春の訪れを伝えるペライユとボジョレーの帝王の生まれ故郷のワインとのマリアージュ
春の足音が聞こえる日を待ちわびる頃となりましたね。寒さをものともせず、某チーズ専門店に集結したのはチーズとワインのプロ集団。今年も皆様に素敵なチーズとワインのマリアージュをご紹介したいという一心で"マリアージュ会"がスタートしました。
冬が終わりを迎える頃に、チーズのプロから皆様にお勧めしたいチーズは「ペライユ」です。羊のミルクで作られるこのチーズはフランス南部、アヴェロン県で誕生しました。アヴェロン県は羊の飼育が盛んで、フランス最古のチーズのひとつと言われているロックフォールの産地です。ロックフォールの製造の傍らで細々と作られてきたのが始まりの「ペライユ」も、今ではチーズファンに春の訪れを伝えるチーズとして知られています。羊乳製としては珍しいソフトタイプで、愛らしい手のひらサイズと、とろりとした柔らかい食感。製造約8~10日後には食べられますが、更に熟成させるとスプーンですくえる位クリーミーな食感を楽しめます。