2010年10月

かの有名なフランスの美食家の名を冠した「ブリヤ サヴァラン」の熟成タイプです。うっすらと自然の表皮を纏う中の生地はとても柔らかくなめらか。ほのかな酸味があり、クリームを添加して造られるため大変リッチな味わいです。
ナッツやドライフルーツが入ったパンや、お料理ならサーモンや牡蠣などの魚貝の燻製、ローストチキン等にそえていただくのがおすすめです。ワインはシャンパーニュなどのスパークリングワインや同郷のシャブリ、ブルゴーニュの赤ワインを合わせてお楽しみ下さい。

フレッシュなワインと美食家チーズのマリアージュ

この時期「ボジョレー ヌーヴォー予約承り！！」のお知らせを目にすると、解禁日を指折り数える日々が始まります。旬を愛でることを大切にする日本人にとって、ボジョレー ヌーヴォーの解禁日はすっかり外せない秋の一大イベントになりました。
2010年のボジョレー ヌーヴォーの解禁日は11月18日。今回はボジョレー ヌーヴォーに是非合わせていただきたいチーズ「ブリヤ サヴァラン アフィネ」をご紹介いたします。

「ブリヤ サヴァラン」と聞いて「どこかで聞いたことがあるな」と思った方もいると思います。このチーズは19世紀のフランスの有名な美食家であったブリヤ サヴァラン氏にちなんで名づけられたフレッシュタイプのチーズで、その中でも今回は少し珍しい「熟成もの＝アフィネ」のブリヤ サヴァランにスポットを当ててみました。

「ブリヤ サヴァラン アフィネ」はフレッシュタイプの約3分の1という小ぶりなサイズで、熟成するにつれてチーズの表面にはうっすらと自然の表皮をまとっていきます。味わいも酸味が穏やかになる反面、コクが増します。バターを思わせる滑らかで濃厚な味わいも特徴のひとつです。