夏におすすめ!デリス・ド・ポマール 粒マスタードとブルゴーニュ産 白ワインの歓喜のマリアージュ
暑い日が続く夏には爽やかに召し上がっていただけるチーズがおすすめです。
今回ご紹介するチーズは「デリス・ド・ポマール 粒マスタード」。フランスワインの銘醸地として知られるブルゴーニュ地方産のフレッシュなクリームチーズに、粒マスタードがまぶされたチーズです。ブルゴーニュ地方ボーヌ村でチーズ屋とチーズ製造を営んでいるアラン・エス氏が18年ほど前に考案しました。
アラン・エス氏は、このチーズを造るにあたり、ブリア・サヴァランという口当たりなめらかで、チーズケーキのようなクリームチーズを参考にしました。そして、牛乳に生クリームを加えて造る新しいスタイルのクリームチーズと、伝統的な地元ブルゴーニュ名産のマスタードを合わせてチーズをつくってみようと思ったそうです。チーズの名前にもなっているポマールとは、ボーヌ村の南に位置し、当時アラン・エス氏の工場があった村名です。また、デリスとは「歓喜」の意。つまり「ポマール村の喜び」という名前のチーズです。
直径は約8cm、重さは100g程の地球儀のような形をした丸いチーズは、生クリームが添加されたトリプルクリームチーズです。ボール状のチーズの表面はびっしりと地元ディジョン産の粒マスタードで覆われています。粒マスタード入り以外にも、カシスの芽入り、パン・デピス入りがあり、最近ではトリュフ入りも製造されています。
比較的新しいこのチーズは、フランス パリで毎年行われる農業祭でも高い評価を得ています。2006年には銀賞、2007年には金賞を受賞しました。今ではヨーロッパはじめ、アメリカ、日本と世界中に輸出されています。
口どけのよいクリーミィーなテクスチャー。ディジョン産の粒マスタードの粒々した食感がアクセントになっています。