーズとして、2~3kgまたは4~5kgの円盤型の「オッソー・イラティ・ブルビ・ピレネー」が有名ですが、「プティ・アグール」は、「アグール社の小さなチーズ」という意味であり、小ぶりで700g程の大きさです。