今年最後を締めくくるマリアージュは?
今年最後のカレンダーもいつの間にか終わりに近づき、去り行く今年一年への思い出をめぐらせるのも束の間。新年の準備に気ぜわしい日々が続きますね。それでも新年に向けて街並みが彩られていく様子は一年で一番日本らしい雰囲気に包まれる時期かもしれません。
さて、今年を締めくくるチーズは日本のチーズ「バッカス」です。
「バッカス」は、長野県・野麦峠の麓、標高1,400~1,800mに広がる清水牧場で造られています。北アルプスを望む雄大な自然の中で育ったブラウンスイスという牛から乳を搾り造られたチーズが「バッカス」です。この品種の牛は日本では希少品種といわれており、取れる乳の量もわずか。その乳を使い、10ヶ月以上長期熟成させた硬質タイプのチーズで1ホール=8kgもある大きなものです。中身は淡黄色で引き締まり、味わいはナッツを思わせる香ばしさと広がる優しいミルクの甘みと旨味が感じられるチーズです。